本物を見極める眼を持ち、モノの善し悪しを価格で判断せず、
自分なりの価値観やスタイルを大切にした生き方をしている人は、
住まい方にも美意識が現れています。
そんな上質を知る大人たちは家づくりで何を大切にし、
日々の生活にどんなくつろぎを求めているのでしょうか。
様々なインテリアに精通し、デザイナーとしても活躍する土橋陽子さんに、
上質な暮らしをおくる人に共通する習慣や価値観を伺うとともに、
洗練された大人の住まいのつくり方のアドバイスをしていただきました。
上質な暮らしをおくる人の共通点とは?
住まい手の心の豊かさを感じる暮らしには、その人らしい美意識やカルチャーが息づいています。住空間にはアートや季節の草花がさりげなくあしらわれていて、インテリアとセンスよく調和しています。季節や気分、あるいはお招きするゲストの好みに合わせて、しつらえを変えて楽しんでいるので、常にお手入れも行き届いています。しかも、それらは自分の価値観で選ばれているため、決して高価なものばかりではありません。値段にかかわらず、自分が素敵だと思ったモノを自由に飾られているのが素敵だなと思います。
また、クオリティの高い暮らしをしている人の住まいには、本物への愛着とこだわりが感じられます。「使いこむにつれて深みを増し、傷も味わいとなって美しいと思えるようなものが好き」、「素材の良いものを手入れしながら長く大切に使いたい」と考える方が多く、家具の選び方にもそれは現れています。たとえば木の魅力を最大限に引き出した家具には、世代を超えて受け継いでいけるような価値があるとご存知で、使い込んで飴色になったダイニングテーブルや、しっとりと体になじむ椅子のある暮らしに居心地の良さを感じています。
自分が整う住まいづくりが上質な暮らしを叶える
普通の生活をする中で自然に心が整っていく。そんな暮らし方こそ、私は上質だと感じています。自宅でくつろぐ時まで格好をつける必要はありませんが、そんな暮らしをするためには、夫も妻も、ある程度の年齢になれば子どもであっても自分のことは自分で行うことが大事だと考えます。たとえば生活動線に工夫を凝らし、帰宅したらコートをクロークに掛け、鞄をしまい、脱いだ衣類は散らかさずに洗濯機に入れるといった一連の動作がスムーズに行える家づくりをすれば、自然に自分を整えていくことができます。自分なりの整い方=心地よさを追求していって、そういった住まいづくりを行えば、仕事や学校生活等で色んなことがあっても、家に帰れば心地よさを取り戻せるのではないでしょうか。素敵な暮らしをされているなと思う方は往々にして、自分や周りの心の機微に敏感で、どうすれば心地よくなれるかというのを知っているように感じます。
家具ブランドのショールームを訪れて暮らしのシーンを演出した展示を見たり、ときには旅行に出かけてラグジュアリーホテルで過ごしたりする経験も上質な家づくりに役立つでしょう。カラーコーディネートはもちろん、水栓、ドアノブなど手に触れるものの素材感や使い心地のよさも参考になります。いろんなホテルに泊まってみると、インテリアを見る目も肥えて、自分の好みに合ったテイストやコーディネートのイメージが具体的につかめるのではないでしょうか。
上質な大人の暮らしに、『xevoΣ PREMIUM(ジーヴォシグマプレミアム)』をおススメする理由
『xevoΣ PREMIUM』の住宅展示場を見学し、心の贅沢を感じる住まいだと思いました。海外では、自宅にゲストを招くことが最高のおもてなしとされています。実際、自分の家に友人を呼び、手料理を囲んで賑やかに過ごす週末は楽しいものです。『xevoΣ PREMIUM』の12mmの深彫外壁が醸し出す陰影豊かな佇まいは風格があり、ゆとりの空間や内と外をつなぐ大きなデッキもおもてなしや子どもの遊び場としても大活躍しそうです。また、広がりのあるリビングは家族が同じ空間にいても、好きな場所で思い思いに過ごせますから気持ちにもゆとりが生まれ、インテリアコーディネートの可能性も広がります。
私は仕事柄、毎日のように国内外の家具ブランドのショールームに行くのですが、そこで見て素敵だなと思った家具が、天井高の低い日本の展示場に置かれるとサイズオーバーしているように感じることがあります。これは住宅でも起こりがちで、「せっかくお気に入りの家具を買ったのに、リビングに置いてみたら大きすぎて暮らしにくい」といった声もよく聞かれます。天井高が2m72cmあり、大開口・大空間が実現できる『xevoΣ PREMIUM』ならこうした心配が少なくなります。天井高いっぱいのグランフルサッシやグランフルドアがダイナミックな広がりを感じさせてくれるので、おおぶりなサイズの輸入家具もバランスよく調和するゆとりの暮らしができると思います。高品質な注文住宅なので、まさにそれぞれの上質な暮らしを実現してくれる住まいではないでしょうか。
PROFILE
土橋陽子さん
「自分らしい暮らしを楽しみたい生活者と、ライフスタイルを提案する企業・メーカーとの通訳」として、家具デザイナー、インテリアライター、インテリアコーディネーター、ファシリテーター等の仕事を手がける。有名インテリアショップで商品開発の経験を持ち、家具やインテリアを楽しむヒントを紹介。日常の中で始められる、快適で上質な空間のつくり方やそのための考え方を指南している。
※掲載の情報は2019年2月現在のものです。