DPL流山プロジェクトは、計4棟からなる当社最大のマルチテナント型物流タウンです。4棟すべてに太陽光発電システム(約10MW)を搭載し、BELS認証(※1)を取得しました。また環境への配慮として、並木ゾーンを設置するなど植栽にこだわり、総合的な環境認証「LEED」(※2)を取得しています。
BCP対策として建物の耐震性(※3)を高め、非常用発電機や防災備蓄倉庫を備えており、災害時にも安定的な物流を提供し、地域の安全と経済の発展を両立させることを目指しています。
- ※1 DPL流山Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ:ZEB Ready、DPL流山Ⅲ:『ZEB』
ZEB Ready:再エネを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上削減した建物
『ZEB』:省エネ50%以上。かつ、再エネを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上削減した建物
- ※2 DPL流山Ⅱ・Ⅳ:LEED GOLD、DPL流山Ⅲ:LEED CERTIFIED
LEEDとは国際的な建築物環境性能評価システムで、7つの評価項目(敷地選定、水資源の保全と節水、エネルギーと大気、材料と資源、室内環境、革新性、地域別重みづけ)の合計点により格付けされる認証
- ※3 DPL流山Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ:免震構造、DPL流山Ⅲ:耐震構造
当社担当者の声
当プロジェクトは、延床面積737,346m2の当社最大の物流タウンとして8か年計画で進め、2023年に全棟が完成。4棟の施設が連なる物流タウンとして一体感が出るよう、「四季の広場」や「並木ゾーン」を設け、一年を通して彩りを与える数種類の在来種による植栽を施しました。
また流山市と災害協定を締結し、地域の子ども食堂の子どもたちに施設見学会や環境プログラムを提供するなど、地域との共生に向けた取り組みも行っています。
東京本店 建築事業部 第三営業部
井上 直彦
ZEB実現のための技術
太陽光発電システム&非常用発電機
全棟に太陽光発電システムを搭載(発電出力:約10MW)し、発電した電力を施設内で利用。天候に左右される太陽光発電だけではなく、非常用自家発電機と併せることで、BCP実効性の高い建物としました。
LED照明の最適運転
省エネ性能の高いLED照明を採用し、事務所部分は明るさ検知、物流倉庫部分ではタイムスケジュールコントロールによる最適な制御で照明負荷を低減します。
SDGsへの貢献
- LED照明により省エネ性を高めてエネルギーを効率的に利用しています。また、大容量の太陽光発電システムを採用しています。
- 非常時の備蓄倉庫拠点の立地として理想的な環境を活かし、流山市と「災害時等における一時避難施設としての使用に関する協定書」を締結しています。
- 免震構造や耐震構造により建物の耐震性を高め、非常用電源を設置するなどBCP(事業継続計画)対策を講じています。
- LEED認証を取得し、周辺環境に配慮した植栽の選定、雨水の中水利用による水資源の保全や節水設備を採用するなど、生物多様性保全に取り組んでいます。
- 施設内には従業員の多様な働き方や価値観に配慮し、従業員専用の保育施設、カフェテリア、祈祷室、オールジェンダートイレなどを備えています。
大和ハウスグループは
持続可能な開発目標(SDGs)を
支援しています
基本情報
- 所在地
- 千葉県流山市
- 竣工年月
- Ⅰ:2018年3月
Ⅱ:2023年4月
Ⅲ:2020年9月
Ⅳ:2021年10月
- 建物用途
- 物流倉庫
- グリーンビルディング認証
- Ⅱ:LEED GOLD
Ⅲ:LEED CERTIFIED
Ⅳ:LEED GOLD
- 構造(階数)
- Ⅰ:PCaPC造一部鉄骨造(4階建て)/免震構造
Ⅱ:PCaPC造一部鉄骨造(4階建て)/免震構造
Ⅲ:柱RC梁鉄骨造+鉄骨造(4階建て)/耐震構造
Ⅳ:PCaPC造一部鉄骨造(5階建て)/免震構造
- 建築面積
- Ⅰ:37,284m2
Ⅱ:35,755m2
Ⅲ:31,971m2
Ⅳ:84,007m2
- 延床面積
- Ⅰ:151,368m2
Ⅱ:140,453m2
Ⅲ:122,064m2
Ⅳ:323,461m2
プロジェクト全体:737,346m2
- ZEBランク
- Ⅰ:ZEB Ready
Ⅱ:ZEB Ready
Ⅲ:『ZEB』
Ⅳ:ZEB Ready
- 一次エネルギー削減率
- Ⅰ:創エネ含まず 60%
Ⅱ:創エネ含まず 59%
Ⅲ:創エネ含まず 58%
創エネ含む 100%
Ⅳ:創エネ含まず 50%
※ 掲載内容は、2024年9月現在の情報です。
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