正解がなく、思い通りにいかない子育て。日常からストレスを感じる場面が多いからこそ、住まいの工夫で解決できる問題もあるはずです。親がゆとりをもち子どもがのびのびと成長できるような、子育てをサポートする住まいのアイデアをご紹介します。
子どもが大きくなるにつれて、住まいの役目は変わります。ダイワハウスは成長過程をすくすく期(0~6歳頃)、ぐんぐん期(7~12歳頃)、支えあい期(13歳頃~)の3段階に分け、それぞれの時期に合わせてご提案。小学校に入るまでのすくすく期は、目に映るものや手に触れるものすべてが成長の糧になる時期。見守りつつも、豊かな発想を養う自由なスペースづくりを重視します。小学生時代のぐんぐん期には夢に向かって突き進み、自主性を育むような環境を整備。中学生以降の支えあい期では触れ合う機会が自然と増えるような間取りを取り入れています。
今回ピックアップするのは、ぐんぐん期のアイデア。住まいづくりの一助にしてはいかがでしょうか。
「夢」をひろげる。
一度熱中したら、まっしぐらになる年頃。スポーツでも音楽でも、のびのびと打ち込める環境を整えましょう。
ファミリーライブラリー
家族で共有できる学びの場。ママやパパの本をふと手に取れるので知的好奇心が日頃から刺激されます。
キッズスクエア
2階ホールを活用した、子ども達が自由に遊べる空間。子ども部屋にこもらせないためにも有効です。
アクティブ土間
用具の収納や手入れ、洗い物ができるスペースを玄関に確保。室内に汚れやニオイを持ち込ませません。
「心の成長」を促す。
「まず片づけ」「自分でやる」が自然と身につく間取りで、周りの人への配慮や思いやりを育みます。
自分専用カタヅケロッカー
一人ひとり荷物を個人管理できるロッカーを設ければ、自分で自分のものを管理する意識が芽生えます
室内物干
子育て中は天気に関係なく洗濯物がたまるもの。ラクに干して取り込めるので室内物干がお勧めです。
スタディコーナー
キッチンから目の届く場所に設ければ、家事の合間でも子どもからの質問に答えられます。
リビング収納
テレビボードの後ろに設けた収納。ランドセルや教材などがリビングに散らかりません。
クローゼットが遊びコーナーに
クローゼット内部に大胆な柄のクロスで、ワクワクするようなディスプレイ空間に。
子ども心をくすぐる屋根裏風の部屋
子ども達が憧れるような秘密基地感を演出する、勾配天井が魅力的です。
Q.子ども部屋の間取りで注意することは?
A.バルコニーの位置に配慮します。バルコニーの出入り口が子ども部屋に限られると、プライバシーを気にする年頃に衝突する可能性も。
Q.窓の位置で気をつけなければならない点は?
A.家具との位置関係に注意が必要です。ベッドのそばに低い窓があると、ベッドを踏み台にして乗り越え、転落する危険があります。また、できればひと部屋に2つの窓を対面に配置して通気性を高めましょう。
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Q.そもそも子ども部屋って必要ですか。
A.不要とされるご家庭もありますが、個室の整頓や掃除は大事なしつけになります。また、本格的に使うまでは遊び場としても活用できます。
2019年9月現在の情報となります。