物が散らかっていると掃除の効率がダウン。大掃除の前に不要な物を処分し、整理整頓。すっきり片づいていればスムーズに掃除ができます。
ホコリは上から下へ落ちるので、「天井→照明→家具→床」と順番に掃除をします。床掃除は入口から遠いところから始めることで、きれいにしたところを踏まずにすみます。
洗剤液につけ置きしたり、洗剤を吹きかけて湿布をするなどして汚れをゆるめます。その時間に別の作業を組み合わせるなど段取りよく行いましょう。
大掃除では換気扇や網戸、外まわりなど、ふだんあまり掃除をしない場所や気になる頑固な汚れを重点的に。時間がない場合は、窓や照明などをきれいにすれば部屋全体が明るく見え、シンクや蛇口、ドアノブなどの金属部分や鏡などをピカピカに磨くと、掃除が行き届いた印象になります。
◎照明器具のホコリ
照明のカバーにホコリなどの汚れが付着すると明るさが低下します。金属・プラスチック部分は中性洗剤を薄めて固く絞ったやわらかい布で汚れを拭き取り、その後、水拭き、から拭きをします。木や和紙の部分はやわらかいブラシでホコリを落とします。必ずスイッチを切って、熱が下がってからお手入れをしましょう。
◎ドアノブの手あか
頻繁に触れるドアノブは手あかなどの汚れがつきます。中性洗剤を薄めて固く絞ったやわらかい布で汚れを拭き取り、その後、水拭き、から拭きをします。照明などのスイッチも手あかがついています。同様にお手入れをしましょう。
◎窓まわりの手順
まずはハタキで、窓ガラスや窓枠など全体のホコリを払います。その後、汚れのひどい順に網戸→窓ガラスの外側→内側、最後にサッシレールの順に掃除をします。その間にカーテンを外して洗濯機で洗えば、効率よく窓まわりをきれいにできます。
◎鏡のくもり
洗面室の鏡についた化粧品の飛び散りなどは、新聞紙をくしゃくしゃにして水で濡らしてこすった後、乾いた新聞紙で拭きます。浴室の鏡の水あかは、歯磨き粉を使って落とします。
※コーティング仕様には適していません。取り扱い説明書をご確認ください。
◎シンクの水あか
ステンレスのシンクについた水あかは、クエン酸水をスプレーし、拭き取ります。レモンやオレンジ、お酢でも落とせます。頑固な汚れはクエン酸水を湿布して30分ほど放置し、スポンジでこすってから洗い流し、から拭きすればピカピカになります。
◎キッチンの油汚れ
ガスコンロのゴトクや換気扇など取り外せるものは外し、付着した汚れを割り箸などで削り落とします。シンクにビニール袋を広げ、中性洗剤を溶かした湯をため、つけ置きをします。
家族で分担して1か月かけて少しずつコツコツとするのか、または、全員で1日に集中して行うのか、家族の都合に合わせてスケジュールを決めましょう。
大掃除にかけられる時間がおよそどれぐらいか決まったら、掃除したい場所を書き出し、優先順位を決めます。
資源ゴミを出せなかったということがないように、ゴミの収集日をチェックしておきましょう。
2016年10月現在の情報となります。