私たち夫婦は、結婚したときから共通の夢を抱いていた。それは帰ってくるのが楽しみになる住まいを見つけて夫婦ふたりで快適に過ごしたいというものだった。
夢を実現して憧れのマイホームで暮らし始めた私たち。普段は創業した会社のことばかりでお互いに忙しない日々を過ごしていたけれど、久しぶりに二人で揃って過ごせる休日がやってきた。
夫婦、水入らずで過ごすとある一日。今日は何をして過ごそうかと話す時間すら愛おしい。リビングで作戦会議をして、ランチやお茶を楽しんで……と住まいでの時間をゆったりと満喫している。
今回はそんな私たちの休日の様子をお届けする。
〈profile〉
サオリ(32)
・夫と創業したIT企業で働く
・華やかな食卓を囲むのが好き
・住まいの中でもひとり時間を過ごしたい
ケイイチ(33)
・3年前に現在の会社を創業
・料理が趣味で創作料理を研究中
・人とゆっくりと語らうのが好き
今日は久しぶりに夫婦で日程を合わせて取れた休日。少しだけ早起きをして一日の予定を決めようねって話して、まずは〈グランリビング〉で作戦会議からスタート。
2階に位置しているリビングは吹き抜けなので天井が高くとっても開放的な気分に包まれる夫婦のお気に入りの場所。
「今日はどうやって過ごそう?」
「このお店おいしそう!」
と二人で行きたい場所ややりたいことを考えるのが楽しい。
広々としたリビングは心の中までほぐしてくれるよう。私たち夫婦の理想の休日をこのリビングから始められるのはとってもしあわせだ。
リビングとダイニングに隣接して〈キッチン〉がある。実は、住まいを検討する上でキッチンに一番こだわっていたのは夫だった。
ステンレス調でとてもシンプル、空間の邪魔をしない美しいキッチンの佇まいに惚れてしまったらしい。
実際にキッチンに立ってみると、格好良いキッチンのおかげで料理のモチベーションも上がるし使い勝手を含めた機能性も高い。
キッチン奥にはシックな収納も付いていて、それがまあ広いこと。器選びも捗るのだ。
今日、久しぶりに二人でキッチンに立ったけれど、並んで料理を作ったり洗い物をしたり……二人で共有する時間が朗らかなものであることを改めて実感した。
リビングで今日の予定を話した結果、「食で安らぐ二人の日」というテーマの休日を過ごすことに。
ディナーで憧れのレストランの予約が取れたので久しぶりの外食を楽しもうっていう約束をして、ランチは作ってみたかった気になるレシピを取り出した。
料理好きの夫が「今日は気合い入れるぞ〜」だなんて腕まくりをしながらキッチンに立ってくれたのでわたしはその側でサポートしながら過ごした。
ここ最近は忙しくてつい食事もささっと済ませてしまっていたけれど、時間をかけて作る温かい食事は心にも身体にも良い。食前酒で少しだけ、といって開けたシャンパンも沁み渡る。
きれいな〈ダイニング〉空間には華やかな食事がよく似合う。せっかく素敵な住まいに暮らしているのだから、この空間の持つポテンシャルを活かしていかないとね。
日中の時間を住まいで心ゆくまで過ごした後は、久しぶりに外でディナーを楽しむためにお出かけ。赤いリップで唇を色づけると気分も華やぐ。
夕方頃からディナーを楽しんで早めに帰宅した後は夫婦それぞれのひとり時間に。3階の〈ファミリースペース〉はコンパクトな空間ながら自分だけの時間を過ごすのにぴったり。
一日の楽しかった思い出を振り返りながら本を読んだり、お茶を飲んだりしてゆっくり過ごすのがここでの贅沢な時間の過ごし方なのだ。たまに過ごすちょっぴりリッチな休日。それを彩ってくれるのはこの住まいなのだと実感する。
主寝室の中には書斎スペースもある。ここは平日に仕事の打ち合わせや、次の日の準備をするのに使っている。
寝室として安らぐスペースでもあり、仕事を進めるワークスペースでもある。幅広く使い分けができるのも、この空間の魅力だと思う。
ホテルライクな主寝室はシンプルな造りで、優しい色合いの壁や床、優しく差し込む月明かりが心地いい。ベッドに入って二人で話をしているといつまでもこんな時間が続いてほしいと感じてしまう。この住まいで暮らすことができて本当に良かった。
夫婦の休日をより優雅に、上質なものに変えてくれるのはこの住まいの存在あってこそ。グランな暮らしを手にした私たちの日々は、これからも一層充実したものとなるのだろう。