DX推進を支える組織体制
ITガバナンス情報システム部門では、当社で開発するソフトウェア製品が顧客の要求事項および社内の要求事項を満たすための手段として品質マネジメントシステムを確立しています。品質マネジメントシステムに基づいた活動を効果的に実施し、ソフトウェア製品の品質を維持・向上させ、顧客の満足度を獲得することを目的としています。
品質マネジメントシステムは、「QMS(*1)運用」「監査」「顧客関連」「設計・開発」「教育・訓練」「購買・外注」「文書管理」「CS」の8プロセスから構成されています。(図1)
また、「品質マニュアル」「規定」「手順書」「記録」の4つの体系に基づいて文書化しており、継続的に規定や手順書の見直しを実施しています。(図2)
(*1)QMS(Quality Management System):顧客に提供する製品やサービスの品質を継続的に改善していく仕組み
図1:品質マネジメントシステム全体図
図2:品質マネジメントシステムの体系
品質システム管理責任者は、品質マネジメントシステムの各プロセスが「決められた手順通りに実施されているか」、「組織目標を達成するために有効であるか」を評価するために、情報システム部門の全グループ(22グループ)に対して定期的に内部品質監査を実施しています。品質マネジメントシステムの適合性と有効性の評価と分析を行い、その結果を部門長を通じて担当役員に報告し、必要に応じて是正を行い、継続的な改善につなげています。(図3)
また、情報システム部門の各部それぞれに一定数以上のJATA公認内部監査員を配置し、日頃から内部統制が働く組織を構築しています。(部門内のJATA公認内部監査員:22名)
図3:内部品質監査の組織的体系