おうち時間が増えて、家事や育児が大変!と感じているママが多いと言われています。
家事の時間を減らしたいと思っているのに、なぜか増える一方。
そこで生まれたのが、みんなで家事に参加しやすくする「家事シェア」という考え方。
今回は、子育てにピッタリなこのアイデアに注目してみました!
おうち時間が増えた今、ママの家事の負担も増えている?
家事の1日の平均時間
1日の平均時間 | ママ | パパ |
---|---|---|
洗濯 | 1.2時間 | 0.5時間 |
掃除 | 0.9時間 | 0.5時間 |
料理 | 2.3時間 | 0.6時間 |
料理・掃除・洗濯の合計 | 4.5時間 | 1.6時間 |
- ※cozreマガジン「家事に関するWebアンケート」調査
- ※実施時期 2020年3月
- ※n=2,895、うちママ2,863名、パパ32名
ママたちは、毎日どれくらいの時間を家事にかけ、負担に感じているのでしょうか?
cozreマガジンによる コズレ子育てマーケティング研究所 の2020年の調査では、ママはパパの2.8倍の時間を家事に費やしていることがわかりました。
さらに、おうち時間の増加で、ママの家事に使う時間がより増えているという恐ろしいデータも。
家事の時間が増えたと感じるママは45%超!
直近2週間のあなたの生活に関する増減について、昨年4月の緊急事態宣言時と比較してお答えください。
- ※cozreマガジン「ママと子供たちの新しい生活様式に関するアンケート」調査
- ※実施時期 2021年4月
- ※n=2,729、~2歳児ママ
家事にかかわる時間は「かなり増えた」「増えた」と感じたママは約45%でした。2020年の同じ調査よりも、約12%も増加しています。
家事にかける時間を短くしたいママパパ、
実に84%。
同じくコズレ子育てマーケティング研究所の調査によると、家事にかける時間を短くしたいと思う人は約84%!
多くのママが家事にかける時間を減らしたいと感じているのに、なぜ、家事時間は減るどころか増える一方なのでしょうか。どうしたら家事の負担は減るのでしょうか。
【図3】家事にかける時間を
短くしたいと思うか(n=2,895)
- ※cozreマガジン「家事に関するWebアンケート」調査
- ※実施時期 2020年3月
- ※n=2,895、うちママ2,863名、パパ32名
一人に負担がかかるのは、「名もなき家事」が原因かも
この家事は、家族に家事だと思われていない!?
ママたちの家事時間が増える要因はいろいろ考えられますが、話題になっているのが「名もなき家事」。
「名もなき家事」は、ママたちは「家事」だと思っているけれど、家族には認識されていない、細かい片付けや買い物などのことです。
一つ一つは大きな用事ではないけれど、ちりも積もれば山となるで、時間も労力もかなり消費されてしまいます。
共働き夫婦の「家事」に関する意識調査 第1回~家事への意識の違い編~では、ママが家事だと思っているものと、パパが家事だと思っているものには開きがあることがわかっています。
「トイレットペーパーがなくなった時に、買いに行く」「調味料を補充・交換する」「脱ぎっぱなしの服をクローゼットやタンスにしまう」など…
さまざまなちょっとした作業を、ママの方が「家事」と認識して行っている割合が高いという結果が出ています。
「名もなき家事」をシェアしないと、「やっているつもり」になってしまう!
こうした「名もなき家事」を、パートナーや子どもに分かってもらうことが、ママの「家事」負担を減らす第一歩。
ごみ捨てひとつ取っても、「ごみを集める」「ごみを分別する」「ごみ袋を取り替える」「ごみを出しに行く」と、いくつかの段階に分かれています。この一つの段階だけをやって「ごみ捨てはしているよ!」と言われても、ママの負担が減ることにはなかなかつながりにくいです。
まず、こうした細かい段階があるよ!ということを明確にするのが、「名もなき家事」の負担を減らす第一段階と言えるでしょう。
「名もなき家事」をみんなとシェアする工夫は?
やることが明確になると、次の段階「家事シェア」が見えてきます。
パパや子どもも巻き込んで、いろいろなおうちの「家族の事」を少しずつやれば、家事の負担や時間も減り、みんなでニコニコ過ごせる時間が増えるはず!
でも、長年しみついた習慣をイチからやり直すのはとっても大変。そんな時に考えたいのが、おうちに自然と家事ができちゃう家事動線を作ってしまおうという「家事シェア動線」です。
みんなで自然に家事をこなそう!家事シェア動線のご紹介
家事シェアに大事なのは誰でもやりやすいルートを作ること!
「家事をシェアするぞ!」と思っても、今まで習慣化されていないとなかなか浸透しにくいのが現実。説明に手間がかかってストレス増大…なんていうことにもなりかねません。
そこで提案したいのが、自然で誰でも分かりやすい家事ルートをおうちの作りに加えてしまう事。それが「家事シェア動線」というアイデアです。
家事シェア動線で「名もなき家事」にもみんなで参加!
床面積:1階 59.75m2(18.07坪)/2階 63.09m2(19.08坪)/合計 122.84m2(37.15坪)
「家事シェア動線」は、文字通り、家族が家事をする動きがしやすいルートを家の中に作ること。
例えば帰ってきて、リビングに荷物や脱いだコートが散らかる前に、玄関にサッと収納できる場所を作ってしまえば、リビングはきれいなままですよね?
洗濯物も洗濯機のそばにたたむスペースを確保してしまえば、ソファの上が洗濯物の山、なんてことも避けられます。
「家事シェアアイデア」で誰でも楽に、わかりやすく!
家事シェア動線と一緒に取り入れたいのが、「家事シェアアイデア」!
玄関、キッチン、階段など……
全体の流れだけではなく、それぞれの場所にも工夫をしてみましょう。誰にでも分かりやすい・使いやすい場所になれば、さらに家事に参加しやすくなります。
2階に持っていくものの待機場所「階段ポケット」
畳んだ洗濯物や子どもの本など、後で2階に持って上がるもので階段をふさいでいませんか。階段廻りに一時置きコーナーがあれば一件落着。使わない時は飾り棚としても活用できます。
散らかりやすい園や学校からのプリントを壁にまとめておくスペース「お便り紙蔵庫」や、 階段付近に2階に上がる時に持って上がるものを置いておく「階段ポケット」など、子育て家庭にもうれしい工夫が満載です。
みんなが自然と家事に参加できる家事シェアハウスは「日本子育て支援大賞2021」も受賞!
ダイワハウスでは、家事シェア動線・家事シェアアイデアを組み込んだ住まい『家事シェアハウス』を提案。この痒い所に手が届く家事シェアハウスは「日本子育て支援大賞2021」を受賞しています。
900人の先輩ママパパに聞いた!
理想の住まいのポイントは?
家事シェアの他にも知りたい!子育てしやすい理想の家にするポイントとは?
今のおうちでも家事シェアをしてみながら、いざ、おうちを建てるときには、もっと家事をシェアしやすい家にしたい!という夢が膨らんだ方も多いのではないでしょうか。
子育てファミリーが家を建てる時には、家事の負担を減らすこと以外にも、押さえておくともっと子育てが楽しくなるポイントがいろいろあります。
今回は、子育てする上で大事なお家作りのポイントをまとめて、チェックリストにしました。
家の中の設備、間取り、土地……
気をつけたいポイントは?
先輩ママパパがチェックした方が良いポイントとしてえらんだのは、下のようなポイント。
- 家にあったら便利なもの
- あると子育てに良い家の中の設備
- 部屋の数や間取りの考え方
- 近くにあって欲しい施設や店舗
- 子育て向きの場所
- 実家との距離
など、先輩ママパパならではの視点でご紹介しております。
まとめ
いかがでしたか?おうち時間が増え、家族との時間が増える一方、家事の時間が増えてしまった方にとって「家事シェア動線」は、まさに画期的なアイデア。みんなが無理なく「名もなき家事」を少しずつシェアできるおうちを、ぜひこの機会に目指してみてくださいね。