漆器は特別な日のための器というイメージがありますが、元来、漆は木の器の補強材として、長持ちさせるために用いられたもの。天然木と漆で作られた器は手触りが温かく、口当たりが優しいのが魅力。乾燥を嫌うので毎日使って洗ってこそ、湿気を補い艶を増すのだそう。身近な飯椀や汁椀にこそ使いたい器です。福井県の越前漆器の老舗・漆琳堂が手掛ける「お椀や うちだ」の椀は現代的な色使いが特徴。食卓を楽しく演出して、使うほどに手になじみ、愛着に応えてくれそうです。
●「お椀や うちだ」の椀
福井県鯖江市で224年の歴史を持つ越前漆器の老舗・漆琳堂の8代目が作る「漆のお椀の原点に立ち戻った」シリーズ。手軽に漆器を使ってほしいと、毎日の使用に耐える必要十分な作業工程に絞ることで価格も手頃に。「色拭き漆椀」は色漆と拭き漆を塗り重ねて生み出した色鮮やかな椀。「ふち塗り椀」は、色拭き漆椀のふちに塗り分けの技術を用いたツートンカラーがモダン。いずれも、素材は天然木(ミズメザクラ)、本漆。サイズは直径117㎜、深さ70㎜。
問い合わせ:株式会社漆琳堂 TEL. 0778-65-0630
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