1日の約3分の1を過ごす寝室は、いつも清潔に快適な環境を保ちたいもの。
こまめな掃除を習慣にして、毎日気持ちよく眠りましょう。
●床掃除はタイミングよく
朝起きてすぐ、また外出先から戻ってすぐなど、ホコリが床に落ちているタイミングで掃除をするとより効果的。フローリングの場合、寝室にフロアモップを常備しておけば便利です。
●すっきり片付けてホコリをためにくい環境に
衣類を出しっ放しにしたり、ベッドサイドに本や小物類を置いていると、掃除がしにくく、ホコリがたまりやすくなります。なるべく物は外に出さないようにし、すっきり片付けておきましょう。
●寝具も清潔に
ふとんは汗などの湿気が染み込むので、天気の良い日の10時~14時ぐらいの間に干しましょう。カバーやシーツはこまめに洗濯を。
●換気して湿気を逃がす
毎朝、窓を開けて換気をし、湿気を追い出しましょう。ただし、花粉飛散シーズンは早朝や夜の飛散量の少ない時間に。
主な汚れはホコリ
寝室はふとんや衣類などから多くのホコリが発生。また、外から服や髪に付着して花粉や土ボコリなども持ち込まれます。放置すると、頑固な汚れになるだけでなく、カビやダニの発生、アレルギーを引き起こす原因に。フローリングの場合は、毎朝起きてすぐや帰宅後のホコリが床に落ちているタイミングでフロアモップをかけておきましょう。
●ふだんのお手入れ
ホコリは、こびり付く前の軽くのっている状態なら簡単に取り除けます。掃除の手順は上から下へが基本です。
①ハンディモップなどで、照明、カーテンレール、壁、ベッドヘッドなど、上から下へぬぐいます。
②枕カバー、掛けふとんカバー、シーツを外して洗濯。
③フローリングはフロアモップをかけた後、掃除機をかけましょう。
ホコリがたまりやすい場所のお手入れ
●カーペット
ホコリを吸着しやすいカーペットは、掃除機を毛並みに逆らってかけることで、奥に詰まっているホコリやダニを吸いやすくなります。上から押さえつけるのではなく、ゆっくり動かすのがポイントです。
●窓まわり
寝室は湿気がたまりやすいので窓を開けて換気を。その際、窓まわりが汚れているとホコリが室内に入ります。網戸のホコリは、窓を閉めて外側からハンディモップでぬぐい取るか、網戸の外側に新聞紙を張り付け内側から掃除機で吸い取ります。カーテンもホコリを吸着しやすいので、年に2回程度は洗濯を。
●ベッドまわり
ベッドを時々動かして、下にたまったホコリを掃除しましょう。また、マットレスを外し、ベッドヘッドとの間にたまったホコリも掃除機で吸い取っておきましょう。
●エアコン
フィルターにホコリがたまっていたり、内部にカビが付着したまま運転すると、部屋中にまき散らすことになります。フィルターのお手入れはこまめに。イヤな臭いがしたときはカビが発生している可能性も。自動洗浄機能付きでも内部に汚れがたまることもあります。内部の掃除は専門業者に任せましょう。
寝具のお手入れ
羽毛ふとん
月に1~2回程度、風通しの良い日陰に干しましょう。その際、必ずカバーを付けます。ダニやカビを防ぐため、使わない期間も時々干します。
敷きふとん
晴れた日に天日干しをし、湿気を逃がします。ダニ対策には天日干しの後、軽くたたいてから、掃除機をかけ、花粉やダニ(ダニの死骸)を吸い取ります。
ウレタンマットレス
ウレタンは透湿性があり、湿気を裏面に通します。壁に立てかけて、裏面も風に当てましょう。
枕
カバーはこまめに洗濯し、枕は時々天日干しをして、湿気をためないようにしましょう。洗える素材の枕は、洗濯ネットに入れ、他の物とは別に弱水流で洗い、中までしっかり乾燥させます。