避難経路になる玄関・廊下を片付ける
災害発生時の重要な避難経路となる玄関や廊下は、障害物となるものは片付け、物を床に置かないこと。また、玄関の外側や室内のドアの開閉をふさぐおそれのある物を置かないようにしましょう。
家具や家電製品の転倒・飛び出し防止を
背の高い家具やテレビなどの家電製品は耐震粘着マット等で固定して、転倒や飛び出しの防止を。ガラス扉には飛散防止フィルムを貼り、額のガラスをアクリルに変えるなど、ガラス対策も必要です。また、高い場所に花瓶などを置いていると落下することがあり、危険です。
キッチンの収納を見直す
食器棚の開き戸にはストッパー、棚板には滑り止めシートを敷いて、食器の飛び出し対策をしておきましょう。鍋など重い調理道具は低い場所に、高い場所には落下しても大丈夫な軽い物を収納します。包丁などの刃物類も、飛び出さないよう注意が必要です。
寝室は家具の配置に注意
ベッドの上に家具が倒れたり、物が落下しないか配置の確認を。エアコンの下は避け、本体はしっかり固定しておきます。枕元には、スリッパや懐中電灯、ホイッスルなど最低限の防災グッズを準備しておきましょう。また、窓ガラスが割れるおそれもあるので、就寝中はカーテンを必ず閉めるようにしましょう。
被害を最小限に抑えるために、外まわりのお手入れも忘れずにしておきましょう。
強風対策を
強風によって飛んできた木片や瓦などで、外壁や屋根、窓ガラスが破損するおそれがあります。飛ばされそうな物は、室内に片付けるか、しっかり固定しておきましょう。
鉢植えは室内に移動。
窓ガラス・雨戸
窓ガラスのひび割れや、窓枠や雨戸のがたつきがないか確認。シャッター雨戸は長期間動かさないと、スムーズに動かない場合も。定期的に開閉の点検をしておきましょう。
雨樋をチェック
雨樋にゴミ詰まりがないか、樋受け金物が外れていないか点検を。場所によっては危険な場合もあるので、お手入れや修理はダイワハウスのダイワハウスサポートデスクへ連絡してください。
排水口や排水会所を手入れ
住まいの排水を下水管に流す前にためる「排水会所」。特に、キッチンや浴室などの排水が流れる「雑排水会所」は詰まりやすいので、半年に1度はフタを開けて異物を取り除き、掃除をしておきましょう。バルコニーの隅にある排水口も定期的にフタを開け、ゴミ詰まりを取り除いておきます。
雑排水会所は、落ち葉やゴミなどが詰まっていると、排水があふれる原因に。
●家族との連絡方法
災害用伝言ダイヤル(171)や携帯、スマートフォンからアクセスできる災害用伝言板の利用方法を確認。また、遠方の親戚に伝言するなど、連絡手段をいくつか決めておくと安心です。
●避難場所と避難ルートの確認
地震や津波なら浸水の被害のない広場、台風なら洪水や土砂災害のおそれのない学校など、災害ごとに避難場所を確認。避難ルートに危険な場所がないかもチェックしておきましょう。
●災害が起きたらどうする?
まずは身を守ることが一番。地震の場合は体勢を低くし、頭を守ります。揺れがおさまってから、状況を確認し、必要なら避難を。いざというときの行動や、役割分担について家族で話し合っておきましょう。また、非常持ち出し袋や備蓄、停電対策などの確認も忘れずに。
●防災カードを作る
連絡先や避難場所、避難ルートなど災害時に必要な情報をまとめたカードを作っておきます。普段から家族一人ひとりが携帯しておきましょう。
2018年7月現在の情報となります。