建築時に「見えるコスト」と「見えにくいコスト」がある!
建築時に「見えるコスト」が少ないローコスト住宅、でも本当にお得なのでしょうか?
「マイホームを建てよう!」そう決心した方は、様々なハウスメーカーや工務店、住宅展示場を訪れ、数多くのモデルハウスやプランをご覧になられることでしょう。
しかし、マイホームでの生活への期待に胸を膨らませる一方、提示される見積りを見るたびに感じる現実的なコスト負担…。「少しでも安い方が…」と、いわゆるローコスト住宅を魅力的に感じるのは自然なことです。「ローコストでも家なんだから、そんなに大差ないのでは?」そう考える方も多くいらっしゃいます。
しかし、ぜひ知っていただきたいのは、住まいには建築時に「見えるコスト(=初期コスト)」と「見えにくいコスト」があること。そして、ローコスト住宅と高性能住宅では性能に大きな差がある、ということです。そしてこの性能の差こそが「生涯で負担するコスト」の大きな差となってくるのです。
「生涯コスト」で考えた時、果たしてその住まいは本当にお得なのか?そのような目線でマイホームを考えることがとても重要です。
ローコスト住宅と高性能住宅の性能の違いの例
※耐用年数:住宅性能表示制度の劣化対策等級で制定されている大規模改修工事が必要となるまでの期間。
住宅性能の差で「生涯コスト」が大きく変わってくる
ローコスト住宅と高性能住宅では住宅性能が大きく違います。ではその性能の差がもたらす「見えにくいコスト」とは具体的にどのようなものでしょうか?そして生涯コストで見るとどのような差になるのでしょう?
光熱費
太陽光発電システム、高断熱技術、エネファームなどの組み合わせで高い省エネ性能を持つ住宅とそうでない住宅とでは、光熱費に相当の差が出てきます。また、エネファームを搭載した住宅やZEH仕様に対応した住宅は、条件によっては国から補助金を受け取ることが可能です。
メンテナンス費
劣化対策の等級が高い住宅は、修繕費の抑制に貢献します。また耐震性能の高さは万が一の災害にも、大規模な修理の発生を防ぐことにつながります。さらに、長期優良住宅に認定された住宅は寿命が長いだけでなく、売却する際にも有利です。
保険
優れた耐火性能・耐震性能を持つ住宅は、そうでない住宅に比べて保険料が安く抑えることができます。
税金
長期優良住宅の認定を受けた住宅は、住宅ローンの控除や不動産取得税・登録免許税・固定資産税の減税措置を受けられる場合があります。
建築時に「見えるコスト」と「見えにくいコスト」