台風では、強風により飛んできた木片や瓦の破片などによって外壁や屋根、窓ガラスが破損するなどの被害を受けるおそれがあります。庭やバルコニーなど屋外は強風で物が散乱しないよう片付けるかしっかり固定。植木には支柱を立てておきましょう。また、排水口は掃除をして、水はけをよくしておきましょう。
バルコニーの隅にある排水口(バルコニードレイン)は、樋とつながっています。定期的にふたを開け、ゴミ詰まりを取り除きましょう。雨水の排水を前提としているので、バケツの水などは一気に流さず、ゆっくりと流してください。
また、バルコニーの防水シートは鋭利な刃物を使用したり、重量物を置くと破損するおそれがあります。防水シートの傷は雨漏りの原因になるので、日曜大工や工作を行う際は、必ずベニヤ板等を敷いて、防水シートを傷つけないようにしましょう。
住まいの排水はいったん排水会所にためてから、下水管に流されます。トイレの汚水は「汚水排水会所」、キッチン・洗面室・浴室の排水は、「雑排水会所」、雨水は「雨水会所」にためられます。「雑排水会所」は特に汚れやすく、詰まりやすい場所。年に1回程度はふたを開けて掃除をしましょう。
雨樋はゴミ詰まりや樋受金物が外れていないか点検を。場所によっては危険な場合もあるので、お手入れや修理はダイワハウスサポートデスクへご連絡ください。
汚れが目立つ場合は、上から下に向かってホースで水洗い、落ちない場合は中性洗剤を薄めてスポンジにつけ、軽くこすります。湿気により発生した藻は、刷毛やスポンジなどで市販のカビ取り剤を薄めたものを塗り、5~10分放置後、水で洗い流します。
シャッター雨戸は、長時間動かさないとスムーズに作動しなくなるので、1か月に2~3回は開閉を。引戸雨戸の建付調整は雨戸の下框の両サイドにある調整ネジで行います。
普段のお手入れはハンディーモップなどでホコリを落とし、軽い汚れは水拭き後、から拭きを。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めてスポンジにつけ、汚れを落とします。その後、水洗いをし、から拭きで水分を拭き取ります。
●戸締まりをする
雨戸を閉めてしっかりと施錠、窓にはクレセント錠をかけます。雨戸がついていない場合はテープや板などで補強し、ガラスが割れたり、破片が飛び散らないようにします。屋外の作業は控えましょう。
●最新情報を確認する
台風の進路予想は定期的に更新されますので、日本気象協会のホームページなどで、最新の情報をこまめにチェック。防災機関の避難準備情報にも注意し、指示があったらすぐ行動できるように準備を。
●浸水&落雷対策
浸水の可能性がある場合は、家財や家電を2階や高い所に移動させます。電気のコンセントは漏電、感電などが発生する可能性があるので抜いておきましょう。
2017年7月現在の情報となります。