共に・つなぐという意味を持つ「Co-(コ)」「小さい」の「小(コ)」
「こころ」を明るく楽しくする「ランラン♪」という気持ち
花を育てる私たちが自然と笑顔になるようにたくさんの方の暮らしに彩りと幸せを届けたい
小さなお花が、そんな大きな存在になれるようCOCOLAN(ココラン)と名付けました
兵庫県三木市の当社が開発した住宅団地「緑が丘ネオポリス」(青山地区)に
独自技術を採用した栽培施設を建設し
地域と新たな関係を築きながらCOCOLANを栽培しています
「幸福が飛んでくる」という花言葉をもつ小さな胡蝶蘭が人と人との心をつなぎ
温かい関係を紡ぐ存在となれるよう願いをこめて
地域の人々と共に大切に育んでいます
COCOLANと長く付き合うためには、光・温度・水の3つの要素が重要です。
それぞれ「置き場所」「水やり」「二度咲き」ごとにお手入れのコツをご紹介します。
直射日光には当てず、レースのカーテン越しなど日当たりが良く、風通しの良い室内に置いてください。
15℃~25℃の環境に置いてください。
1週間~10日に1度、表面が完全に乾いたら根元にたっぷりの水をあげてください。
鉢の底から水が出る程度に水やりをしたら、しっかり水切りをして受け皿の水はそのままにせず捨ててください。
直射日光には当てず、レースのカーテン越しなど日当たりが良く、風通しのよい室内においてください。
水やりは1週間~10日に1度、たっぷりの水をあげてください。鉢の底に溜まった水は捨ててください。洋ラン用の液体肥料を一緒に与えると成長しやすいです。
花がしおれたら根元から茎を切り、ひと回り大きな鉢に、水苔を加えて植え替えを してください。
植え替えることで苗に効率よく水を吸わせることができます。
茎を切ってから3~4か月は、25℃~30℃の環境に置いてください。
茎を切ってから5か月目以降は、15℃~20℃の環境に置いてください。そうすることで花芽が出てきやすくなります。
一度25℃~30℃の環境に置くことで葉がよく成長し、二度咲きに成功する可能性が高まります。
気温が下がると花芽が出る特性があります。
花芽が出てきたら支柱などを用いて花芽の向きを調整してください。花芽が出てきたら約2か月で開花します。
花芽の向きを調整することで二度咲きでもきれいな花姿を楽しむことができます。
※これらのSTEPを踏んでも二度咲きできない可能性もございます。ご了承ください。
兵庫県三木市にある住宅団地「緑が丘ネオポリス」(青山地区)にあるココランハウスでは、一年を通じて、人と生物が豊かに共存できる環境作りを目指し活動しています。
まちとつながり、人とつながる。優しいコミュニティから生まれる胡蝶蘭とそこで働く方々の日常を発信します。
多段式栽培を導入し、栽培面積を縮小しています。空調効率を上げランニングコストの削減をするのみならず、小スペースでの農作業を実現し作業負担の軽減が可能になりました。
胡蝶蘭の開花に適した光質のLEDを導入した人工光栽培により、太陽光栽培と比較して、安定した周年生産が可能になりました。時期による作業量のバラツキを抑えることができるようになりました。また、開花促進による栽培期間の短縮が可能です。
棚単位での給水弁の開閉による底面灌水を導入ています。太陽光による葉やけ防止を目的とした葉面への水やりが不要です。作業時間の短縮と作業負担の軽減が可能になりました。
オランダ発祥の生産者向けの国際的な環境認証制度である MPS(Milieu Programma Sierteelt ) へ参加しています。当認証参加により、持続可能な花き栽培の実践程度を示し、環境に配慮して生産されたお花として、お客様に信頼していただける商品づくりを目指しています。
ロスフラワーが発生することがないようCOCOLAN CYCLE SYSTEMを構築しました。栽培中に間引いた花芽は紙漉きに使用しメッセージカードにしています。また出荷されなかったお花は切り花として楽しむほか、押し花にしてしおりとして活用しています。苗は極力再度ココランハウスに戻して、もう一度お花を咲かせます。
地域の方に気軽に胡蝶蘭をお楽しみいただく機会として、月1回らんらんマルシェを開催しています。ロスフラワーを出さない取り組みとして切り花を中心に販売しています。自分の好きなお花を直接選んで購入できる貴重な機会です。
多様な方が働く施設のため、計画段階からユニバーサルデザイン視点を取り入れて出入口から、作業スペース、更衣室やトイレに至るまで、あらゆる場所の利用を想定しています。誰もが場所を問わず作業できるように、施設内は段差をなくしました。また、扉は軽量化により開閉しやすくしています。
サインには平仮名や英語を併記し、さらに、直感的に理解しやすいオリジナルピクトサインを採用しました。また、施設を安全に利用できるよう、配電盤にはカバーを設けました。
勾配屋根の大部分に太陽光パネルを設置。太陽光発電システムを採用することで、環境保全に貢献しています。発電したクリーンな電力は隣接のビニールハウスで使用することで、光熱費の削減と脱炭素化への貢献につなげます。
内装材には地元の杉と檜を使用し、地域の木材利用や環境保全に貢献しています。
障がいのある方も働く施設として、ユニバーサルデザインにも配慮しています。深い軒に守られた、ゆとりのあるデッキスペースがあり、光や風、緑の心地よさを感じながら、従業員が思い思いにリラックスできる憩いの場です。
実のなる木を配置し、さまざまな鳥や虫がこの場所に集まる仕掛けをしています。また、1年中お花が楽しめるように植生を分けたり、三木市が指定する「市の木」など地域に根差したものや日本原産の植生を選定したりしています。
地域の方と共に樹木について自然に楽しく学べる仕掛けとして二次元コード連動の樹名板を設置しています。ワークショップなどで利用します。
人が集う場づくりのためにアウトドアファーニチャーを設置しています。社員同士が休み時間に交流するのはもちろん、近隣の学校との交流にも活用しています。
インターンシップやサービスラーニングの授業の一部をココランハウスで行っています。多様な方と共に働くということや、地域の方と共に課題を見つけて解決することを通じて実践的な学びを深める場になっています。
小学校2年生の生活科「町たんけん」の単元で、ココランハウスの見学を行いました。お花を触ったり、児童が事前に考えきた質問に答えたりしました。その他、兵庫県で行われているトライやる・ウィークの受け入れや特別支援学校の就業体験実習も行っています。
三木市内の小学校の卒業式にCOCOLANを贈ることから始まったプロジェクト。今では、三木市以外の特別支援学校や小学校にもお花を贈る文化を広げています。自身でアレンジしたCOCOLANを通して生き物を慈しむ心を育みます。土曜日応援団にも採択されています。