猫との生活において、最も手間がかかるお世話といえば、
やはり「トイレ掃除」ではないでしょうか?
毎日繰り返される排泄→掃除ループの中で、時には愛猫の独特な排泄スタイルや、
トイレ前後の珍行動を目撃することもあるでしょう。
今回はそんな猫のトイレにまつわるあるあるエピソードを、
人気の猫マンガ家・卵山玉子先生に描いていただきました!
先生と愛猫たちとの暮らしにまつわるインタビューとあわせてお楽しみください。
Profile
マンガ家
卵山玉子先生
猫好きのマンガ家。トンちゃん、シノさん、保護団体からの預かり猫たねお、夫とで暮らしている。猫の身体でいちばん好きな部位はおしり。著作に『うちの猫がまた変なことしてる。』(KADOKAWA)他
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謎ルールや珍行動…飼い主同士で盛り上がる猫のトイレあるある
ーーー卵山先生の作品の中でも、猫のトイレにまつわるお話は多いですね。
卵山先生「うちはリビングにも猫トイレを置いている&私がリビングで仕事をするので、トイレシーンをよく目にするからかもしれません。そもそもリビングでう○こしちゃうとか、人間で考えたらとんでもないことしてますよね。わが家では猫3匹に対してトイレを4個置いていますが、それぞれになんとなくお気に入りトイレがある気がします」
ーーー先生はSNSで日々猫マンガを発信されているので、読者からのコメントなどで他のお宅でのあるある話を知る機会も多そうです。
卵山先生「トイレハイはけっこう「うちの猫もやります!」とコメントいただきますね。「ウ○コハイ」「ウ○コダッシュ」などとも呼ばれているようです。猫によってトイレの作法が違ったり独特のこだわりがあったりするので、そういうお話を聞くのも楽しいです」
猫のトイレ環境を整えるのは健康面でも大事な要素
ーーー多くの猫にあてはまるあるあるがある一方で、わが家の猫特有のトイレ事情というのもあると思います。先生のお宅ではどうですか?
卵山先生「たぶん多頭飼いあるあるで、ボス猫はう○こを埋めないことが多いです。それを後輩が「くさいくさい」と埋めに来ます。あと、うちには膀胱炎になりやすい猫がいて尿検査のためにおしっこを採取する必要があったんですけど、けっこう苦戦しました。ティッシュペーパーで吸収しようと思ってトイレ内に入れておいたら「ゴミ入ってますよ…」って顔して、トイレそのものを使わないし。おたまやスポンジ付きの棒を使って採尿しようとしても警戒しておしっこを中断してしまったり」
ーーーおたまで採尿するのは猫が嫌がってこぼれそうだし、大変な作業ですね。
卵山先生「あまり気にせず採らせてくれる猫もいるみたいですが、うちの猫は嫌がってしまうタイプでした。採る側のテクニックも関係してるかも…。おしっこを中断してしまったら逆に体に悪いので、システムトイレのペットシーツを外しておしっこを溜める方法に落ち着きました。猫にストレスなく採尿できて、採尿の必要がないときは水洗で流しておいてくれる猫トイレは便利だろうなと思います」
まとめ
笑いあり、苦労ありの猫のトイレ事情…。猫ちゃんの健康を守るため、そして人と猫とが快適に暮らしていくために、住まいには心地いいトイレ環境を用意してあげたいものですね。