松ヶ崎は、山紫水明の地。夏の風物詩「五山の送り火」の妙・法で知られる松ヶ崎西山と東山や、日本の一級河川である「桂川」が流れており、景色や音、香りや風など、全身で自然を受け取ることができます。ほかにも、春の桜や秋の紅葉スポットとしても有名な「宝ヶ池」という広大な池があり、地域の人の憩いの場となっています。季節ごとに異なる景色が地域を彩り、日本の四季を感じながら、趣深い生活を送ることができる、エリアです。
vol.01
松ヶ崎 Matsugasaki
北山通り
高野川
松ヶ崎は、山紫水明の地。夏の風物詩「五山の送り火」の妙・法で知られる松ヶ崎西山と東山や、日本の一級河川である「桂川」が流れており、景色や音、香りや風など、全身で自然を受け取ることができます。ほかにも、春の桜や秋の紅葉スポットとしても有名な「宝ヶ池」という広大な池があり、地域の人の憩いの場となっています。季節ごとに異なる景色が地域を彩り、日本の四季を感じながら、趣深い生活を送ることができる、エリアです。
賑やかさとは一歩離れて、山や水に囲まれた心落ち着く暮らしを満喫しながらも、すぐに市内中心地へアクセスができる地域です。移動手段も豊富で、公共交通機関であれば地下鉄では、京都市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅から乗り換えなしで四条や京都駅に行くことができ、通勤や買い物にも便利です。バスは京都市内全域を循環する京都市営バスなどがあり、河原町などの街なかに出ることはもちろん、宝ヶ池や下鴨神社、上賀茂神社、松ヶ崎大黒天などの観光地にも直通で行くことができます。タクシーの走行も多く、自転車でアクセスできるスポットも点在しており、静かな暮らしと、賑やかな暮らしを両立できる、いいとこどりのエリアといえます。
長い年月のあいだ大切に守られてきた寺院、神社などの歴史ある観光地はもちろん、「山ばな平八茶屋」や「穂野出」などの老舗の名店、街や生活に彩りを与えるオシャレなカフェにケーキ屋さん、「itou」や「ba hutte」といった、クリエイターからも注目を集める個性的なスポットまで。過去と今が交差し、かつ幅広い文化が混ざり合った特徴的なエリアです。街を歩くたびに新鮮な発見や出会いがあり、ひとりでも、誰かとでも、目的なく散策するのが楽しい地域となっています。
CAFE JEUNO
松ヶ崎駅から東に徒歩7分歩くと見えてくるのは、紅茶専門店の「北山紅茶館」。オリジナルのフレーバーティーや、定番のダージリン、アールグレイなど、種類豊富な紅茶を提供しています。人気のスコーン、季節のパフェなど手作りスイーツ、ランチなどのフードメニューも幅広く用意しているので、いろんなシーンで訪れたいカフェです。1995年にオープンしてから、地域の人たちの癒しの空間として親しまれています。
一乗寺の街角に佇むカフェ「つばめ」。日替わりの定食と、月替わりのコーヒーをメインに提供しています。胚芽米と味噌汁、漬物に加えて日替わりのおかずがついてくる定食は、リーズナブルな価格設定で近くの大学に通う学生にも人気。お昼どきは行列ができることも。店内のこじんまりとした雰囲気とゆったりとしたBGMが相まって、ひとりで訪れてもホッとできるスポットです。
松ヶ崎駅から南に徒歩8分の位置に、竹格子のオシャレな外観の建物「CAFE JEUNO」があります。モーニングやランチを提供しているカフェで、モーニングの食パンはなんと自家製。バターがたっぷり染み込んだ厚切り食パンは、外はさくさく、中はもちもちで絶品です。カレーやドリアなどのカフェの定番メニューに加え、ベトナムフォー風うどんなど、すこし変わり種も提供している飽きないカフェです。
「P TISSERIE ClienTèle」は、北山通りにあるフランス菓子店です。フルーツやクリームで飾られた華やかなケーキが店頭に並び、眺めているだけでも幸せな気持ちになります。2階にはイートインスペースがあり、好きなケーキ、ドリンク、焼き菓子になったケーキセットをいただくことができます。たくさん味の種類があるダックワーズも人気で、手土産にもおすすめです。
近江町市場
「松ヶ崎大黒天」は、五山の送り火「法」の山の中腹にあります。400年前の江戸初期の元和2年に、本覚院日英上人の開基・開創による日蓮宗寺院です。「寿福円満 開運招福 商売繁盛」の、「大黒さま」が有名で、通称「松ヶ崎の大黒さん」とも呼ばれています。京都七福神の第一番の霊場で、ひろく平等に深く愛し、幸せの姿にみちた大黒さまは、地域の人はもちろん、全国各地から信仰されています。
平安時代の仁和4年に、第三世天台座主円仁の遺命によって創建されたのが「赤山禅院」です。天台宗総本山延暦寺の塔頭のひとつで、天台宗の修行のなかでも随一の荒行として知られる、千日回峰行(比叡山の峰々をぬうように巡って礼拝する修行)とも関わりの深い寺院です。全国の七福神めぐりの発祥とされる都七福神のひとつ福禄寿の寺であったり、商売繁盛の寺であったりと、長い歴史のなかでさまざまな信仰を集めています。
高野川は京都府舞鶴市の登尾峠に源があり、城屋、高野由里集落を流下したのち右支川女布川と合流し、西舞鶴の市街地を貫流して舞鶴湾に注ぐ、流域面積16.2km2、流路延長7.2kmの二級河川です。堤防沿いには等間隔にソメイヨシノが植えられているので、満開時には見事な桜並木道となります。鴨川、賀茂川ほども混んでいないため、春を感じながらゆったり散歩のできる気持ちの良いスポットです。
松ヶ崎は昔から米づくりが盛んでしたが、干ばつによる水不足で悩まされてきました。そこで、かんがい用の溜池として江戸時代中期につくられたのが「宝ヶ池」です。広さ62.7ヘクタール、東京ドーム13個分もの広さを誇り、子どもの楽園、菖蒲園、憩の森、桜の森、北園、野鳥の森が整備されています。ボートに乗って春はお花見、秋は紅葉狩りを楽しめる、市民の憩いのスポットです。
「一乗寺下り松」は、宮本武蔵が吉岡一門数十名と決闘した場所として知られる八大神社境内地にあります。平安時代から旅人の目印として植え継がれ、現在の松は五代目。宮本武蔵決闘当時の初代下り松は明治時代まで生きたのち、現在は八大神社境内の本殿西側に一部を御神木として大切に祀られています。その傍らには宮本武蔵像が建設されており、一乗寺下り松とともに多くの人から崇敬を集めています。
松ヶ崎駅から東に徒歩7分歩くと見えてくるのは、紅茶専門店の「北山紅茶館」。オリジナルのフレーバーティーや、定番のダージリン、アールグレイなど、種類豊富な紅茶を提供しています。人気のスコーン、季節のパフェなど手作りスイーツ、ランチなどのフードメニューも幅広く用意しているので、いろんなシーンで訪れたいカフェです。1995年にオープンしてから、地域の人たちの癒しの空間として親しまれています。
一乗寺の街角に佇むカフェ「つばめ」。日替わりの定食と、月替わりのコーヒーをメインに提供しています。胚芽米と味噌汁、漬物に加えて日替わりのおかずがついてくる定食は、リーズナブルな価格設定で近くの大学に通う学生にも人気。お昼どきは行列ができることも。店内のこじんまりとした雰囲気とゆったりとしたBGMが相まって、ひとりで訪れてもホッとできるスポットです。
松ヶ崎駅から南に徒歩8分の位置に、竹格子のオシャレな外観の建物「CAFE JEUNO」があります。モーニングやランチを提供しているカフェで、モーニングの食パンはなんと自家製。バターがたっぷり染み込んだ厚切り食パンは、外はさくさく、中はもちもちで絶品です。カレーやドリアなどのカフェの定番メニューに加え、ベトナムフォー風うどんなど、すこし変わり種も提供している飽きないカフェです。
「P TISSERIE ClienTèle」は、北山通りにあるフランス菓子店です。フルーツやクリームで飾られた華やかなケーキが店頭に並び、眺めているだけでも幸せな気持ちになります。2階にはイートインスペースがあり、好きなケーキ、ドリンク、焼き菓子になったケーキセットをいただくことができます。たくさん味の種類があるダックワーズも人気で、手土産にもおすすめです。
「松ヶ崎大黒天」は、五山の送り火「法」の山の中腹にあります。400年前の江戸初期の元和2年に、本覚院日英上人の開基・開創による日蓮宗寺院です。「寿福円満 開運招福 商売繁盛」の、「大黒さま」が有名で、通称「松ヶ崎の大黒さん」とも呼ばれています。京都七福神の第一番の霊場で、ひろく平等に深く愛し、幸せの姿にみちた大黒さまは、地域の人はもちろん、全国各地から信仰されています。
平安時代の仁和4年に、第三世天台座主円仁の遺命によって創建されたのが「赤山禅院」です。天台宗総本山延暦寺の塔頭のひとつで、天台宗の修行のなかでも随一の荒行として知られる、千日回峰行(比叡山の峰々をぬうように巡って礼拝する修行)とも関わりの深い寺院です。全国の七福神めぐりの発祥とされる都七福神のひとつ福禄寿の寺であったり、商売繁盛の寺であったりと、長い歴史のなかでさまざまな信仰を集めています。
高野川は京都府舞鶴市の登尾峠に源があり、城屋、高野由里集落を流下したのち右支川女布川と合流し、西舞鶴の市街地を貫流して舞鶴湾に注ぐ、流域面積16.2km2、流路延長7.2kmの二級河川です。堤防沿いには等間隔にソメイヨシノが植えられているので、満開時には見事な桜並木道となります。鴨川、賀茂川ほども混んでいないため、春を感じながらゆったり散歩のできる気持ちの良いスポットです。
松ヶ崎は昔から米づくりが盛んでしたが、干ばつによる水不足で悩まされてきました。そこで、かんがい用の溜池として江戸時代中期につくられたのが「宝ヶ池」です。広さ62.7ヘクタール、東京ドーム13個分もの広さを誇り、子どもの楽園、菖蒲園、憩の森、桜の森、北園、野鳥の森が整備されています。ボートに乗って春はお花見、秋は紅葉狩りを楽しめる、市民の憩いのスポットです。
「一乗寺下り松」は、宮本武蔵が吉岡一門数十名と決闘した場所として知られる八大神社境内地にあります。平安時代から旅人の目印として植え継がれ、現在の松は五代目。宮本武蔵決闘当時の初代下り松は明治時代まで生きたのち、現在は八大神社境内の本殿西側に一部を御神木として大切に祀られています。その傍らには宮本武蔵像が建設されており、一乗寺下り松とともに多くの人から崇敬を集めています。