寒い冬は温かい湯船につかると心身がほっと緩むもの。
一日の中で最もリラックスできるのがバスタイムという人も多いのではないでしょうか。
ダイワハウスでは、気になる皆さんのバスタイムの実態を探るアンケートを実施しました。
調査時期 | 2022年12月15日~12月23日 |
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調査対象 | My House Palette メールマガジン会員 |
有効回答数 | 671件 |
調査方法 | My House Palette メールマガジンでのアンケート |
Q1.お風呂は好きですか?嫌いですか?
日本人は清潔でお風呂好きと言われますが、それを裏付けるかのように「好き」(53%)、「どちらかといえば好き」(30%)を合わせると、83%が「お風呂が好き」と回答しました。一方で少数派ではありますが、「どちらかといえば嫌い」(4%)、「嫌い」(1%)という回答もありました。
Q2.1日に何回程度、お風呂に入りますか?
(軽いシャワーだけも含む)
1日の入浴頻度について聞きました。9割近くが「1回」(86%)と回答。バスタイムが毎日の日課になっていることがうかがえます。「2回」(7%)という回答もあり、夜に加えて朝にも入浴もしくはシャワーを浴びていると推測できます。一方で、「1回未満」(6%)という回答も同じ割合でありました。クタクタになってお風呂に入らずに寝てしまう日があるのかもしれません。
Q3.どのタイミングでお風呂に入りますか?(複数回答)
次にお風呂に入るタイミングを聞きました。ご飯を食べ終えてから就寝するまでの間に入浴をする「夕食後」(50%)が全体の半数を占める結果に。次に多かったのが、帰宅してすぐにさっぱりしたい「帰宅後」(31%)。夏場だと、この割合はもう少し増えそうです。その他、「夕食前」(18%)、「起床後」(11%)の回答も寄せられました。
Q4.お風呂にどのぐらい時間をかけますか?
お風呂にかける時間について聞くと、最も多かった回答が「10〜30分未満」(63%)、次に「30分〜1時間未満」(25%)と続きました。「10分未満」(7%)と「1時間以上」(5%)という対照的な回答が同じくらいの割合でした。バスタイムにかける時間は、湯船にゆったりつかるか、シャワーで済ませるかによっても変わってきそうです。
Q5.浴槽に入りますか?
皆さんは「湯船派」「シャワー派」のどちらなのでしょうか。最も多かった回答は「毎回入る」(66%)で、7割近くが「湯船派」と判明。また、「ときどき入る」(22%)、「休日だけ入る」(2%)を合わせると、約4分の1が湯船とシャワーを使い分けていました。「入らない」(9%)と回答した完全シャワー派も一定数いました。アンケート実施が冬だったので湯船につかる人が多数でしたが、夏の調査だとシャワーの割合がもう少し増えるかもしれません。
Q6.お風呂場で体や髪を洗う以外にどんなことをしますか?(複数回答)
体や髪を洗う以外にお風呂時間でどんなことをしているのでしょうか。「何もしていない」(37%)が最多でした。特に何かをするのではなく、ゆったりと湯船につかってリラックスする人もいれば、髪や体を洗ったらさっさと出てしまう人もこの回答に含まれるでしょう。
逆に言えば、63%の人がお風呂で何かをしていることになります。「マッサージやストレッチをする」(29%)、「歯磨き」(20%)、「掃除」(17%)、「スマートフォンの操作」(12%)が多く、「音楽鑑賞」(9%)や「歌唱」(8%)という回答もありました。
Q7.お風呂での楽しみは何ですか?
ここでお風呂での楽しみについて聞いてみると、多様な回答が寄せられました。最も多かったのは入浴剤を入れてリラックスするというコメントでした。カテゴリ別にご紹介します。
入浴剤でリラックス
- お気に入りの入浴剤を入れて、アロマキャンドルをたく
- 冷え性なので温め効果のある入浴剤を入れ、ゆっくりマッサージやストレッチをしながら入るのが楽しみ
- にごり湯の入浴剤を入れて、ラジオを聞きながらのんびり入る
動画視聴
- いつも子どもと一緒なので、一人のお風呂時間がたまらなく好き。誰にも邪魔されず、湯船につかりながら読書やドラマ鑑賞をするのが癒やし
- 動画視聴が楽しみ。唯一のひとり時間なので、湯船で満喫している
- 半身浴をして体も脳もリラックスさせる。入浴剤にこだわってみたり、読書や映画鑑賞をしたり、おやつを用意したりと、とにかく好きに過ごす
- 日本酒を飲みながらゆっくり入ったり、録画していたドラマを観たり、一日の中で一番好きな時間
家族とコミュニケーション
- 子どもと入るので「幼稚園どうだった?」等のコミュニケーションを楽しんでいる
- 子どもと一緒にお風呂でお湯のかけっこをしたり、しりとり等をしたりして遊ぶこと
- お風呂は夫婦でゆっくり会話する時間
その他
- 湯船でアイスを食べる
- 浴槽のふたを閉め、顔だけ出して汗を流してすっきりする(10分×2回)
- ジェットバスで泡マッサージを楽しむ
リラックスアイテムで癒やされたり、好きなものを持ち込んでひとり時間を満喫したり、家族のコミュニケーションの場になったりと、皆さん充実したバスタイムを過ごしているようです。
Q8.お風呂での悩みや不満なところはありますか?
(複数回答)
一方で、お風呂での悩みや不満な点についても聞いてみました。最多は「脱衣所(洗面室)が寒い」(41%)、次に「浴室全体が寒い」(32%)、「浴槽のお湯がすぐに冷める」(26%)と続きました。「寒さ」にまつわる悩みを挙げる人が多数見られました。特に高齢の方は、脱衣所と浴室、湯船の温度差によるヒートショックも気になるところです。「特にない」は21%にとどまり、逆算すると約8割は何らかの悩みや不満を感じていることになります。「浴槽が狭い」(20%)という回答も少なからず寄せられました。
こうした悩みや不満に対して、「今後どんな対策をとりたいですか?」と聞いたところ、「しばらくは何もしない」(62%)が最多で、「リフォームする」(22%)、「引っ越し(賃貸)」「住み替え」(ともに9%)、「建て替え」(3%)と続きました。お風呂の寒さや狭さといった悩みはすぐに対処するのが難しく、不満を抱えつつも過ごしているのが現状のようです。
Q9.「お風呂がもっとこうだったらいいな」と思う点は
ありますか?
バスタイムのくつろぎ性を高めるものから、日々の掃除をラクにするための設備や省エネといった現実的な回答、果ては自動で体と髪を洗ってくれるマシーン(?)まで、ユニークなコメントが集まったのでご紹介します。
- 浴槽が狭いので足を伸ばせるくらい広々とした浴槽
- 浴槽の中に照明を設置して色を変化させて楽しみたい。リラックスできる音楽をかけ、壁の大型スクリーンに景色を映したい
- ジェットバスがあったり、電気を消したら天井に星空が広がったりしたらいいなと思う
- 浴室全体がもっと暖かくて、ジェットバスや打たせ湯のような機能があるとうれしい。掃除もラクなように汚れにくい素材がいい
- スマホを防水ケースに入れて持ち込んでいるので、防水モニターをつけたい
- 坪庭を眺めながら、ヒノキの香りを感じて長風呂を楽しみたい
- 洗浄効果の高いマイクロバブル入りのお湯が出る給湯器を導入したい
- 広くしてリフォームで肩湯付きの浴槽に変えたい
- 家族4人で入るのでもう少し広いといい
- 凹凸が少なく掃除しやすい構造のお風呂
- カビが生えない、鏡がくもらない、カルキがつかないお風呂
- 浴槽や床の自動洗浄機能
- 体と髪を自動的に洗浄、拭き上げ、乾燥させてくれるとお風呂が楽しくなるかも
- 保温性能が高い浴槽で、追いだきのガス使用量の心配が減るといいなと思う
- 冬場に脱衣所と浴室の温度差を気にしなくてもいい環境
- 広い脱衣所に下着類が収納でき、快適温度を保ちたい。お風呂場の掃除をラクにしたい
- 水道代、ガス代をリアルタイムに知らせる設備で省エネしたい
まとめ
アンケートから皆さんが思い思いにバスタイムを楽しんでいる様子がうかがえました。 一方で、不満を抱えていても自力での対処が難しい一面も。浴室は気軽にリフォームをすることができないため、計画段階から「寒さ」「広さ」はしっかり検討した方が良さそうです。くつろぎ性はもちろん、掃除のしやすさ、省エネ、安全性といった観点も考慮しながら、家族の暮らしに合った浴室を計画しましょう。
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