お住まい訪問｜住まいづくりに役立つ情報誌 an.D vol.66｜My House Palette（マイハウスパレット）

［茨城県　Tさま邸］

好きな素材や形、実現したい空間のイメージを明確にもち、
ぶれることなく理想を追求したTさまご夫妻。
快適な居場所がいくつも見つかる、こだわりに満ちたお住まいです。

お二人の職場にほど近い街に土地を購入され、かねてよりイメージしていたマイホームを新築されたTさまご夫妻。好きなものに囲まれて過ごす日々の喜びや子育てのしやすさ、歳を重ねてからの暮らしやすさを考えたお住まいです。

LDKに入るとまず目を引くのが、ダイニング上吹き抜けの青い壁面です（上画像）。デザインガラスをはめ込んだ「インテリア出窓」がアクセントとなり、家の中にもう一つ小さな「家」が現れたかのよう。出窓は壁向こうの子ども室に光を届けるとともに、そこで過ごす子どもの気配を階下に伝える役割も果たします。

さらに奥には、床を36㎝下げたロースタイルリビング。スタディコーナーのカウンターの陰になる位置にソファを据えることで、ダイニング側からの視線をゆるやかに遮り、ほっこりと落ち着ける居場所になりました。窓際の段差に腰掛けて吹き抜け側を見上げると、2階に設けたサロンまで見通すことができます。

梓さんお気に入りのアイランドキッチン。ハイサイドウインドウから入る自然光が、暮らしのメインスペースに爽やかな明るさを届けます

無垢材の床や木質天井材、書棚などでぬくもり感を演出したロースタイルリビング。窓際の段差をベンチのようにして腰掛ければ、2階のサロンを含めた住まい全体を見渡せる

気の置けない音楽仲間が集う2階のサロン。ヘリンボーン張りのアクセント壁の向こうにはミニBarコーナーが

リビング壁面の書棚は扉になっており、内側は正彦さんの書斎兼おこもり空間。遊び心たっぷりの隠れ家で趣味や仕事に没頭しておられます

いつまでも愛着をもてる住まいにするため、「本物の素材を選びました」と夫の正彦さん。外壁は2色を組み合わせた総タイル張りで、水平に張り出したフラットルーフとともに堂々の印象を作ります。植栽の一本一本までご夫妻で選んだというこだわりぶりが、街中に豊かな景観を生んでいます。

「家は床です」とは妻の梓さんの言葉。1階には無垢材の床をチョイスし、本物の素材感を足裏で感じられる空間をつくりました。布張りのソファや革のクッション、アイアンを使ったシャンデリアやローテーブルなどで素材をミックスし、わが家流のインテリアスタイルを演出しています。

3人の子ども達の健やかな成長を大切にしつつ、音楽仲間とセッションを楽しむ防音室を設けたり、老後にはご夫妻の寝室となる予定の和室を1階に設けたり。今と未来をしっかりと見据えて築いたお住まいには、いつも家族の笑い声があふれています。

2種のタイルを貼り分けて奥行き感を演出した外観。豊かに生い茂る植栽が華やかさを添えています

杉板を美しく加工した壁のパネルと間接照明で、現代的な和室に床の間風の演出を

ともに音楽を趣味とするご夫妻は、ドラム演奏にも対応できるハイレベルな防音室を実現。音楽仲間が集まって心が躍るひと時を過ごしています

ウッドデッキに集まったTさまご家族。掃き出し窓を開放するとリビングと一体になり、子ども達の遊び場やホームパーティーにぴったりの空間が生まれます

Team-xevoとは建築士や施工技術者などの専門スタッフで構成し、お客さまがマイホームを考え始める時からご入居後も生涯にわたり、ずっとサポートするチームです。

写真左から、藤山、目賀田、松本、
片方、金指

※スタッフの所属はご契約当時のものです。

2019年8月現在の情報となります。