植物に心癒やされるわが家は、現代人にとって日常のオアシスとも言える場所。木のぬくもりや自然素材の風合いは、子育て世代を始めとする幅広い年代の方が住まいに求める要素です。
ダイワハウスでは、グリーンを使った空間デザインを行うparkERs[パーカーズ]とともに、植物と暮らす家づくりについて考えました。住まいが完成した後で、空いたスペースを埋めるように花や緑を飾るのではなく、その部屋でどのように植物と触れ合って過ごしたいかをあらかじめ考えます。
例えば、窓際や照明のそばに背の高い樹を置けば、その下は木漏れ日の気持ちいいスペースに。キッチンからすぐ行き来できる場所に家庭菜園をつくれば、採れたての自家栽培野菜を味わう楽しみが増えるでしょう。
自然素材や植物などによって五感を刺激する空間づくりをすることで、心豊かなライフスタイルへと繋がっていきます。新しくお住まいを建てるなら、ぜひ、植物の取り入れ方、触れ合い方も含めてご検討ください。
植物の存在をすぐ近くで感じられることはもちろん、毎日のお手入れや管理がスムーズに行えることも大切。また、植物の生育環境として、水・光・風通しの3つの要素がしっかり揃えられる間取りや設備を計画しましょう。
植物の種類にもよりますが、週1~3回程度、鉢の土が乾いたらたっぷり水を与えます。水やりがしやすいよう、水栓の位置のほか、バルコニーで育てる場合は排水口の位置にも注意しましょう。
暗くなりがちな室内では、スポットライトやスタンドライトなど照明器具で照度を確保します。光が大好きな植物と日陰を好む植物があるので、それぞれに適した光を確保しましょう。
空気が循環しない環境は、植物の成長にふさわしくありません。空気の流れに配慮して、風通しの良い場所をつくりましょう。
リビング
ソファ横にサイドプランターを設置し、まるで木陰でくつろいでいるような雰囲気を演出しました。ソファに腰かけると、葉の影が落ち、グリーンに包まれるような感覚を覚え、リラックスすることができます。
グリーンローテーブルには植物を植えたプランターを組み込み、一輪挿しをセット。テーブルを使うたびに、花や緑を自然に意識できます。
ダイニング
人が集うダイニングでは、グリーンの求心力を活用。照明と一体化したグリーンシャンデリアにはツタが生い茂ります。食卓を囲む時間にも、キッチンからダイニング側を見る時にも、いつも視界に入って心を和ませてくれます。
階段
踊り場を広めにとり、飾り棚を設けて居心地のいいスペースに。トップライトからの自然光と通気性を考慮した上で、グリーンの鉢植えを配置します。
テラス
ダイニングと連動して活用できるテラスは、カジュアルなホームパーティーを開くのにぴったり。ベンチとコンテナを一体化することで、腰かけながら植物を眺めることができます。
玄関
住まい全体のナチュラルな印象にアクセントをつけるのが、耳つきの天然木を使った飾り棚です。LED照明を埋め込めば、植物を印象的に見せることができます。
2017年7月現在の情報となります。