一見きれいに見える天井や壁でも、室内のホコリは人の動きやエアコンの風で舞い上がり、意外に多く付着しています。定期的にハンディーモップや化繊のはたきなどでホコリを舞い上げないよう、吸着させて除去しましょう。掃除は、高い所から低い所へと行います。手が届かない場合は、ドライタイプの掃除シートをセットしたフロアワイパーなどでホコリを拭き取りましょう。その際、ソファやベッドなどの家具にはホコリがかからないように、古いシーツや新聞紙などでカバーしておきましょう。
普段のお手入れはハンディーモップやはたきなどでホコリを取り除きます。汚れが目立ってきたら、固く絞ったぞうきんで水拭きをします。
手あかなどの汚れは、やわらかいプラスチック消しゴムでやさしくこすります。落ちない場合は、薄めた住宅用洗剤を含ませた布で拭き、固く絞った布で水拭き、から拭きで仕上げます。表面に凹凸のあるクロスは古歯ブラシに薄めた住宅用洗剤をつけて汚れをかき出し、水拭き、から拭きで仕上げます。
●継ぎ目は水拭きを避ける
クロスの継ぎ目部分は、水分が染み込むと接着成分が取れ、はがれやすくなるので、水拭きは避けましょう。
●結露を予防
結露が発生すると、壁の内側に水分がたまり、その状態が続くと、シミやはがれの原因になります。さらにホコリなどが付着するとカビが発生することもあるので、水蒸気の発生原因を減らし、換気・除湿を行い結露を予防しましょう。また、家具の裏などの通気をよくしましょう。
●クロスがはがれたら
部分的なはがれが起きたら、広がる前に、クロス用接着剤や木工用水性接着剤をクロス裏面に塗り、圧着して補修しましょう。
ホコリがつきやすいので、ハンディーモップやはたきなどでこまめに取り除くか、掃除機で吸い取ります。軽い汚れは消しゴムか食パンでこすって落とします。落ちない汚れは中性洗剤を薄めた液を含ませた布で軽く抑えて汚れを浮かし、乾いた布で拭き取ります。
やわらかく傷つきやすいため、こすると表面を傷めたり、汚れが広がってしまうので注意。水拭きも厳禁です。普段からホコリをためないよう、やわらかいブラシやはたきなどでこまめに取り除きましょう。和室などに使われるジュラク調のクロスも同様です。
●エアコンのまわり
エアコンと天井とのすき間はホコリや湿気がたまりやすいので、定期的にハンディーモップでホコリを取り除きます。汚れは、固く絞ったぞうきんで水拭き、から拭きを。
●照明器具
普段はハンディーモップなどでホコリを取り除きます。ガラスやプラスチック製のカバーにこびりついた汚れは、外せる場合は外し、薄めた中性洗剤をスポンジにつけてこすり、水洗いして、完全に乾かします。
●テレビの裏の黒ずみ
テレビやオーディオなどは、静電気がホコリを吸い寄せます。壁面についたホコリはハンディーモップなどで取り除きます。黒ずみが落ちない場合は薄めた中性洗剤をつけて固く絞った布で、軽くたたいて落とします。
2017年9月現在の情報となります。