リビングで過ごすひとときは、子どもとのかけがえのないコミュニケーションタイム。
今、そんなリビングスペースをLDK空間のなかで一段低い場所に設けて、
ロースタイルリビングでくつろぐ暮らし方の人気が高まっています。
ロースタイルリビングは、子育て家族にどんなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。
母親が楽しく生きられる育児サバイバル術に取り組むコピーライター・ディレクターの斎藤貴美子さんに、
ロースタイルリビングのある暮らしの魅力についてお伺いしました。
子どもがおもちゃを床に広げて遊んでも後片付けがラク!
ロースタイルリビングとは、リビングの床を一段下げて、床に近い生活スタイルでくつろぐ暮らし方です。視線が低くなり、より天井が高く感じられますし、段差を設けることで、オープンにつながる開放感を損なうことなく、ダイニングとリビングをゆるやかに仕切ることができるのもメリット。心理的に自然と別の空間にいる感覚になり、ダイニングとリビングそれぞれの空間によるルールも設けやすくなります。
特に子どもは椅子に座ってテーブルに向かうよりも、床にぺったんと座ってお絵描きをしたり、トイトレインやブロックなどのおもちゃを床に広げて遊ぶのが大好きです。「ここならおもちゃを出してもいいよ」と一段低いロースタイルリビングで遊ばせれば、おもちゃが他の場所に散らからないため後片付けがラク。段差を有効活用して引き出し収納を造作すれば、おもちゃや絵本をその場で気軽にしまうことができて、子どもにも自然と片付けの習慣が芽生えそうですね。段差でジャンプしたり、床に座って一段高いところにブロックを組み立てたり、高低差のある空間を利用してトイトレインの線路に傾斜を設けたりと、遊び方の幅も広がるでしょう。
目線が低くなるロースタイルリビングは親子がふれあいやすい
ロースタイルリビングにすると、親子がふれあいやすく、コミュニケーションも深まります。家事や育児に忙しい毎日のなかで、大人が床にしゃがんで子どもと目線を合わせるのは案外面倒なもの。でも、段差があれば気軽に腰掛けられるので、子どもと並んで座り、目線を合わせてお話を聞いてあげたり、絵本を読んであげたりしやすく、子どももうれしそうに肩にもたれかかるなど、親子のスキンシップが自然に生まれます。
また、少し前までは団らんといえば家族みんながリビングでテレビを囲むスタイルが一般的でしたが、近年、スマートフォンやタブレットが普及し、ゲーム、音楽、動画を楽しむなどパーソナルな過ごし方が増えてきて、団らんのあり方も変化してきています。家族が同じ空間でゆるやかにつながりつつも、それぞれが好きなことをしながら思い思いにくつろぐ生活スタイルに、心地よさを感じる家庭も多いでしょう。つかず離れず、ほどよい距離感で過ごせるロースタイルリビングのあるLDKは、そんな暮らしにもぴったりマッチします。
段差を使いこなす。ロースタイルリビングで上手く暮らすコツは?
大勢の友人を呼んでホームパーティーを開く際にもロースタイルリビングは重宝します。36cmの段差は人が座るのにちょうど良い高さ。ベンチ代わりに使えるので、人数分の椅子を用意する必要がありませんし、気取らない雰囲気になるのでリラックスして過ごしてもらえます。また、子ども連れで集まったときは、子ども達をロースタイルリビングで遊ばせておいて、親同士はダイニングキッチンで歓談するのもおすすめです。子ども達の遊ぶ様子を見守りながら、会話を楽しめます。
子育て家族がロースタイルリビングで快適に暮らす秘訣は、なるべく家具を置かないこと。たとえばソファもローテーブルも置かず、障害物のない広々とした空間を確保して、床に座ったり、段差に寄り掛かったりと、床座の生活を楽しんではいかがでしょう。また、写真のようにカーペットを敷けば、ゴロンと床に寝転んだりと楽しみ方が増えますね。
ロースタイルリビング×「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」で天井高が3m超に!?
ダイワハウスの注文住宅「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」は、2m72cmの天井高が伸びやかで気持ちよく、心にゆとりを生み出してくれます。さらに床を36cm低くできる「グランリビングモア」を採用してリビングをロースタイルにすると3mを超える天井高となり、包み込まれるようなくつろぎ感とよりいっそうの開放感が得られます。また、『xevoΣ』は窓もワイドで、最大7m10cmの開口幅(※)が実現できますから、ロースタイルリビングと組み合わせれば開放感はひとしお。一段低い床に座ると視線がグンと下がり、地面との距離がより近く感じられます。大きな窓で内と外がつながり、リビングでくつろぎながら、自然の光や風、樹木、植物などの息吹を身近で感じられる暮らしは、子どもの情操を豊かに育んでくれそう。クッションを置いて座ったり、寝転んだり、自由度の高いリラックス空間で子どもとふれあい、戯れるひとときは、かけがえのない家族の時間となることでしょう。
※幅3m45cmの窓を2枚連続で配置可能。プランにより対応できない場合があります。また、中間に柱が入ります。
ロースタイルリビングを取り入れた、ダイワハウスの施工事例を紹介します!
PROFILE
斎藤貴美子(さいとうきみこ)さん
美容・健康、ファッションが得意なコピーライター/ディレクター。美容・健康商材の商品企画やネーミング・広告に携わる。 出産後、ママ友の悩みや子育て系NPO団体等への取材から、現代の育児問題を認識。まずは現状を知ってもらうべく、ママ系サイトでコラムを執筆しつつ母親が楽しく生きられる育児サバイバル術を模索中。
※掲載の情報は2019年5月現在のものです。