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共働き夫婦の「家事」に関する
意識調査 第2回~「家事」への参加の割合編~

「家事」に関する意識調査を、全国の「同居のお子様をお持ちの共働き夫婦」を対象に実施しました。
アンケートの結果、夫婦の家事参加に対するお互いの意識のギャップだけではなく、そもそも「家事」の定義についても夫婦で異なる実態などが浮き彫りになりました。今や「出産後の仕事復帰」が女性にとっても当たり前の選択肢となりながら、いまだに孤軍奮闘、「家のこと」を頑張る女性たち。調査の結果をMy House Paletteでご紹介いたします。

「家事」自体への参加の割合

これでも「3割参加」?「家事を実際にやってる」割合は、やっぱり妻が「9割」


前問の「家事」自体への意識の違いで聞いた項目について、実際に自分がそれぞれの仕事をしているかを聞いてみました。男女別にみると、30項目のうち26項目で妻の方が多くなっており、家事の9割において妻が多く負担しているようです。特に、「食事の献立を考える」は妻97.7%に対し、夫は36.7%と圧倒的に妻の負担が多くなっています。この他、「食事の前に食卓を拭く」(妻87.0%、夫58.0%)、「調味料を補充・交換する」(妻96.3%、夫54.0%)、「食べ残しの食品を冷蔵庫にしまう」(妻99.0%、夫73.7%)など、食事のあと片付けなど食事に付随する家事は、妻が多くを負担しています。
逆に、夫が妻よりも多くなっているのは、わずか4項目と、全体の1割程度。
「脱ぎっぱなしの服をクローゼットやタンスにしまう」、「玄関の靴をそろえる」など、自分のことすらできない夫がある一定の割合で存在することもわかりました。

あなたは以下の作業をしていますか?

n=600(男性 n=300 女性 n=300)

「分かっちゃいるけどやってない」!?夫の家事への「認識」と「実行」にも大きな差が


結局「家事の実行」において負担が少ない夫ですが、家事だと認識しているのに、行っている人が少ない作業をみてみました。認識と実行の落差が最も大きいのは「アイロン掛けをする」で、86.3%の人が認識しているのに、実行している人はわずか30.3%。「アイロン掛けは妻の仕事」と考えている夫が多いようです。また、「食事の献立を考える」も84.3%の人が認識しているのに、実行している人は36.7%と大きな落差が。その他にも「クリーニング」や「手洗い場のタオルの取り替え」、「調味料の補充・交換」、「子どもの送り迎え」など、認識しているのに実行している人が少ない作業がありました。逆に、「使った道具を、元の場所にきちんと片付ける」は54.0%しか認識していないのに、90.7%が実行しているという作業もありました。

夫が家事だと認識していることと行っていること

男性 n=300

配偶者への家事要望

約9割の妻が「夫に現状以上にやってほしい家事」を回答したのに対し、夫は約5割が回答。


「配偶者に現状以上にやってほしい家事」をフリーアンサーで聞きました(5つまで回答可)。妻は「特にない」人はわずか1割程度、約9割の人が何らかの要望を挙げ、複数の要望を書いた人も多数見られました。やってほしい家事で一番多かったのは「掃除」で、「風呂掃除やトイレ掃除のほか、掃除機かけ」を挙げていました。また、皿洗いなど、食事の後片づけを挙げる人も多く、せめて自分の行った分だけでも片付けてほしいと考えている妻が多いようです。また、子どもの相手や送り迎えなど、子どもの世話を夫にもっとしてほしいという要望も多くみられました。
夫は「特にない」と回答した人も約半数おり、現在の妻の家事に満足している人も多くいました。また、2割程度の人が「掃除」や「片付け」、「部屋の整頓」を挙げていました。次に多かったのは「料理」で、朝食や弁当を作ってほしいという要望も多くありました。

配偶者への家事の依頼、妻の半数以上が「直接依頼」、夫は「遠まわしに依頼」する傾向。40代の妻は「夫に期待していない」人も約2割。


「配偶者に希望の家事をしてもらうためにどのような努力をしているか」を聞いたところ、全体の半数近い46.3%が「やってほしいことを直接依頼する」と回答。夫婦別では、妻は半数以上の56.0%が「やってほしいことを直接依頼する」と回答しているのに対し、夫は36.7%で、逆に「それとなく会話の中で示唆する」は妻の19.0%に対し、夫が28.7%と多くなっています。夫は遠まわしに依頼する傾向がみられ、「何も言わない、放置する」という夫も13.3%おり、夫側から直接頼みにくい雰囲気を感じている人がいるようです。
妻を年代別にみると、「やってほしいことを直接依頼する」 は20代が68.0%、30代では58.0%と高くなっているのが目立ちます。逆に40代では「やってもらおうとは思わない・期待していない」が21.0%もおり、夫にあまり期待していない人が多くいることがわかりました。

配偶者に希望の家事をしてもらうためにどのような努力をしていますか?(ひとつだけ)

n=600(男性 n=300 女性 n=300)

調査の概要

調査名:「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」
実査時期:2017年4月15日(土)~2017年4月16日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~40代で同居のお子様をお持ちの共働き夫婦
回答者数:20代男性100名、30代男性100名、40代男性100名、20代女性100名、30代女性100名、40代女性100名、計600名

※掲載の情報は2017年4月現在のものです。

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