- 藤井 麻貴子Fujii Makiko
- 設計士として最も喜びを感じるのは、お引渡しの日、出会いから今日までをお客さまと一緒に振り返る時という。自身と同じダイワハウスの住宅設計士である夫、3歳になる息子との3人暮らし。子育ての経験は設計における目線に変化をもたらしたと感じている。
こだわりのある家は体でわかる
住む人をとりまく要素としてのインテリアや空間の質感を大切に、いつまでもその場にいたいと思える住まいづくりを追求しています。室内から見える屋外の景色、明かりによってつくられる雰囲気、巾木や窓枠などのディテールに至るまで、こだわり抜いた住まいは自ずと心地良いものになります。それは頭ではなく体が感じとる価値だと言えるかもしれません。私は設計のプロとして、細部にわたるこだわりを大切にしていきたいと考えています。
少しでも楽に暮らせる家を
共働きのご夫婦や、子育て中の世代は、毎日とても忙しくお過ごしでしょう。私自身が仕事を続けながら子どもを持つことで、そうしたお客さまの思いにより共感できるようになりました。日常生活を効率良く行い、少しでも多くご自身の時間を持っていただくために、住まいがお役に立ちたい。これは家づくりの基本にも通じる考えだと思います。私がお客さまに「楽に暮らせる家をつくりましょう」とお声掛けするのは、そんな思いがあるからなのです。
人間力のある設計士を目指して
ご家族の個性はそれぞれに異なり、暮らしのスタイルも千差万別です。当然、必要なお住まいの形も違っています。私は設計の前段階として、お客さまのことをじっくりと理解するよう心掛けています。そのためにまず、私がどのような人間で、プライベートではどんな生活をしているのか、理解していただいたうえで信頼関係を結んでいきます。理想としているのは人間力のある設計士です。人としての魅力を備え、「この人に任せてみたい」と信頼していただける設計士を目指しています。
※プロフィール等の情報は、原稿作成時のものです。