- 手島 秀典Teshima Hidenori
- 味のあるスケッチとユーモアたっぷりの打ち合わせでお客さまのハートをつかむ達人。豊かな発想力で、オリジナリティある設計デザインを次々と考案する。家族は妻と、生まれたばかりの息子。母乳を与えること以外は何でもこなすイクメンである。
家が良いと家族の仲はさらに良くなる
夜、家に帰った時に家の中からもれる温かい光に、人は安心感を覚えるものだと思います。同じことをしているわけではなくても、一つ屋根の下で互いの存在を感じながら過ごす時間に、人は癒されるものだと思います。だからこそ、私はいつも家族の気配を感じられる住まいをめざします。間取りが良ければ家族の仲はより深くなる。ご提案する間取りに「〇〇’s Happy Family House」とタイトルをつけるのは、そんな想いを表しているのです。
お客さまの情熱を超えていく
多くのお客さまにとって、土地や家の購入は一生に一度の大きな買い物です。建築地を何度も見学し、幾通りもの間取りを検討し、夢の実現に情熱を注がれます。そんなお客さまの情熱に、設計担当である私が負けるわけにはいきません。現地には可能な限り何度も足を運び、聞こえる音や漂う風の匂い、見える景色などを確かめて、どう暮らせば心地良いかを考え抜きます。また、お客さまからいただくさまざまなご要望は、土地などの条件により叶えるのが難しい場合もあります。そのような時にこそ、お言葉の裏にある真意をくみ取り、実現できる方法を探ることが設計担当の仕事だと考えます。
家づくりの原点は「8人家族」
私は一家8人の大家族に生まれ育ちました。朝起きると母が作る味噌汁の匂いがし、休日にテレビを見ていると隣の部屋で曾祖母が同じようにテレビをつける音がする。そんな家庭に育ったことが私の住宅設計の原点です。ものづくりが好きで大和ハウス工業に入社して10年あまり。自社の住宅以外にも名建築や一流ホテルなどを訪ねてはデザインの引き出しを増やしてきました。また、自分の家庭で家事や子どもの世話をすることも、そのまま家づくりのアイデアにつながっています。私は設計の仕事が好きで、楽しくて仕方がありません。日本中の住宅を私が設計できたら、という壮大な夢さえ持っているほどです。
※プロフィール等の情報は、原稿作成時(平成29年3月)のものです。