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2019年09月11日
厚生労働省
2017年度の介護給付費は9.4兆円と過去最高に
厚生労働省は、2017年度の介護保険事業状況報告を発表。利用者負担を除いた介護給付費は、前年度比2.3%増の9兆4,443億円で過去最高となった。18年3月末現在、65歳以上の第1号被保険者数は、前年度比1.4%増の3,488万人で、このうち要介護・要支援認定者の占める割合(認定率)は、前年度と同じ18.0%だった。
第1号被保険者1人当たりの給付費は、同0.9%増の27万1,000円と3年ぶりに増加。都道府県別では、島根県の31万2,700円が最高で、次に高かったのは秋田の30万1,800円となった。最低は埼玉の20万4,400円で、次に低かったのは千葉の21万1,500円だった。地方ではより高齢化が進んでいることもあり、1人当たりの給付費も増えたとみられる。