温泉付!スキー場やゴルフ場も近く、アクティブに楽しむ。定住、別荘どちらにも適しています。
「ここはね、忙しいスローライフを送ることができる環境なんですよ」「理屈で固めなくても、自分は自然の一部でいいんだなと思えます」と、口々にロイヤルシティ八幡平リゾートでの暮らしについて話すKさん夫妻。平成13年に別荘として居を構えました。旦那様が先に退職、そして奥様の退職を機に定住して6年目を迎えました。息子さんと愛犬とともに暮らしています。
25年ほど前から八幡平には毎冬、スキーで訪れていました。しかしいつも泊まっていた宿が閉めてしまったこと、もともと田舎暮らしをしたいと思っていたことから、「それなら、自分たちで土地を探して建ててしまおう」。
そして見つけたのが、この場所でした。「広くて東南の角地だし、ほとんど森でいいなあ」と惚れ込み、一度見ただけで決めてしまったそうです。上下水道も完備し、冬にはきちんと除雪してもらえることも決断の重要なポイントでした。
最初の3~4年は、自宅のある花巻から、週末ごとに通っていましたが、退職してから生活の拠点を移しました。そして今、ふたりとも自分のために時間を使う暮らしを存分に楽しんでいます。春から初夏は山菜採り、秋はきのこや木の実採り、家庭菜園で野菜やハーブを育て、「いい山野草や木がまわりにたくさんあるから、刈り払いされる前に『救出』してきて庭に植えたり……。山野草が好きな人には、たまらない環境ですよ」
木工が大好きな旦那様は、地下に工房を持っていて、そこで作品づくり。リビングのテーブルやCDラック、本棚、お孫さん用の椅子、食器など、さまざまなものを作っている。夏は山、冬はスキーへ。一方、奥様は、リース作り、収穫した木の実でジャム作り、お孫さんのための編み物、そして今は休んでいるけれど、機があるから裂き織にも挑戦したい……。ふたりとも、とにかく多趣味で、好奇心いっぱいです。
「ワイルドストロベリーを収穫して冷凍しておく。そして、実のなる時期が違うクワを収穫したとき、一緒に混ぜてジャムを作ると、とても美味しいんですよ。どうしたら美味しくなるか。いろいろ試して、その結果をご近所の方たちと情報交換していますよ」と奥様。ふたりの会話には「○○さんが……」と、何人ものご近所さんの名前が出てきます。「犬を飼っている人同士で犬仲間になったり、薪仲間になったりね」と、親しくお付き合いしている様子が伺えます。
いわゆるスローライフを送っているはずなのに、時間に追われることが多いと話します。「クワがなったら、ちょうどいい時期に採らないと、美味しいところが過ぎてしまうでしょう。自然のサイクルの中で、やることがたくさんあるんですよ」と奥様。それを受けて旦那様が一言。「スローライフは忙しい(笑)」。忙しいスローライフを送ることを、心から楽しめる。そういう環境であることが、ふたりとも本当に嬉しそうです。
週末ごとの滞在と定住の違いは、草花の変化など、自然の移り変わりを見落とすことがなくなったことだといいます。「ここに住んでいると、自分も自然の一部なんだ、それでいいんだなと思えます。ちょっとおおげさですけど、いつも森にいだかれている感じがいいですね」と奥様。その横で、旦那様がにこにこと笑っています。この穏やかな空気こそスローライフ。そのことが、しっかりと伝わってきます。
ふだんは東京に住む娘さんが、お嬢さんを連れて帰省していました。大きな自然の中で、おじいちゃまとおばあちゃまに、たくさんのことを教えてもらい、自然が大好きな女の子に育っていくことでしょう。
※この記事は平成23年8月のものです
青森から平成19年の秋に、ロイヤルシティ八幡平リゾートに移住してきたTさん夫妻。高校1年から弓道を始めたという旦那様と奥様は大学の弓道部で知り合いました。今も続けている弓道が、ふたりのライフスタイルを決定づけることになりました。
旦那様は「弓の道具が欲しかったから」と、完成品を見て試行錯誤を繰り返しながら独学。和紙のこよりを編み、それに塗るために漆についても学びました。弓道具を作り始めて、かれこれ10年以上。高校教師だった旦那様ですが、年をとってからでは漆の勉強ができないと考えて早期退職し、この道に進んだのです。
当初は旦那様だけで作業をしていましたが、5~6年前から、奥様にこよりを編んでもらうようになりました。「今では編む作業はおもに妻がやっていて、私は漆塗りを担当しています。編むのは妻のほうがうまいんですよ」といいます。
「夫婦で八幡平にスキーをしに来ているうちに、将来はこのあたりに住みたいと思うようになりました」と奥様。「環境はいいし、温泉もあるし、そして何より弓道の練習のための的場がとれることが大きかったですね」と旦那様。ふたりの考えが同じだったことから、決断も早かったとのこと。住まいとして、そして弓道具を作る工房として、八幡平という環境を選びました。
「ここが安住の地」。そう考えて引っ越してきたら、同じような思いの方々が10世帯ほどいらして頼もしく感じたといいます。一緒にバーベキューをするなど、ご近所さんとの交流も楽しんでいます。「ストーブの薪も、近所の方々と一緒に木材屋さんに頼んでね。それぞれの家の前に置いていってもらうんです」と旦那様。工房の仕事の合間をぬって、薪割りに汗を流します。
暮らしてみての感想は、「とにかく岩手山がどかんと見えるのがいいですね」と口を揃えます。そして春の山菜採り、秋はきのこ採りをするなど、季節の楽しみを味わいながら暮らすのがいいのだとか。雪は多いけれど、きちんと除雪してもらえるので、それほど苦労はないといいます。冬は薪ストーブに鍋を乗せて煮込み料理を作ったり、ピザを焼いたり、ジャガイモやサツマイモをホイルに包んで焼いてみたり……。ストーブを焚く季節ならではの楽しみを満喫しています。
「漆弓具工房」。それが夫妻の営む工房です。こよりを使った弓道具の製作工房は、日本でここだけとのこと。作業に手間と時間がかかるため、ほかに作る人がいないのです。こよりを編むのに何ヵ月もかかり、漆塗りは10回以上。どちらも根気のいる作業です。ときには箸と箸入れのセットなど、一般向けの製品づくりも。東京・銀座の店からのオーダーにも応えています。
「量産ができないから、どうしても高価になってしまいます。時間もかかるから、工房の仕事だけではなかなか……。だから今は、夫婦でサイドビジネスをしながら、こつこつと製作しています」。それでも、ふたりでしたい仕事を一緒にすることにやりがいを感じ、夫婦で続けていこうと話しているそうです。同じ趣味を持ち、同じ気持ちで決めた安住の地。ここには、穏やかな空気が流れているように見えました。
外にふと目をやると、猫がくつろいでいます。T家の家族である3匹の猫たち。思い思いの場所で、ゆったりゆっくり、時を過ごしていました。彼らの存在も、Tさん夫妻の心和む時間をつくりだしているのでしょう。豊かな環境の中、夫婦でものづくりに取り組む生活。ふたりで一緒に見る夢があることの幸せが、そっと伝わってきます。
※この記事は平成23年6月のものです
「いつかはログハウスに住みたい」と夢に描いていたMさん。この家を見て一目惚れし、即座に購入を決めたのが平成14年(2002)のこと。しかし、自身は仕事でゆっくり過ごすことができず、奥様が時おり訪れて管理する日々が続きました。そして、購入してから10年後の平成24年秋から、本格的な定住生活をスタートさせました。
ゴルフにスキーと、アクティブなご主人。温泉も大好きだといいます。「だから、ここは素晴らしい場所なんですよ」と話します。すぐ近くにあるゴルフ場やスキー場には、いつも朝いちばんに出かけます。この地の住人の特権と言えるでしょう。
一方、奥様は、マーブルアートの教室を開く傍ら、自身の作品づくりもしています。窓辺や室内のあちらこちらに置かれた色鮮やかな作品が、暮らしに彩りを添えています。
定住するまでの10年間に、夫妻は少しずつ家に手を加えてきました。屋根やウッドデッキを塗り直したり、バーベキューハウスを造ったり、ご主人が仕事で来られないときも奥様が庭づくりを進めたり……。「でもね、私は『起工式』だけなんですよ」と奥様。「ここにこんなものがあるといいなと思ったら、ちょっとだけ造っておくの。そうすると、主人がそのあとをきちんと造ってくれるから」と笑います。夫婦の間で、暗黙の役割分担があるようです。
仕事に追われ、子育てはすべて奥様任せだったというご主人。「かみさんには本当に感謝していますよ。それに、ここに住みたいと言ったのも自分。付いてきてもらっているから、ここに住んで楽しいなと思ってもらえるように」と、そのための演出をいつも考えているとか。冬なら、庭の雪で雪像やかまくらを造り、灯りを点して雪あかりにしてみたりと、暮らしの中にいつも遊び心を盛り込んでいます。
その豊かな暮らし方が、ほかの人たちを惹きつけるのでしょう。ゴルフやスキーを楽しむために、ご主人の友達が全国から足を運びます。また、奥様のマーブルアートの生徒さんたちが、家族を連れ、お弁当を持って来ることも。「世話好きなものだから、ついついたくさんの人を迎え入れることになるんですね」と、夫妻は口を揃えます。
そして、夫妻が揃って感動しているのが、このあたりの自然の素晴らしさ。「カラマツの新芽のきれいなこと。緑の色もさまざまで、こんなにたくさんの緑があるのかと思いますよ」「夏にはヒメホタルが見られるんです」「キツネやリスが庭に来ますよ」と、口々に自然の豊かさを話します。
春には山菜、秋にはキノコが、ごくご近所で採れるのも、八幡平の自然の中に住んでいるからこそ。ご近所といえば、近くに住む方たちとも、程よい距離感でお付き合いをしています。「家庭菜園をやっているご近所さんが、うちの前にそっと野菜を置いていってくださることも」「じゃがいもが出来たから、どうぞ、ひと畝分採っていってと言われたり」……。
夫妻のロイヤルシティ八幡平リゾートでの本格的な暮らしは、まだ始まったばかり。ここが「終の棲家」というふたりの毎日は、さらに楽しい演出で、いちだんと充実していくのでしょう。
※この記事は平成24年11月のものです
「今はね、何もしないことを愉しんでる」と、リビングのソファーでくつろぐMさんご夫婦。旦那様が一昨年に定年退職された後、神奈川県の自宅を処分してロイヤルシティ八幡平リゾートに移住されました。
お仕事で世界中を飛び回っていたという旦那様は、退職と同時に生活のスイッチを切り替え、奥様とゆったり暮らす日々を選択されたそうです。3年前から移住する地を探し始めたというお二人は、まず共通のご趣味であるスキーを満喫できる土地をイメージしたそう。年に2回は岩手県雫石町にある網張温泉スキー場を訪れていたこともあって、八幡平エリアを中心に候補地を探していたとか。
とは言え、縁のない農村や集落の風習やしきたりに馴染めるか不安を感じていた頃にここを訪れ、その素晴らしい環境に惚れこみ移住を即決されたそうです。「迷っていては、なかなか決められないものです。臆病にならずに、行動してみるのがいいと思います。私は特に視界を遮るもののないこの敷地が気に入って、ここだ!と思いましたね」と旦那様。
「関東に住む友人からは、寒いでしょと言われるんだけど、それほどでもないですよ。外は寒くても、断熱性の高い家に薪ストーブを入れているおかげで、とても暖かく過ごせるんです」と微笑む奥様。お二人の満足度が伝わってきて、羨ましくなるほどです。
冬の楽しみは、やはりスキー。スキー歴40年という旦那様は、ロイヤルシティ八幡平リゾートから車で約10分の下倉スキー場(約8km)を、世界的に有名なカナダのウィスラー山の雪質に匹敵すると評価されています。敷地内のお仲間とスキー場で待ち合わせ、軽くスキーを楽しむのがお二人の楽しみ。自宅に戻り、奥様お得意のシチューなどを味わった後は、デッキの雪かきをしたり、薪を運んだり・・・
ご自分達を活字中毒とおっしやるお二人にとって、リビングに設えられた特注の大きな本棚は知の宝庫。ゆっくりと本を読む生活が夢だったという旦那様は、午後から2~3時間ほど読書をして過ごされます。
一方の奥様は、牧場から買った羊の原毛をご自身で洗浄し、紡ぎ車で糸を紡いでセーターなどを手編みされています。移住前に人形作家としても活躍されていた奥様は、引退された今でも、人形のメンテナンス依頼には応えていらっしゃるそうです。
「春の山は楽しいわね」と旦那様に優しく話しかける奥様。散策中にワラビやフキ、タケノコなどの山菜を収穫して作ったお料理は、滋味たっぷりとおっしゃいます。また、ガーデニングもされていて、庭に咲いたラベンダーでポプリを作るといった、心に和ませる贅沢も・・・
そして夏は、風通しのよいサンルームで爽やかに。広々としたデッキでのんびりと過ごすのもお気に入りだとか。移住して初めての夏は、蚊などの害虫が少ない事に驚いた奥様。クーラーを付けなくても熱帯夜に苦しむこともなく、窓を閉めて眠ることができるというから驚きです。
秋の楽しみは?という問いかけに「敷地の紅葉が美しいから、わざわざ紅葉狩りに行く必要もないよ」と笑う旦那様。この地に来てから、あちらこちらへと出掛ける必要がない事に心から満足されているようです。
「四季を通じて暮らすほどに、どんどん心が贅沢になっていきます」と語るお二人の笑顔が、とても印象的。
本物の贅沢を知る大人のゆとりが伝わる暮らしぶりでした。
※この記事は平成21年2月のものです