スタッフからの現地便り（2009年10月02日）｜ロイヤルシティ宮城蔵王リゾート｜田舎暮らし・別荘

自然と暮すマメ知識

更新日：2009年10月02日
カテゴリ：暮らし方

『おなかがすくことも・・』

少し前、道路へ影を落とし、圧雪が解けるのを遅らせるということで杉の木が切られました。

雪の降らない地方の方々には、「圧雪」という言葉の表す状態が、分かりづらいかと思います。

雪が降りますと、気温が低い場合は地面に雪が降り積もり、気温が高い場合は積もらずに解けるわけですが、「圧雪」とは、降り積もった雪が車や人が通って踏み固められることによって、氷のように硬くなった状態のことを言います。

これが車のタイヤや人の足元を滑らせてしまうので、圧雪にならないよう降雪時は雪かきをします。

あれ、まだ早秋の頃でした。

▲平成２１年９月撮影
さて、あらためてこうして木の年輪を見てみますと、皆様ご存知のとおり、白と茶色の縞模様が見て取れます。

木が生長する温かな季節は、木の成長が早いので軟らかで白っぽい年輪、成長の進まない寒い季節は、硬く茶色い年輪となって、１組で１年を数えることができます。

また、小学校の理科の時間では、年輪の詰まっている方が方角の北、年輪の緩やかな方が南を指すと勉強しました。

この写真では、南東の方角に向って年輪が一番に広くなっていますね。実はこの切り株、陽の差し具合だけではなく、地面の傾斜も関係していることを教えてくれているそうです。そう、南東の方角へ傾斜している土地なんですね。

先にあげました「圧雪」も、降雪のあい間に積もる大気中の塵や埃で、層を成していることがあります。

今年は紅葉が早めに始まっていますが、こういう年は暖冬傾向になるそうです。

気象を見てきた先人の「年輪」が、後世の知恵となって生かされるのでしょうか。

ちなみに・・・そんな知恵本の読破には、秋の長夜をバームクーヘンとコーヒーが似合うかと。（オチました？）

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