［群馬県 Nさま邸］

来客が多いというNさまご夫妻が実現されたのは、
季節やシーンによって使い分けるダブルリビングの家。
広い集いの場は、子どもたちがのびのびと
遊べる空間にもなりました。

双子のお子さまの誕生を機に、住まいの建て替えを計画されたNさま。広い敷地を有効に使い、大勢の来客にも対応する平屋の邸宅を築かれました。

パブリックスペースを住まいの中央に据え、その東側に水回り、西側にプライベートスペースをレイアウト。住宅の概念を超える広さと豪華さを持ちながら、家事動線や生活動線など、日々の暮らしやすさにも配慮されています。

特徴的なのは、大理石の床で結ばれた二つのリビング。冷え込む冬の時期には南側のリビングで、日差しが強い夏には直射日光の当たらない北側のリビングで快適に過ごすことができます。

断熱性の高い建物構造と全面に入れた床暖房の効果もあり、「冬場もほとんどエアコンなしで過ごせます」と夫の透さん。広いリビング空間を走り回る双子の悠ちゃん、啓ちゃん（6歳）の姿を、目を細めて見守っておられます。

写真左手が「冬のリビング」、右手が「夏のリビング」。その壁面にはエタノール暖炉を埋め込み、ラグジュアリーな雰囲気を演出

客用の玄関ホールには外壁と同じタイルを用いており、さらにFIX窓からも外壁のタイルが見える仕掛け。訪れるゲストへの、美景のおもてなしです。

「住まいづくりでは、良いものをたくさん見て、選び取ることが大事ですね」とNさま。確かな審美眼で築いたわが家が、これからの家族の暮らしを美しく彩っていくことでしょう。

お客さま用の玄関ホール。コーナーに設けたFIX窓が、造園業を営む透さん自身がデザインした庭の風景を美しく見せています