CASE4
施設の設計・施工を標準化し、課題だった拠点施設の改善計画をスムーズに。
建設地 | 新潟県三条市 |
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建物用途 | 事業所 |
敷地面積 | 2,814.01m2(851.23坪) |
延床面積 | 453.68m2(137.23坪) |
竣工 | 平成28年1月 |
建物概要 | 2階建て |
日本のみならず世界各国の土木や建設の現場を支えている、総合建設機械メーカーの日立建機様。日立建機日本株式会社様は、同グループ内で建設機械をはじめ部品や消耗品等のレンタル・販売・アフターサービスなどの事業を1社で担われている企業です。
国内の建設業者に対して、スムーズで適切なサービスを提供すべく、日立建機日本様の拠点は、いま日本全国270ヶ所に及んでいます。そのため、施設面においては毎年どこかの拠点で何らかの課題が発生する状況となっていました。県の中央部に位置する新潟支店燕三条営業所でも、以前より建物の老朽化と施設規模の面で、改善を検討されていたといいます。
日立建機日本様の拠点の多くは、事務所だけではなく、建設機械の点検や修理を行う施設とレンタル建機の保管を行うスペースなどで構成されています。燕三条営業所の既存拠点の場合、取扱商品の充実に伴い、同一敷地内にその全ての機能が収まりきらず、隣接地と分散化されており、従業員だけでなく訪問されるお客様にも不便をかけることとなっていました。
大和ハウス工業では、自社の土地情報ネットワークを活かし、拠点に求められる機能を集約できる広さの当該地を、移転候補地としてご提案させていただきました。そして、商談や修理依頼のお客様がたくさん訪れるという拠点の特性を踏まえ、建物づくりには「入りやすさ」と、施設全体には「スムーズな動線設計」に重点を置き、設計・建設を請け負わせていただきました。
また、同社の「拠点が多く、毎年のように施設改善の必要が発生する」という状況から、設計・施工の標準化を図り、建設コストの低減にも努めています。
当社の拠点づくりが変わって、課題の解決につながりました。
日立建機日本株式会社 取締役社長 櫻井 俊和様
拠点施設の新築・建て替えに係る建設コストは、当社にとって大きな課題の一つでした。従来は、それぞれの地域の建設業者様に依頼していましたが、なかなか課題の解決にはつながらず、さらには拠点ごとに異なった、いわゆる“一点もの” の建物づくりとなっていました。施設規模の面もあり、土地探しから大和ハウス工業さんに拠点づくりをお願いするようになって、今回で8ヶ所目になりますが、明らかに建物づくりが変わったことを実感しています。コスト面のみならず、設計・施工のクオリティについても非常に満足するものに仕上がりました。各営業所では、毎日多くのお客様をお迎えしますが、皆様にも好評をいただいているようです。