住まう北海道

「大自然の中の都会に住む」

エリア特集
Vol.3 すすきの

vol.03

すす
きの Susukino

すすきの交差点

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住まう北海道

「大自然の中の都会に住む」

- Vol.4　すすきのエリアに住まう -

Vol.4　すすきのエリアに住まう

どんな街？

すすきの交差点

すすきのについて

日本屈指の
安全な歓楽街
すすきの。

東京の歌舞伎町、福岡の中洲と並んで日本の三大歓楽街のひとつに数えられる「すすきの」。飲食店などが軒を連ねる夜のイメージが強い街ですが、女性だけでも飲み歩ける歓楽街としても知られています。もちろん北海道の「食」の魅力が詰まったグルメスポットです。道内各地から旬の食材が集まり、こだわりの逸品が楽しめる観光の定番コースになっています。

すすきのエリアは、北海道最大のターミナル・JR「札幌」駅から地下鉄に乗って2駅。お天気がよければ札幌駅前通をゆっくり歩いて向かうこともできます。途中、大通公園を通るので札幌ステイの醍醐味が到着してすぐに味わえることでしょう。雪や雨が降っていても札幌駅前通地下歩行空間や地下街を通って濡れずに歩くことができるので安心。タクシーを利用する場合は乗車約10分程度です。

新千歳空港へ直接アクセスできる空港連絡バスも、すすきのエリアに発着。約1時間〜約1時間半程度で行き来ができるので、滞在先によってはバス利用も便利です。

札幌テレビ塔

全国的に有名なのに
住所がない？

札幌市民に「すすきのは、どこ？」と尋ねると、おおよその位置は一致しますが、明確な範囲を答えられる人は少ないかもしれません。すすきのエリアは、実は正式な住所表記としての「すすきの」は存在しないのです。

駅や交差点の名前がエリアの所在を教えてくれる程度で、その範囲も自治体や団体が定義づけしているものの曖昧で、近年では拡大しているともいわれています。また「すすきの」という名前の由来も、開拓時にこの周辺がススキに覆われていたという説、この地にあった遊郭をつくった功労者・薄井竜之に因んだ説など諸説あります。エリアの範囲も、名前の由来もはっきりと分からず、多くの表情を持ったミステリアスな街ともいえるでしょう。

市民誰もが楽しめる
「すすきの」に進化中。

多彩な飲食店をはじめ観覧車から札幌を一望するノルベサやラーメン横丁などが、多くの観光客に魅力のすすきのエリア。もちろん、札幌に暮らす多くの大人たちに愛されるエリアでもあり、夏には「すすきの祭り」、冬には「さっぽろ雪まつり」の会場としても親しまれてきました。

こうした大人の時間が楽しめる街のイメージに加えて、新たに昼も夜も1日中楽しめる「すすきの」へと生まれ変わろうとする動きが現在進行していることをご存知でしょうか。

そのひとつが、すすきの交差点で進められる(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画【旧ラフィラ】。地下鉄南北線「すすきの」駅に接続し、レストランやカフェ、ショップに加えてスーパーマーケット、シネマコンプレックスなどが入居予定。札幌に暮らす人々が気軽に遊びに集まれる大型複合施設を目指しているそうです。

さらに札幌駅前通と狸小路の交差点では、「モユク・サッポロ」が2023年春にオープン予定。こちらも地下街とつながった複合施設で、都市型水族館の開業も予定され、話題を集めています。今まさに、すすきのエリアは観光地から誰もが楽しめるエンターテインメント発信拠点へと進化を始めたといえます。

狸小路商店街

再発見！
懐かしくも新しい
狸小路。

再開発事業などによって新しい楽しさがつくられる一方で、都心部にありながら暮らしの息吹が感じられることも、この街の魅力。たとえば、アーケードが印象的な狸小路には、1丁目から10丁目までいくつかの商店街が連なり、古くから暮らしが根づいていることを教えてくれます。

1丁目から2丁目までは普段使いできるスーパーマーケット、衣料品店、リサイクルショップなどが集まったお買い物の街。明治の頃から営業を続けるお店もあり、どこか懐かしいノスタルジックな街並を味わうことができます。3〜5丁目は飲食店や土産物店が増え、市民だけでなく観光客も訪れるバラエティ豊かなゾーン。西3・4丁目は札幌駅前通と交差するため、多くの人が行き交い都心の華やかさも感じられることでしょう。地下街とも接続しているので雪や雨の日でも濡れずに快適に出歩くことができます。

そして、西6丁目以西では、それまでの街並とはまた違った風情が出迎えてくれます。6丁には昭和初期から街を見守ってきた狸小路市場があり、昼と夜で異なる表情が楽しめます。7丁目は狸小路で唯一、初代アーケードを残したまま。温もりを感じさせるレトロな雰囲気が堪能できます。アーケードがなくなる8丁目から10丁目も個性あふれるお店ばかり。

通好みの老舗から気鋭の料理人が逸品を振る舞う名店、隠れ家のように居心地のいいカフェなど多種多彩。昼も夜も楽しめる、これからの「すすきのライフ」が広がっています。

この街の魅力

狸小路7丁目

気軽に大人時間が味わえる夜

地元民が通う
お店がズラリ。

狸小路の西6・7丁目界隈は札幌駅前や大通公園のオフィス街と近く、観光スポットから少し離れた立地。そのため地元民が通うカジュアルな飲食店が数多く建ち並んでいます。夜になると仕事帰りの人々が集まり、老若男女が北海道の旬の美味しさに舌鼓。ジンギスカン、海鮮、ラーメン、ホルモン焼き、中華料理…地元を愛する人々が落ち着いて飲み、食べ、語らい合えるスポットといえるでしょう。また、東南アジアを中心に世界各国の料理が気軽に楽しめるエリアとしても魅力的です。

Night Time

炉端焼きめんめ

狸小路市場にある炉端焼きが楽しめる居酒屋。「めんめ」とは道東の浜言葉で、別名「きんき」、正式名「きちじ」と呼ばれる高級魚のこと。この「めんめ」を看板メニューに、選り抜かれた新鮮な魚介、採れたての旬の野菜などを堪能することができます。炉端焼きや刺身、煮付けなど食べ方もいろいろ。素材の味をいかした品々は、まさに北海道そのものといえるでしょう。地元客はもちろん、グルメな観光客にとっても知る人ぞ知る名店です。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西6丁目
狸小路市場内

: 011-241-6810

発酵ヤード

日本人に馴染み深い発酵料理をテーマに、このお店でしか味わえない新しい食を提案するお店です。刺身に発酵薬味を合わせるなど発酵を取り入れたオリジナルメニューは約50種類で、その全てをスタッフ自ら開発しているとのこと。お店全体が独自の世界観でつくられており、発酵をイメージした象徴的なカウンターをはじめフォトジェニックな店内も魅力的。また、料理に合わせて作られた器も注目したいポイントです。

【DATA】

: 札幌市中央区南2条西6丁目土肥ビル1F

: 011-218-1200

: https://www.hakko-yard.com/

中国料理もみぢ

気軽に本格中国料理が楽しめる、狸小路市場のお店。なみなみと盛り付けられた麻婆豆腐、こだわりの卵を使った玉子炒飯など、メニューが豊富で何度でも通いたくなると評判。仕事帰りに仲間と気軽に立ち寄れる雰囲気で、もちろん家族との食事や女子会にもぴったり。2階席もあり、多人数での会食も可能。ランチ営業もしており、テイクアウトや宅配にも対応しています。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西6丁目
狸小路市場内

: 011-281-5335

ELSKA

文学の薫り漂うメニューや店内の雰囲気などにも表れるように叙情的な世界観が楽しめるビストロ。お店の1階にある本棚には店主が用意した世界各国の名作や日本の名著が並び、自由に読むことができます。そんな空間でいただくのは店主のこだわりが詰まったフレンチと、厳選されたワインの数々。一品ごとに丁寧につくられた美味しさを、気軽に味わうことができます。土・日曜日限定でランチ営業も。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西6丁目3-1

: 011-312-0393

タコス・メキシコ料理
EL tope エルトペ

スパイシーなメキシコ料理と、札幌では珍しいペルー料理が味わえる中南米料理のお店。名物は、自家製トルティーヤを使ったタコス。骨付き肉のトマホークはSNS映えするほどのインパクトです。ビールはメキシコの銘柄を中心に20種類以上、テキーラ・メスカルはなんと100種以上をラインナップ。店内には現地のインテリアや雑貨が並び、扉を開けた瞬間から異国情緒を楽しむことができます。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西7丁目7番地
M’sビルヂング2階

: 011-215-1686

: https://eltope-sapporo.owst.jp/

休日をゆったり楽しむ昼下がり

通に愛される
隠れ家スポットも。

狸小路のアーケードを抜け、さらに西へ向かって歩いていくと、古き良き佇まいを残した街並に出会うことができます。西8・9丁目界隈には、古くなった建物をリノベーションしたカフェやショップ、ミシュラン掲載店やセレクトショップなどが集まったビルが点在。グルメやおしゃれを楽しむ人にはお馴染みのスポットとして親しまれ、8丁目は通称「タヌハチ（狸八）」とも呼ばれています。

たとえば、休日にイタリアンで昼飲みをしてお気に入りのセレクトショップで新作をチェック。仕事が終わった夕方、会食前に行きつけのビストロで軽く0次会…なんて過ごし方も叶えられそうです。

このように狸小路は10丁目まで個性豊かなお店が数多く連なり、自分好みの感性や才能、穴場スポットを探しながら散策が楽しめます。

Night Time

COFFEE&WINE STANDARD
COFFEE LAB.

日常に驚きと感動をもたらしてくれるスペシャリティコーヒーと自然派ワインのお店。産地・精製方法・焙煎などによって様々な個性を持つスペシャリティコーヒーは、こだわりの抽出方法でベストな味を引き出しています。また、オーナーはラテアートの世界チャンピオンで、入賞経験を持つスタッフも在籍。ワインは、選り抜かれた上質なものだけをラインナップ。自家製カヌレなどのスイーツやフードも豊富に取り揃えています。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西7丁目7-4

: 011-211-6706

: https://standardcoffeelab.com/

Kitchen Oeufs

「Oeufs」とは、フランス語で「卵」のこと。その名の通り、当別町のFarm Agricolaの平飼いたまごを使用し、卵本来の美味しさがいかせるように調理方法とメニューにこだわったレストランです。また卵と組み合わせる食材は、札幌近郊でとれた野菜など旬のものを使用するため、そのほとんどが季節限定。パリのカフェを思わせる温かみのある空間で自然に「うふっ」と微笑んでしまう幸せな時間が広がります。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西8丁目7
大洋ビル2階

: 070-1120-0012

: https://kitchenoeufs.com/

Brown Books Cafe

本とコーヒーが好きな店主が開いたカフェ。店内に入ると壁一面に並べられた洋書が印象的。コーヒーは、二十四軒にある珈和堂で焙煎されたオーガニックコーヒー豆を使用し、1杯ずつ丁寧にネルドリップで淹れるこだわりです。コーヒーのお供には日替わりの自家製ケーキや季節のタルト、甘さ控えめの焼き菓子を。時間が止まったような穏やかな空間で、ゆったりとした大人のひとときが堪能できます。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西7丁目7-26 2F

: 011-221-6333

: https://brownbookscafe.com/

niban

洋服、雑貨、食器、食品に至るまで暮らしにまつわるものを取り揃えるセレクトショップ。洋服やアンダーウェアはスタッフが長年、実際に着用してきたブランドアイテムを中心にラインナップ。メリノウール、オーガニックコットンなど素材にも強いこだわりを持っているそうです。また、食品もスタッフが気に入り、自信をもっておすすめできるものだけを取り扱って販売しています。

【DATA】

: 札幌市中央区南3条西8丁目11-2
島屋ビル2F

: 011-252-9897

: https://www.instagram.com/nibant8/

豊平川

自然の潤いを感じる爽やかな朝

街全体が
ジョギングコースに。

すすきのエリア周辺には、札幌の街並を楽しみながらジョギングが楽しめるスポットがあちらこちらに。大通公園や中島公園では、四季折々の風景を眺めながら日々のルーティンをこなすことができます。少し足を伸ばせば豊平川緑地のサイクリングロードで、本格的に走り込むことも。雪が降る冬季も24時間対応のジムなどが周辺にあるので安心です。

また近年ブームになっているサウナも周辺にホテルや温浴施設が充実いるので、じっくりと「サ活」を楽しむことができそうです。

Morning Time

中島公園

日常に彩りと潤いを運ぶ、札幌都心のオアシス。園内は菖蒲池を中心に樹々や花々で満たされ、散策やジョギングをしながら四季折々の風景を愉しむことができます。また、遊歩道を歩いた先には世界的に評価の高い札幌コンサートホールKitaraも。さらに開拓当時を偲ばせる歴史的建築物、北海道ゆかりの作品が収蔵・展示される北海道立文学館などが園内に点在しており、好奇心をくすぐる大人の休日を演出することでしょう。

【DATA】

: 札幌市中央区中島公園1
中島公園管理事務所

: 011-511-3924

: https://www.sapporo-park.or.jp/nakajima/

FITNESS24 南8電車通

24時間365日利用できるフィットネスジム。初心者からヘビーユーザーまで幅広いニーズに応える多様なマシンを完備。女性や初心者向けのトレーニングサポートはもちろん、南8電車通店では本格的なパーソナルトレーニングも可能です。日々のルーティン、空き時間、気分転換などご自分のタイミングで通うことができ、暮らしの一部にトレーニングを取り入れることができます。

【DATA】

: 札幌市中央区南8条西6丁目7-11
アンセリジェ弐番館1F

: 011-530-0224

: https://www.fitness24.jp/

SOLOS-ソロス

自分ひとりのペースで様々なことが楽しめるパーソナルラウンジ。たとえば、サウナは誰の目も気にせずリラックスできる完全個室型。また、エステルームでは男女問わず気になるエイジングケアの相談も。その他にもジムや酸素ボックス、さらにはコワーキングスペースまで完備。カフェでは、ランチからディナーまで豊富なメニューが用意されているので、いつでも「ひとりの時間」を満喫することができます。

【DATA】

: 札幌市中央区南1条西10丁目4-156

: 011-600-2022

: https://solos-pl.com/

LA&S

ファッション性、機能性に優れた選りすぐりのアイテムを集めた、おしゃれゴルファー注目のゴルフセレクトショップ。国内外11ブランドを取り扱っており、ウェアからバッグ、小物など品揃えが豊富。また、ゴルフシーンに限らず着回しやすいスポーツウェアも数多く取り扱っています。札幌では取り扱いの少ないブランドもラインナップしていて、オンリーワンのコーディネイトが楽しめそうです。