2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳で、いずれも過去最高を更新。前年からの延びは男性0.11歳、女性0.13歳で、男性は初めて81歳を超えた。
平均寿命は、その年に生まれた0歳の子どもが平均してあと何年生きられるかを示した指標。各年齢における死亡率が今後も変わらないと仮定して算出するもので、戦後間もない1947年(男性50.06歳、女性53.96歳)から、ほほ右肩上がりで延び続けている。男性が6年連続、女性が5年連続で過去最高を更新。厚生労働省は「3大死因である、がん、心疾患、脳血管疾患による死亡率の低下傾向が、平均寿命の延びに貢献している」と分析している。
2017年生まれの日本人で、75歳まで生きる人の割合は男性75.3%・女性88.1%。90歳まで生きる人の割合は男性25.8%・女性50.2%といずれも過去最高となり、女性の割合は初めて5割を超えた。
主な国・地域との比較では、女性は香港に次ぐ2位、男性は香港、スイスに続く3位。前年は男女とも2位だった。