2023年11月14日「殿町プロジェクト」完成
まちびらきセレモニーの様子はこちら
川崎市とタイアップし、殿町地区にライフサイエンス・環境分野における世界最高水準の研究開発から新産業を創出する「国際戦略拠点」の形成を進めます。
大和ハウス工業は殿町地区へ進出をご検討されている【ライフサイエンス分野】で革新的医薬品・医療機器の開発・製造や健康関連企業様、【環境分野】でエネルギー・資源環境など先端的環境分野で活躍されている企業様に対して専用の施設を「土地・建物」に投資せず、ノン・アセットの事業スキームをご提案します。進出企業様がスムーズに事業運営を開始できるようバックアップします。
また、殿町地区への進出においては、税制優遇をはじめとした各種支援措置がございます。
※詳しくは川崎市ホームページをご覧下さい。
- 殿町国際戦略拠点キング スカイフロントとは
- 羽田空港の南西、多摩川 の対岸に位置する「川崎市殿町地区」の約121,000坪に及ぶ開発エリアです。
ライフサイエンス・環境分野における世界最高水準の研究開発から新産業を創出する「国際戦略拠点」です。
キングスカイフロントは京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区、国家戦略特区の区域に指定されています。
立地性
殿町地区は、首都圏中心部、国際貿易港である川崎港を有する京浜臨海部に位置し、羽田空港にも近接しています。
また、首都高速道路、東京湾アクアライン、国道409号等の広域幹線道路網に接続しており、多彩なネットワークを活用して、国内はもとより海外とのスピーディーなアクセスが可能です。
行政のバックアップ
京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区、国家戦略特区、特定都市再生緊急整備地域に指定されている殿町地区は、国際競争力の強化を図る地区として、国から位置づけられており、進出企業様をバックアップする税制優遇をはじめとした各種支援措置がございます。
契約形態
土地の取得・建物への投資は進出を検討されている企業等にとって、大きな課題の一つです。これらの投資を伴わずに殿町地区への進出を希望する企業等に対して、大和ハウス工業が開発の主体となり、建物をご用意し、賃貸致します。
所在地 | 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目A地区 |
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交通 | 京浜急行大師線 小島新田駅より徒歩11分/首都高速神奈川6号川崎線 殿町ICより0.5Km |
敷地総面積 | 約14,000坪(約46,300m²) |
区画概要
約121,000坪に及ぶ殿町地区のうち、A地区と呼ばれる約14,000坪の地区で「Dプロジェクト川崎殿町」の計画をしております。
殿町地区の別の区画では、多くの企業や研究所の進出が決まっており、また、大和ハウス工業はライフイノベーションセンター(仮称)整備事業にも取組みます(事業内容は下記)。
今後、殿町地区の国際戦略拠点としての価値はますます高まるものと考えられます。
2018年5月30日、殿町プロジェクト(キングスカイフロント A地区)一次開発として、ホテルと研究棟2棟の「まちびらきセレモニー」を行いました。
セレモニーでは、まず、主催者挨拶として、大和ハウス工業株式会社 代表取締役副社長 石橋民生が登壇。東急ホテルズ様の「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」の開業、研究棟「RGB※ I」「RGB※ II」の稼働をふまえたセレモニーの開催宣言に加えて、進出いただいた企業、大学を含めた多くの関係機関への御礼を申し上げました。
次に、共催者である、川崎キングスカイフロント東急REIホテルを運営する、株式会社東急ホテルズ 代表取締役社長 小林昭人様が挨拶を行い、このホテルを通して、これまでの日本にない、新しいスタイルのホテルに挑戦したことを紹介。まず、多摩川の豊かな自然環境が残り、それを感じて滞在を楽しめるエアポートホテルであること。そして、「ウェアハウス」をコンセプトにしたライフスタイルホテルであり、様々な交流やコミュニティを提供する場であること。最後に、使用済みプラスチックを原料につくられた低炭素水素をパイプラインで燃料電池に送り、熱や電気に変える世界初の「水素ホテル」であることを紹介しました。
そして、川崎市の福田紀彦市長から、ぜひこのキングスカイフロントが、次々と新しい産業、イノベーションを生み出す土地であり続け、キングスカイフロントを世界最先端のエリアにしていきたいと力強い宣言がありました。
次に、来賓からの祝辞として、神奈川県知事 黒岩祐治様、環境省地球環境審議官 高橋康夫様から祝辞を頂戴しました。
黒岩知事からは、進む超高齢社会を乗り越えるモデルをつくるために、医療を改変するアプローチ、最先端の医療技術を追求するアプローチ、これらを融合させていく拠点づくりを進めているとお話しがありました。
また、高橋様からは、「低炭素な水素サプライチェーン実証事業」を、平成27年度から実証しており、その一環として、この川崎市での事業を支援していることを紹介いただきました。
最後に、大和ハウス工業 東京本店 建築事業部長 竹林桂太朗より、動画の紹介後、今回のキングスカイフロントA地区の一次開発、そして、二次開発として、アクセラレーターなどイノベーション事業を成長させる企業様を含む国内外の医療・化学分野関連企業を誘致する、3棟の研究棟の建設計画についての事業説明を行い、プロフェッショナルの皆様が自由に活動をする、交流ができる、地域にとっても開かれた場をつくっていきたいと締め括りました。
そしてテープカットが行われ、セレモニーが閉会しました。
※RGB:Research Gate Building
2023年11月14日、研究施設4棟、ホテルからなる「殿町プロジェクト」がついに完成し、まちびらきセレモニーが開催されました。
大和ハウス工業と川崎市は、国際戦略拠点「キングスカイフロント」において、ライフサイエンス・環境分野での世界最先端の研究開発から新産業を創出する「新しいまち」として、2014年から「殿町プロジェクト」開発を進めてきました。
キングスカイフロント「殿町プロジェクト」とは、いすゞ自動車川崎工場の跡地で、京浜急行電鉄「小島新田」駅徒歩約12分、JR「川崎」駅より車で約22分に立地。敷地面積4万6,172.96平方メートルの敷地に、大和ハウス工業が川崎市と連携し、「賑わい・交流機能」の創出をテーマに、羽田空港に近い立地を生かして研究施設4棟、ホテルをオープンイノベーション拠点として開発したプロジェクトです。
4棟ある研究施設「Research Gate Building(リサーチ・ゲート・ビルディング)」は、最先端の医療技術、医療機器の研究開発等を行うことができる最先端のバイオメディカルラボです。大空間ラボや、物資の搬入出用クレーンを装備したメカニカルバルコニー(※1)など、さまざまな企業のニーズに対応する設備も充実しています。すでに、健康・医療・福祉・環境など約70企業・機関(※2)が入居し、さまざまなビジネス、研究開発が展開されています。
東急ホテルズ&リゾーツが運営する「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」では、使用済みプラスチック由来低炭素水素とバイオエネルギーが活用され、施設内で使用する電力のCO2排出量削減など、環境に配慮されたホテルとして運営されています。
- ※1 研究などで必要な設備機器、配管・配線などを集約するスペース。「RGB Ⅲ」のみ設置
- ※2 2023年11月現在
まちびらきセレモニーでは、多数の来賓が祝辞
まちびらきセレモニーでは、主催者である大和ハウス工業 代表取締役副社長 村田誉之から、「殿町プロジェクトは、川崎市と提携して賑わいと交流を創出する場として開発いたしました。再生・細胞医療の実用化、産業化のためのライフイノベーションセンターを神奈川県と共同で手掛け、慶應義塾大学様、神奈川県立保健福祉大学様とともに産学官の連携が展開されています。また、弊社は対岸の羽田イノベーションシティの開発など、多摩川を挟んだ広域なエリアで事業を行っており、この殿町プロジェクトの継続的な発展に大和ハウスグループ一丸となって取り組んでいきます」と述べました。
まちびらきセレモニーの様子
川崎市市長 福田紀彦様からは、プロジェクトの共催者として「2014年の開発が始まってから、川崎最南端のこの土地を世界で最先端の都市にしたいと願ってきました。リサーチ・ゲート・ビルディング(Research Gate Building)はアルファベットの頭文字をとるとRGB。川崎市のロゴマークは、レッド、グリーン、ブルーが3本川のように並んでいて、こちらも頭文字をとると偶然にもRGBです。このたび完成したRGBに集う人々の持ち味が重なり合うことによって新しい価値を生み出していくエリアになることを心から願っています」とごあいさつをいただきました。
また、来賓として川崎市議会 議長 青木功雄様、神奈川県 知事 黒岩祐治様、キングスカイフロントネットワーク協議会 会長 野村龍太様、神奈川県立保健福祉大学 理事長 大谷泰夫様、慶應義塾大学 常任理事 天谷雅行様からごあいさつを頂戴しました。
研究施設4棟、ホテルからなる「殿町プロジェクト」
2014年に始まったこのプロジェクト、一次開発では、東急ホテルズ&リゾーツが運営する「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」(鉄筋コンクリート造地上5階建て、客室数186室)と研究施設「RGBⅠ」(鉄骨造4階建て、竣工2018年2月)、「RGB Ⅱ」(鉄骨造4階建て、ツインタワー、竣工2017年6月)が開発されました。
2020年には、株式会社島津製作所などが入居する「RGB Ⅲ」(鉄骨造4階建て、延床面積約2万2,116平方メートル)が竣工。そして、2023年11月7日に「RGB Ⅳ」(鉄骨造4階建て、延床面積約1万3,283平方メートル)が竣工し、「殿町プロジェクト」が完成しました。
また建物だけではなく、キングスカイフロントで勤務する従業員や地域住民の方々が、開かれた施設として気軽に交流できるように「コミュニティパーク」や「プロムナード」を設置。快適で落ち着いた毎日を過ごしていただけるように、四季折々の木々を植栽し、自然と調和した環境を整備しました。研究者や学生、地域の方々との交流ベントも開催されています。
「多摩川スカイブリッジ」開通でヒト・モノ・ビジネスの交流が活性化
キングスカイフロントの対岸には、羽田空港のほか、大和ハウス工業が手掛けた商業・オフィスなどからなる大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」や、エアポートホテルを核とした複合施設「羽田エアポートガーデン」などの施設も整備されています。
2022年3月には、キングスカイフロントと羽田空港をつなぐ新しい橋「多摩川スカイブリッジ」が開通したことにより、羽田空港第3ターミナルから車で約5分でアクセスが可能になりました。
最先端の医療技術、医療機器の研究開発等を行うことができるバイオメディカルラボというコンセプトを持つ殿町プロジェクトは、世界から注目を集める研究施設となる可能性を持っています。また、羽田空港からの至近の立地は、グローバルな交流、情報発信にふさわしい拠点です。
羽田空港周辺地域からキングスカイフロントまで含めた、多摩川両岸の成長戦略拠点の形成は、ヒト・モノ・ビジネスの交流が活性化するだけではなく、これからの日本の経済成長の重要な一翼を担う存在として、大きな期待が寄せられています。
このような新たな価値創造につながる拠点の開発は、経済成長につながる重要な施策として期待を集めています。
「ライフイノべーションセンター」の整備について神奈川県、大和ハウス工業、東京センチュリーリース株式会社が事業パートナー契約を平成26年6月3日に締結しました。
殿町地区において、成長が期待される再生・細胞医療分野を中心に、研究開発から製品・商品化まで、事業展開を加速させる取組みを推進させます。
ライフイノベーションセンター整備・運営事業の概要
所在地 | 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目102番13、102番14 |
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敷地面積 | 約2,400坪(約8,000m²) |
用途地域 | 準工業地域 |
施設規模 | 地上4階建て、延床面積約4,870坪(約16,105.25m²) |
施設概要 | 再生・細胞医療分野を中心に、研究開発から製品・商品化まで幅広く事業展開出来る拠点として、国内外の関連企業・大学・研究所等の入居を想定しています。 |
竣工 | 2016年4月 |