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温泉付!宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。
その73 「 雪の中の新年 」
みなさま、明けましておめでとうございます。コロナの猛威が収まらない中、令和3年が静かに明けました。冬の季節を迎えてから、各地で被害を伴うほどの大雪が続いています。冬将軍が、2シーズン続けての暖冬を取り戻そうとしているかのようです。
何か行動を起こそうとするとき、必ずコロナ感染の危険性を考えながら動く、というのがここ1年ほどの私達の基本となりました。新年の初詣もしかり、分散初詣が推奨されています。私どももそれにならって、三が日も数日過ぎたころ、刈田嶺神社に初詣に行ってきました。刈田嶺神社は、いつものように変わらぬ姿で、温泉街のど真ん中にどーんと鎮座されています。
刈田嶺神社の参道は、派手さはないもののお正月の装いを施して、参詣に訪れる善男善女をお参りの場へと導きます。神社仏閣の境内に入ると、空気がキリッと切り替わるような気がするのは、いったいなぜなのでしょう。コロナ禍により、いつものお参りとはちょっと違ったところもありましたが、神前で静かに手を合わせ、いちばんにお願いしたことは、やはりコロナの収束。次に家族の健康でした。 この1年、世界中の人々が普通に暮らせることの幸せを実感したことと思います。
蔵王エコーラインの入り口に立つ、おなじみの大鳥居です。神社同様、どーんと雄大な構えで佇んでいます。大鳥居の鮮やかな赤と、純白の雪とのコントラストがなんとも美しいですね。お山は今日も雪模様らしく、大鳥居の後ろにそびえるはずの、蔵王の嶺々の姿は全く見えません。
この日の小雪の舞う天候は夜になってもやむことなくずっと続き、どんな様子かな、と外に出てみたところ、神秘的とも言えそうな銀世界がひろがっていました。
この光景を見たとき、ある短い詩が頭に浮かびました。三好達治の「雪」です。
太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降りつむ。 次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪降りつむ。
2行だけの短い詩ですが、深い背景が考えられる、奥深い内容の詩と言われています。その深い意味まで考えたわけではありませんが、雪が自らの白さ故にほんのりとした明るさを発する中で、とにかく静かに降り続く様が、この詩のイメージと重なりました。
さて、我が家の屋根に降りつむ雪を考えることもなく眠りにつき、翌日目覚めたその朝は、冬の太陽の光が降り注ぐ、素晴らしい快晴となりました。雪の華を咲かせた木々の上空には、どこまでも青い抜けるような空がひろがっています。世の中のしがらみを忘れさせてくれるような、素晴らしい大自然の懐に抱かれていることを実感する景色です。こんな朝は、そうそうあるものではありません。蔵王に住む者に時たま訪れる、自然界からの贈り物なのでしょう。静かに明けた雪の中の新年の行方を、この贈り物が明るい方向に導いてくれますように。
※刈田嶺神社:当リゾート地より約1.5km ※写真は令和3年1月撮影
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