冬のおうち時間【前編】～居心地がよい家について考えよう～

居心地がよい家は、五感で感じるもの

一口に「居心地がよい家」といっても、そのよさは人それぞれに異なるもの。そんな時は「五感」を意識してみると、自分にとっての心地よさを見つけることができるでしょう。

人は五感を通じて、毎日の暮らしの中で心地よさや幸せを感じています。たとえば「お気に入りの雑貨を眺める時間が楽しい」「ラグマットの触り心地がよくずっと触りたくなる」「好きな匂いがして落ち着く」「静かな環境で、好きな音だけが聞こえる」「空気がキレイですがすがしい気持ちになれる」など、想像してみるとわかりやすいかもしれませんね。

部屋の使い方や家具の位置などを工夫して、自分や家族が「何となく、この場所にいたくなる」「うれしく幸せな気持ちになる」と思える環境を目指しましょう。

視界を広く、開放的な住まいでテレワークも快適に

家の中には、リビング、ダイニング、書斎など、多くの時間を過ごす定位置といえる場所があります。そして、その場所にいる時に視界に入ってくるものが、居心地のよさに大きく影響します。視界が広くなるよう、家具などの配置は工夫したいものです。

特に、窓の外の景色が見えると空間の広がりを感じられて、気分も開放的になります。外の景色が見えやすいように椅子やテーブルの配置を見直してみる、また窓にかけるカーテンのデザインを変えると、景色が違った印象になるのでおすすめです。

また、気に入っている家具や愛着のある雑貨、家族の好きなものを、目立つ位置に置くと楽しい気分になれます。テレワークをしている時などに、目線を変えたら好きなものが見えるという環境はちょっとした気晴らしにもなりますよ。雑然としがちな日用品などは扉付きの収納にしまい、見せる収納にはお気に入りのものを飾るなど、効果的に取り入れましょう。

効率や機能性を重視した住まいはスッキリとしていて管理しやすいものですが、あえて“余白・ゆとりをそのままにする・遊びゴコロを加える”というのも居心地のよい住まいづくりにはなくてはならないエッセンスです。実用的なものだけに囲まれて暮らすのではなく、空間の余白を楽しむことをぜひ意識してみましょう。

リビングなどの空間の使い方を工夫して、
どんな時間も居心地よく

生活スタイルの変化により、リビングの使い方にもさまざまな変化が生まれています。家族が集まるリビングの居心地のよさを高めるためには、開放感はもちろん、ゾーン分けにも工夫が必要になります。

リビングは緩やかなゾーン分けで、
開放的な多目的空間に

一昔前はテレビがリビングの中心にあり、家族全員でテレビを見ながら会話をする、という生活スタイルが多かったものです。それに対して現在は、家族それぞれがスマートフォンやタブレットを見る、ゲームで遊ぶなど、一緒にいながら別々のことをする、ということが増えています。そうなれば居心地のよいリビングのプランも変わります。家族で会話をする時だけでなく、みんなが自由に過ごしていても、心地よい空間が必要となってきたのです。

最近では、リビングを中心とした広い一体空間の中に、さまざまな機能を持たせたスペースを設け、緩やかにゾーン分けをした住まいが注目されています。たとえば、食事スペース、家事スペースといった共用のスペースはそのままに、子どもの遊び場や勉強スペース、ワークスペースといった空間をつくるために小上がりなどをつくって床の高さを変える、カウンターや背の低い収納を置いて区切る、などの工夫もその一つ。

壁をつくらずに空間をゾーン分けするこのような手法は、子どもは遊び場で思い切り遊べる一方、遊び場の範囲が明確なのでおもちゃが外には散らかりにくく、片付けをしやすくなります。大人は遊び場ゾーンの外から子どもの様子をゆったり見守ることができます。もちろん、空間は広く、明るく、風通しがよく、家族が自然に集まる居心地のよいリビングになります。

ワークスペースにも可変性を

最近はテレワーク用に、仕事をしやすいスペースをつくりたい、という方が増えています。しかし、テレワークが今後も継続するのかどうかなど、働き方は変化する可能性もありますよね。仕事用に目的を限定した個室を設けるのではなく、フレキシブルに使える工夫をしておくと、この先の変化にも対応しやすくなります。「オンライン会議がない」「作業時間が短時間」「家事スペースと兼ねたい」という方は、リビングの一体空間の中にワークスペースを設けてもよいでしょう。

集中力が必要な作業がある、オンラインでの会議が多く部屋を仕切りたい、という場合は、フレキシブルに使える個室をリビングに隣接した場所に設けるのはいかがでしょう。室内窓を設けた壁や透明なスライドドア、ルーバー引き戸などで仕切るといった工夫をすることで、気になる音は遮断しながらも、視界の開放感や採光を得られます。

また、自宅での仕事が多い方は、心地よく過ごせるリフレッシュスペースを設けて、気分転換ができるようにしましょう。仕事用のデスクでは仕事以外のことはしないと決めて、ON・OFFを切り替えることが家で心地よく過ごすカギです。

天井が高く、窓が大きな家は居心地がよい

スッキリしていてゆとりを感じられる空間、景色の広がりを感じられる空間は、とても居心地がよいものです。特に、窓が大きく天井が高い家は、視覚的な広がりが大きく、開放的で気持ちのいい毎日が過ごせます。また、広い空間を緩やかにゾーン分けしたフレキシブルなリビングとすることで、家族全員が長時間、心地よく過ごせますし、テレワークもしやすくなることでしょう。

天井高を意識するのと同時に考えたいのが室温調整。壁面に占めるガラスの割合が大きくなることで気密性・断熱性などにも配慮が必要です。安心・安全に、そして心地よく暮らすために、適切な家の構造や空調システムを選ぶことが大切です。

天井が高い家や窓の大きな家を自社の規格として持っているハウスメーカーなら、安全で快適な住まいづくりのノウハウや実績が豊富で、建材や設備などのコスト面でのメリットも期待できます。

ダイワハウスのxevoΣ（ジーヴォシグマ）は、さまざまな空風で高断熱・高気密化を実現しているため、夏も冬も居心地がよくなっているので、大空間でも快適に暮らせそうですね。

また、空調のコントロールは居心地のよい住まいづくりはもちろんのこと、家族の健康を考える上でも重視したいものです。というのも、年間を通して室温が安定している家は、血圧やコレステロール値など健康面でもよい影響が見られた、という知見が平成31年の国土交通省による断熱改修等による居住者の健康への影響調査の中間報告にも現れているからです。

健康的な暮らしを送るためにも、24時間空調システムがあるといいですね。ダイワハウスが提案する「あんしん空気の家クリーンエアデザイン」もその一つ。特に「エアヒーリング^※」は、リビングや寝室だけでなく、廊下や洗面室などの空調もトータルで調節してくれるそうですから、安心ですね。

一方で、24時間空調は、光熱費が高額になるのではという心配をする方も多いのですが、「エアヒーリング^※」であれば365日運転し続けても、年間の光熱費は新省エネ基準の住まい（ルームエアコン間欠運転）とほぼ変わらないといわれています。気密性・断熱性に優れた家であれば、省エネにも優れた効果を発揮するのです。

※対象商品：xevoΣ系1・2階建て全商品
対象地域：4～7地域のみ

まとめ

現代は、「楽しみは家の中で見つける時代」。特に、家で過ごす時間が長くなる冬は、住まいの居心地のよさについて考える良い機会です。視界の広さや開放感を得られる工夫をするとともに、家族のライフスタイルや好みに合わせた「わが家らしさ」をプラスしてみると、もっとおうち時間が素敵な時間になりますよ。大掃除をして家の中がキレイになったら、家族でもっと居心地がよくなる住まいについて考えてみてはいかがでしょうか。

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