後編では、実際の住まいの見学で、チェックするポイントを学びましょう。
部屋別の「ポイント」と「チェックする部位」をまとめました。
外観、リビング・ダイニング・洋室、和室。。。と、確認する部屋はたくさん。
もちろん、悩んだり分からないことはプロに相談しましょう。
まずは、外観からチェック!
部屋別にチェック家づくりのカラーコディーネート部屋別に詳しく見てみよう!
外観
街行く人に、「個性」と「こだわり」を表現しませんか
ポイント1:まずは、外観全体を見ることが大切
まずは「どんな雰囲気の外観にしたいか」、イメージを固めることが大切。そのゴールにむけて、実際の住まいを参考に各部材の仕様・カラーを検討していきます。
ポイント2:外壁材のコーディネートも考える
1色仕上げにするか、張り分けるかによって外観の表情も変わってきます。また、建物のシルエットによって、その形状を活かした美しいコーディネートがあります。
ポイント3:外壁材をグレードアップして、個性を際立たせて
外壁材をグレードアップして、「住まいの顔」となる外観をよりいっそう個性的にしてはいかがですか。
- タイル
やきもの独特の風合いとデザイン性が特徴です。紫外線による色あせなどを防ぐ効果も。
- 塗り壁
南欧風の住まいなどにマッチする素材。素朴でナチュラルな質感が人気です。
実際の住まいでチェック!
同じ建物のシルエットでもコーディネートで印象が変わります。
リビング・ダイニング・洋室
細部までコーディネートにこだわることが「心地良さ」につながる
ポイント1:居室も、全体のイメージを見ましょう
外観と同様、「どんなインテリアにしたいか」を明確にします。インテリアでは、床やクロス、ドアやサッシ、細かいところでは巾木、建具枠やサッシ枠など、コーディネートの要素が増えます。これらをバランス良く、ひとつのスタイルにまとめ上げるために、各部材をチェックしましょう。
ポイント2:部屋のイメージをつくる床材を検討しましょう
全体のイメージを確認後、部屋の印象を大きく左右する床を見ます。床材は、ライト系、ミディアム系、ダーク系の3色が基本カラーとなります。床の基本カラーが決まったら、それにあわせて建具を検討していきましょう。
ポイント3:室内ドアとのバランスもお忘れなく
意外と難しいのが、建具と建具枠の色。ドアの木目の向きによって、建具枠をドアと同系色にするか、クロスと同系色にするかを考える必要があります。巾木や窓枠も含めて、実際の住まいを参考にしながら、配色のバランスを考慮しましょう。
ポイント4:照明、カーテン、家具も確認しておく
居室は、建材だけではなく、インテリアの要素が部屋の雰囲気を大きく左右します。照明、カーテン、家具、ラグなど、インテリアコーディネートをトータルにご提案しておりますのでお気軽にご相談ください。
実際の住まいでチェック!
住まいの第一印象となる玄関にアクセントをもたせて。
ニッチカウンター
季節の花やオブジェなどが飾れ、照明で雰囲気がいっそう高まります。
シューズボックス
ローカウンターのシューズボックスに、お気に入りの陶器やアートを飾るのもおしゃれ。
アクセントクロス・タイル
アクセントクロス・タイルは、玄関はもちろんさまざまな空間でインテリアのポイントに。
和室
家族のライフスタイルに合った、和室のスタイルを考えよう
ポイント1:伝統的か、モダンか、まずはスタイルを決める
昔ながらの「伝統的スタイル」、近年人気の「モダンスタイル」など、どんな和室をつくりたいかを明確にイメージしましょう。畳のタイプや縁の仕様は、空間の表情を変える大切な要素です。
- 伝統的
床の間付本格和室は、日本の伝統を受け継ぐ生活空間。上質のくつろぎ感ともてなしの精神が感じられます。 - モダン
和室を現代風にアレンジした和モダンの空間。和をもっと自分らしく楽しみたい方におすすめです。 - タタミコーナー
洋式の空間に和のくつろぎを演出。来客、家族のくつろぎやコミュニケーションの場として活用できます。
実際の住まいでチェック!
廊下・階段
ちょっとした色の工夫が、住まいの印象を明るく、広く見せます
ポイント1:扉が多い廊下は、壁の色と合わせる
インテリアドア・折戸などの建具の色が廊下の印象に大きく影響します。建具が多い場合は、壁の色と合わせるとすっきりとした印象になります。
ポイント2:部屋とのつながりも考えておく
廊下には、ふたつの顔があります。ひとつは廊下単体としての印象、ふたつ目は各部屋から見る印象です。忘れがちな、部屋と廊下の統一感も考慮しましょう。
実際の住まいでチェック!
ポイント1:段板・蹴込などの色選びがポイントに
階段まわりでは、段板や蹴込、笠木、手すりの色が空間の印象を左右します。例えば、白い手すりと木目の手すりでは、存在感が大きく異なります。
- 段板 / 蹴込
段板と蹴込の色を変えるとインテリアのアクセントになり、色を統一するとベーシックに仕上がります。
ポイント2:色を活用することで、安全性も向上
階段は段差のある場所。だからこそ、安全性にもこだわって部材を選びましょう。あえて、段板と蹴込の色を変えてコントラストをつけることで、階段を踏み外す危険をより軽減することもできます。
実際の住まいでチェック!
キッチン
LDKをトータルコーディネートすることが、空間を広く見せるコツ
ポイント1:リビング・ダイニングともコーディネートする
オープンキッチンの場合、忘れがちなのがリビング・ダイニングとキッチンのつながり。収納キャビネットやキッチン扉の色を選ぶときは、リビングやダイニングの家具の色などとのバランスも考えましょう。
- 収納
リビング・ダイニングは、リモコンや文房具など、日常のモノがあふれがち。収納スペースをしっかり考えておきましょう。
ポイント2:カウンターの高さやキッチンアイテムも確認しておきましょう
カウンターの高さは、身長÷2+5cmが目安です。毎日の使い勝手に大きく影響する天板の高さを、実際の住まいで体感しておきましょう。
- シンク
ステンレスや人造大理石などの素材から選びます。
実際の住まいでチェック!
- キッチンアイテム
食器洗浄乾燥機、加熱機器、水栓など、キッチンまわりのアイテムも実際の住まいで確認しておきましょう。
バスルーム・洗面室・トイレ
水まわりは、イメージやカラーを統一してセンスのいい空間に
ポイント1:バスルームは、心地よさと機能性を要チェック
リラックス空間である浴室は、実際の住まいで広さや心地よさをしっかりと確認しておきましょう。とりわけ、広さ、壁や床の色、浴槽タイプによるすわり心地(ベンチ有・ベンチ無)、ドア(折戸・開き戸・ドア)の種類は要チェックです。お掃除のしやすさなど、機能面の確認もお忘れなく。
実際の住まいでチェック!
ポイント2:めざしたいのは、リラックスできる上質空間
リラックス空間である浴室は、実際の住まいで広さや心地よさをしっかりと確認しておきましょう。とりわけ、広さ、壁や床の色、浴槽タイプによるすわり心地(ベンチ有・ベンチ無)、ドア(折戸・開き戸・ドア)の種類は要チェックです。お掃除のしやすさなど、機能面の確認もお忘れなく。
実際の住まいでチェック!
収納
ステキな空間を維持するために適材適所の収納を
ポイント1:玄関や押し入れなどの収納スペースは、扉の色選びが大切
美しい空間を維持するために、収納は入念に計画しましょう。扉の色・形状は、空間にも影響を及ぼします。目立たせる場合は床と同色に、目立たせない場合は壁と同色にすることがポイントです。
実際の住まいでチェック!
照明・カーテン・家具
照明・カーテン・家具は、インテリアを構成する重要なポイント
ポイント1:照明の種類による明るさ・色の違いを確かめましょう
照明は空間の印象を大きく左右します。照明の種類や光の色による雰囲気の違いを確認しましょう。
実際の住まいでチェック!
- ※1光を天井に反射させる間接照明
- ※2天井から吊り下げる照明器具
- ※3天井に埋め込み型の照明器具
ポイント2:照明・カーテンは、建具や家具とのバランスも考えて
- カーテンの色・柄は、ソファやラグとのバランスを考慮しましょう。
- ダイニングのペンダントライトの位置は、ダイニングテーブルの大きさを考慮して検討しましょう。
- コーブ照明やブラケット照明、ダウンライトなどは、工事に関わります。お早めに担当者にお伝えください。
実際の住まいでチェック!
- ※4自然なヒダを出して平行にたたみ上がるスタイル
いかがでしたでしょう。
住まいは様々な部位から構成されているため、全体のバランスが大切です。
「構成要素」をしっかり確認して、素敵なカラーコーディネートを実現させましょう。
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ステキなカラーコーディネートのためのポイント