今年の夏は、節電の夏。エアコンを我慢して、開けた窓や玄関から入る風で、暑さを乗り切ろうとしている方も多いのではないでしょうか。この時期、旅行で家を空ける機会も増えてきます。そんな時こそ、ふだんの防犯対策を見直す良い機会。「わが家はオートロックだから大丈夫」なんて安心していませんか。では、最近の侵入窃盗がどのようなものか実態を見てみましょう。
2011年は、全国で約2万件 もの侵入窃盗があり、そのうち約6割が一戸建住宅・共同住宅での被害でした。ところで泥棒が入るのは、家に人がいない時が多いだろう、と思われそうですが、住居における侵入窃盗のデータを見てみると…一番多いのは「空き巣」ですが、実は約1/3が寝ている時の「忍込み(しのびこみ)」と在宅時の「居空き(いあき)」なのです。家に人がいるから安心という思い込みは禁物ですね。
侵入盗は、どんな手段で家に入るのでしょうか。TVドラマの犯人だったら玄関ドアをピッキングする絵が浮かんできますが現実は?と言うと…、鍵をかけていない「無締り」と、窓などの「ガラス破り」が多数を占めていました!「ちょっと、そこまでだから」と玄関の鍵をかけずに出かけたりすると、その隙を狙われるかも!?在宅時の被害も多いことを考えると、昼間暑いから、夜寝苦しいからと窓の鍵をかけずに開けっ放しにするのは危険が伴うことをくれぐれもお忘れなきように。
家にいる時も外出時も必ず鍵をかけることと同時に、玄関ドアや窓に補助錠を付けるなど防犯グッズの活用もおすすめです。一人暮らしの方も家族とお住まいの方も、今の防犯対策で大丈夫か、いちど見直してみてくださいね。
ドアスキッパー
防犯に配慮しながら風だけを招くドアスキッパー。チェーンはきちんと掛けたまま玄関のドアにすき間をキープ。強力マグネットで簡単に、しっかり固定できるストッパーは、使わない時はたためます。
カラフル人感センサー
人が近づくとオン、離れるとオフで電気のムダなく防犯も!暗闇で人が近づくと自動点灯、離れると自動で消灯。玄関の防犯以外にも、寝室や廊下、クローゼット内にも。角度調節自在です。設置場所を選ばない電池式。
自転車カゴカバー
丸カゴ、角カゴどちらにも使える自転車カゴカバーは、ひったくりなどの防犯対策としても使えて便利。ファスナーがハンドル側に付いているので、前かご用は荷物の出し入れもしやすい仕様です。撥水加工で雨やホコリから大切な荷物を守ります。かわいいドット柄だから、古くなったカゴのリメイクにもおすすめ。
日常生活の中では、女性やお子様の性犯罪被害防止にも気をつけてください。女性に対する強制わいせつは、10歳代、20歳代の方の被害が大半で、次いで10歳未満の子どもや30歳代の女性の被害が多いのが現状です。被害が起きやすいのは道路上が約半数ですが、共同住宅での被害も多いのでご注意を!
では、性犯罪の被害に遭わないために日常生活で何をすればいいのか、大阪府警生活安全部のご担当者にお話を伺いました。
帰宅時の防犯対策
- 【対策1】 後ろを振り向く
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家に帰った時に注意することは?
大阪府警
まず、玄関やエントランスに入る時に、後ろを振り向いて不審者が周りにいないか確認してください。
被害の状況を見てみると、後ろから襲われるケースが大半なんです。廊下や階段を歩く時も同じです。オートロックの解除や集合ポストの郵便物に気を取られて後ろから襲われるケースもあります。それから、玄関ドアの鍵を開ける前にも振り返って確認を。犯人からすれば死角となる後ろから狙うのが、やはり狙いやすいですから。不審者を見かけたら、すぐに110番を! - 【対策2】 エレベーターでは背中を向けない
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エレベーターで人と同乗する時は?
大阪府警
エレベーターでは、同乗者に背中を向けないようにして、操作盤の近くに立ちましょう。何かあった時は非常ボタンなどをすぐに押すとともに、各階ボタンを手当たり次第に押して最初に止まった階で降りて逃げることもできます。同乗者に背中を見せず、エレベーター内に目を配るなどすることで、警戒しているというアピールにもなります。
自宅の防犯対策
- 【対策1】 女性の一人暮らしとわからないようにする
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家で気をつけることは?
大阪府警
表札や郵便受けの表示は、苗字だけにしておきましょう。カーテンは花柄や可愛いキャラクターものにしない。洗濯物に男性ものも混ぜて干したり、玄関に男性の靴を並べるのもいいですね。
- 【対策2】 訪問者が来ても玄関ドアをすぐ開けない
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玄関のチャイムが鳴った時は?
大阪府警
玄関ドアを開く前に必ず、訪問者の確認を!宅配便なら、インターホン越しやドアチェーン越しに、送り状に書いてある送り主やあて先を確認する。それから、保護者の方にお願いしているんですが、お子様だけで留守番する時には「すぐにドアを開けない」「知らない人が来たらドア越しに“家の人はいません”と言って帰ってもらう」「迷う時はドアを開ける前にお父さんやお母さんに電話していらっしゃい」などの対策を教えてあげてください。家の中に女性が一人きり、子どもさんだけの時は要注意です!犯人はそういったことをよく見ています。
強制わいせつの被害が発生した共同住宅の現場を見てみると、建物の外から見通しが利かない、死角が多いという共通点があったそうです。確かに、マンションの共用廊下の腰壁は建物の外からの視線をさえぎって死角を作る一方で、住む人のプライバシーを守る役目も果たしています。また、密室になるエレベーターも、高層マンションには不可欠です。防犯か、プライバシーか、高層階の眺望か、ご入居者が何を重視するかによりますが、大阪府警からは「住む家を選ぶなら、防犯面にもぜひ目を向けてほしい」「防犯モデルマンション制度※などのある地域では、その認定を受けているか、ということも指針になる」などのアドバイスをいただきました。皆さん、どうかお気をつけください。
※防犯モデルマンション登録制度:
都道府県の防犯協会連合会等が、防犯上犯罪に遭いにくい構造、設備について一定の基準を満たしていると認められるマンションを認定し、登録する制度。「防犯優良マンション制度」と称している府県もあります。
賃貸住宅を探す時、女性にとって「セキュリティ」は優先順位が高い条件です。
ダイワハウスの入居者アンケートでも、家賃が上がっても防犯カメラやセキュリティシステムが欲しい、という声が聞かれました。そんなご要望にお応えしたのが、“女子向け賃貸住宅”「セジュールウィット-SW、セジュールオッツ-SW」です。高い防犯性に加え、“女子視点”で取り入れられた設備が魅力。
いったいどんな部屋なのか、見学に行ってまいりました!
フラミンゴピンクの玄関
玄関ドアを開けると早速、かわいいピンクの壁「アクセントクロス」が目に入ります。こんなおしゃれポイントが女性の気分を上げるんですよね。
全身ミラーのついたシューズボックスは収納力も充分。たっぷり靴が入れられそう。
大人女子の憧れ部屋
部屋には間接照明も付いていて、インテリア好きの心をくすぐります!こういう部屋に住む人を大人女子と言うんだなとつぶやきつつ、私が住人だったら…を妄想します。
ところで肝心の防犯対策は?なんとALSOKやセコムの「ホームセキュリティシステム」を標準搭載!家にいる時も外出してる時も、異常があったり非常ボタンを押すと、警備会社に信号が送信されて、警備員が駆けつけてくれるのです。不審者をチェックできる「録画機能付き?カラーTVインターホン」や、留守でも在宅のフリができる「タイマー付き照明」も標準仕様♪オプションの「バルコニー腰壁用?物干し金物」や「目隠し植栽」も、外から洗濯物や部屋の中が見えなくて安心できる。賃貸住宅なのに、持ち家のわが家より充実しています!案内してくれた担当者によると、見学に来た女性にとても評判がいいそうです。
今回訪れたのは賃貸住宅でしたが、ダイワハウスでは、戸建住宅やマンションでも防犯性能を高めた住まいをご提案しています。住まい選びの時に「防犯」をチェックポイントにしてみると、新しい発見があるかもしれませんね!
女性にとって「セキュリティ」は、お部屋選びの必須条件。
ダイワハウスは、防犯配慮型賃貸住宅の高い防犯性能に、女性が気持ちよく過ごせる心地良さをプラス。
収納スペースがたっぷりで、使い勝手のいいゆったり幅の洗面化粧台も魅力です。いつも安心して、そして、ずっとキレイな私でいられる、そんな理想のお部屋をお届けします。