フローリングの主な汚れは、ホコリやゴミ。人の出入りで舞い上がるため、起床直後や帰宅直後の、汚れが床に落ち切ったタイミングで掃除するのが効果的。また、素足で歩くと足の裏の汗や皮脂汚れがつき、さらにホコリや細かい土、砂が混ざると、黒ずみの原因となります。
掃除機をいきなりかけてしまうと、機種によっては排気でホコリを舞い上げてしまうこともあります。まずはペーパーモップでホコリを取り除きましょう。その後、取り切れなかったホコリやゴミを、掃除機で吸い取ります。さらに30分ほどおいて、舞い上がったホコリが落ちてきたころに、ペーパーモップをかけておくと理想的です。
ペーパーモップはドライタイプを使用しましょう。ウエットタイプを使用するとホコリが床にこびりつくことがあります。
ペーパーモップをかけた後、かたく絞ったぞうきんで水拭きし、それでも取れない黒ずみなどの汚れは、薄めた中性洗剤をぞうきんにひたして絞り、拭きます。その後、水拭き、から拭きをして仕上げます。
表層部についた小さな傷なら市販の補修剤で目立たなくすることができます。
ワックスがけをすることで、汚れや傷を防げます。半年に1度を目安に行いましょう。乾くまでに時間がかかるので、必ず天気のよい日に行います。
床材の種類によって、お手入れ方法が異なる場合があるので必ず確認をしましょう。
- 掃除機をかけ、かたく絞ったぞうきんで水拭きをして、床面をきれいにします。
- 床面が乾いたら、まずはきれいなぞうきんにワックスをつけ、部屋の隅や家具のまわりにワックスをかけます。
- モップにワックスをつけ、部屋の奥から手前に向かって、木目に沿ってかけます。
- 塗り終わったら、乾燥させます。扇風機で風を当てると、ワックスがよれてしまうので、自然乾燥させましょう。
※床材の種類によっては、ワックスがけが不要なものがあるので、事前に確認を。
掃除機は、縦横両方向に動かし、カーペットの毛を起こして奥に入り込んだゴミを吸い取ります。皮脂汚れなどの黒ずみは、ウール素材の場合はおしゃれ着用洗濯洗剤などの中性洗剤、化繊の場合は弱アルカリの住宅洗剤を薄めてぞうきんで拭き、水拭きします。
ふだんはかたく絞ったぞうきんで水拭きを。汚れがひどいときは中性洗剤を薄めてかたく絞ったぞうきんで拭き、水拭き、から拭きをします。でこぼこした部分についた汚れは、やわらかい歯ブラシでこすると落としやすくなります。
2016年8月現在の情報となります。