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【イベントレポート】国際物流総合展
公開日:2018/09/28
開催期間:2018年9月11日~14日 / 会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
2018年9月11日~14日、アジア最大級の物流・ロジスティクスに関する展示会「国際物流総合展2018 LOGIS-TECH TOKYO 2018」が東京ビッグサイト(東京国際展示場)において開催されました。
現在、「物流」を取り巻く環境は、大きな変革の時期を迎えています。グローバル化の進展は拡大する一方で、国内においても、急激なEC市場の拡大に伴う流通形態の変化が起きており、その上、深刻な労働力不足の問題にも取り組まなければなりません。
大きな注目を集める「物流」ということで、展示会は連日盛況となりました。入場者数も昨年を大きく上回り、注目の高さを示しました。
今回、大和ハウス工業は、グループ各社などを集約し、トータルなロジスティクスのソリューション提案を行いました。
ブースの入り口には、最新のロボティクス提案として、GROUNDの「自律型協働ロボット(AMR)」が展示されました。ロボットが物流施設内を自律的にマッピングし、作業の時間短縮、負担軽減を実現します。実際に体験できるコーナーとして注目を集めました。
5つのパートに分かれてロジスティクスソリューションを紹介
場内は、大きく「不動産開発・設計・施工」「オペレーションシステム」「輸配送」「働き方改革」という5つのパートに分かれ、大和ハウス工業の幅広いパートナー企業からの提案が所せましと紹介されました。これらの総合的な提案によって、ワンストップでの物流イノベーションのサポートが可能になりました。
不動産開発・設計・施工
大和ハウス工業による、先進の物流システムにふさわしい施設のための不動産開発、設計力と技術力の紹介コーナー。現在全国で、約6,583,000m2の開発延床面積(大和物流含む)の実績があり(2018年3月現在)、今後も、豊富な経験とノウハウによって、お客さまの事業にふさわしい施設を設計、施工します。
オペレーションシステム
過剰在庫の削減、物流コストの最適化、適切な供給体制、Eコマースへの対応などを含めたサプライチェーンの構築を実現するためには、ロジスティクスの役割はますます重要なものとなっています。オペレーションコーナーでは、大和ハウスグループ4社が紹介されました。
ダイワロジテックは新しい時代のロジスティクスシステムの構築に向けて大和ハウスグループの中核として、施設やロボット、マテハン、システムをトータルでコーディネート。ロボットを活用した物流からシステム構築まで、ワンストップでクライアントのビジネスを加速させます。また、シェアリングモデルによる新しいロジスティクスモデルをワンストップサービスで提供します。
フレームワークスは、コネクテッドロジスティクスをコンセプトに、物流オペレーション業務を適切にトータルでマネジメントするロジスティクスシステムを提供します。
アッカ・インターナショナルは、アパレルEコマースに特化した、フィルフィルメントサービスを提供します。
モノプラスは、最新のテクノロジーとエンタープライズアプリケーションを高品質で構築し、クラウドを用いたサービスを支援します。
輸配送
Hacobuは、「運ぶを最適化する」をコンセプトに、荷物を送る事業者と運送会社をオンタインでつなぐシステムやバース管理ソリューション「MOVO」を提供します。
大和物流は、大和ハウス工業のビジネスを支えてきた物流基盤とノウハウを生かし、お客様が抱える様々な改善課題をともに追求し、物流面から総合的な解決策を提案する戦略的ロジスティクスパートナーとして、総合物流事業を展開していす。
働き方改革
働き方改革においても、これまでの物流での働き方を一変させていきます。ママスクエアは「子どものそばで働ける世の中を当たり前に」を企業理念として、子育て世代のお母さんが子どもと一緒に働けるキッズスペース付ワーキングスペースの運営を行っており、最初の「大和ハウスモデル」としてDPL流山Iで稼働しています。
豊田トライクは、お客さまの生活に寄り添った、モビリティ創造業として、シンクロシステムを搭載した電動アシスト自転車で、生活やビジネスシーンに対応する新しいモビリティを提供していきます。
セミナーでは各社からのプレゼンテーションが行われる
また、セミナー会場では、大和ハウス工業をはじめとして、グループ会社、パートナー会社からのプレゼンテーションが行われました。
日程 | 内容 | 発表 |
---|---|---|
9月11日 | Hacobu | 物流デジタル情報プラットフォーム構築に向けての道程 ~バース予約を契機に~ |
9月11日 | 大和ハウス工業 | 大和ハウスグループの物流戦略について |
9月11日 | アッカ・インターナショナル | 競合には絶対教えたくない!行列ができるフルフィルメントプラットフォーム |
9月12日 | ダイワロジテック | Daiwa Boysが考えるロジスティクスにおけるシェアリングモデルの実現 |
9月13日 | 豊田TRIKE | 新しいモビリティが提供する、物流センター内の作業効率化と働く人の移動手段 |
9月14日 | ママスクエア | 「職住近接」のワーキングスタイルを実現した働き方改革について |
今後のビジネスの鍵を握るとさえいわれる「ロジスティクス」。これからの物流のあるべき姿を大和ハウスグループは提案し続けます。