[ 山口県 Fさま邸 ]
あふれんばかりの光を望んだ親世帯。
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを意識した子世帯。
二つの家族の想いが結ばれ、一つの邸宅の形になりました。
閑静な邸宅街に佇むFさま邸。築30年以上経つ旧邸を建て替え、長男の有史さんと妻、子ども2人の家族と同居が始まりました。一家がダイワハウスの設計者にオーダーしたのは、完全分離型の二世帯住宅。いつもそばにいる安心と、お互いの暮らしを尊重する適度な距離感を、中庭を挟むことでかなえました。
建物正面左の2階建て部分が子世帯の住まい。有史さんと妻の真紀子さんは、フランク・ロイド・ライトの建築を彷彿させるモダンな空間をつくりました。スタンドライトが存在感を放つ玄関ホールは壁に大谷石を張り、階段ホールの白い壁とのコントラストを強調しています。
リビングの天井に走るウェンジ色のラインは直進性をもたせ、空間をひとつにまとめています。ダウンリビングの造り付けのソファは、掃き出し窓の景色をゆったりと楽しめるしつらい。「自然との融和」をテーマとするライトの思想を表現した空間になりました。
子世帯のリビングは、直線を多用したF・L・ライトの建築を意識してデザイン
中庭を挟み、子世帯のリビングと向かい合って親世帯のリビングが設けられています。こちらは哲一さんと妻の美子さんが好む、明るく光あふれる雰囲気。建物正面右側の平屋部分です。
親世帯と子世帯、二つの住まいの間はスプーンカットの廊下で結ばれ、意匠を凝らした和室が設けられています。座った姿勢でのくつろぎを意識したツートンの襖、横のラインを強調した障子や琉球畳。現代的なデザインの住まいの中にしっくりと溶け込む、美しい和の空間です。
吹き抜けやハイサイドの窓からの光で満たされた、明るい親世帯のリビング
両世帯の間に設けられた和室は、和モダンのコーディネート
週末になると近所に暮らしている次男さま、三男さまのファミリーが集まり、本家であるFさま邸は大にぎわい。
広々とした駐車場にそれぞれの車が並ぶと、いよいよバーベキューパーティの準備が始まります。大家族が仲むつまじく時を過ごす喜びを、Fさま邸はおおらかに包み込んでいるようです。
中庭に集うFさまご家族。縦格子が外からの視線をカットします
左:旧邸にあった組み木のアクセント壁を親世帯の玄関ホールにリユース。時を重ねた風格が漂います
右:二つの玄関をつなぐポーチには、陰影ある千陶彩タイルの壁が
商品名 | xevoΣ |
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敷地面積 | 523.44m2(158.34坪) |
床面積 |
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ご入居時期 | 2015年9月 |
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芦刈 創一