厚生労働省は、今年9月30日時点の介護医療院の開設状況を発表。それによると、I型、II型、I型・II型混合の介護医療院数は63施設、4,583床。前回の調査(6月30日時点)よりも42施設、3,183床増加したことが分かった。療養床数の内訳はI型が2,524床、II型が2,059床で、いずれも1,000床以上の大幅な増加となった。
転換元の施設数(病床数)で最も多かったのは、介護療養病床(病院)の32件(2,549床)、次いで介護療養型老人保健施設の20件(1,382床)、2018年度診療報酬改定後の療養病棟入院料1または2を算定している医療療養病床が12件(383床)、18年度改定後の診療報酬の経過措置が適応されている医療療養病床が5件と続いた。
都道府県別集計で、療養床数が多いのは、広島県492床、北海道440床、山口県369床、富山県317床、静岡県282件など。今回の調査で介護医療院の開設がなかったのは東京都、京都府、神奈川県、新潟県など19都府県だった。