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スタッフからの現地便り

坂本龍馬を癒した温泉と自然 - 霧島市牧園町 塩浸温泉龍馬公園

  • 更新日:2012年06月17日
  • カテゴリ:周辺情報

 天降川の支流、清冽な流れの石坂川のほとりにある「塩浸温泉龍馬公園」を訪れてみました。平成22年5月にオープンした龍馬公園は休日ともなると多くの観光客で賑わっています。橋を渡り公園内に入ると、木々の緑と水量豊かな川の流れに囲まれて、坂本龍馬とその妻お龍の銅像が静かにたたずんでいます。

 坂本龍馬とお龍が、日本最初の新婚旅行に霧島へ来たのは有名な話です。1866年3月(慶応2年)寺田屋で襲撃され負傷した龍馬を湯治のために、西郷隆盛らの勧めで共に帰郷する船に乗り込み、薩摩の地へ向いました。その後、隼人町にある浜の市港に上陸し霧島山を目指しました。龍馬とお龍は4月までの26日間にわたり霧島神宮や犬飼の滝に共感し、高千穂の山に登山をしたりキリシマツツジに感動したりと、霧島を満喫しました。龍馬の生涯で、二人がこんなに永く一緒に過ごしたのは後にも先にも無いと言われます。そして、霧島滞在の11日間をこの塩浸温泉で過ごしました。

 
 塩浸温泉龍馬公園には龍馬とお龍の足跡を辿った資料館「この世の外」があります。「この世の外」とは、霧島に滞在中の龍馬が姉の乙女に送った手紙に書いた一節「実に“この世の外”かと思われ候ほどめずらしき所なり…」からとった言葉です。
 
          
 
 
 川沿いに細長く整備された公園には、2つの源泉からなり、ゆったり浸かれる共同風呂「塩浸温泉」と 「縁結びの足湯」が楽しめます。また、資料館裏手の少し急な山道「龍馬の散歩道」は犬飼の滝まで行けます。龍馬たちもこの坂道をたどって塩浸温泉に入りにきたといいます。

 

 

 

 

 

 

 


 




 

 

 



      
  

    
 清流の音を聞きながら、龍馬が「この世の外」と称した霧島の地を、私も改めて深く味わいたいものだと感じながら、足湯に浸かり温泉卵をほおばるのでした。

 

 

塩浸温泉龍馬公園
霧島市牧園町宿窪田3606
電話 0995‐76-0007

■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見台より約12㎞(車で約18分)

■上記の写真はすべて平成24年6月に撮影されたものです。
 

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