ペットと暮らすということ
猫や犬たちなどペットとの暮らしは、子どもたちに思いやりの気持ちを育み、家族の会話が増えるなど、喜びや元気を与えてくれます。しかし、そんなペットたちとの暮らしも時代とともに少しずつ変化。共働きの家庭では昼間はペットだけで留守番をさせたり、昨今では地震などの震災への備えも欠かせません。また、ペットが高齢になったときの介護についても考えておくこと。最後まで責任を持って、一緒に暮らす覚悟が必要です。
ペットの習性を理解した住まい
近年は、猫も犬も室内飼いが増えています。ペットがストレスなく暮らすためには、例えば、猫が高い場所に自由に上れるようにしたり、犬がリラックスできるよう家族のそばに居場所を設けるなどの工夫が必要です。また、危険な場所にはゲートを設けて事故を防止するなど安全対策も。ぺットの習性を理解して、ペットが快適に暮らせる住まいを考えましょう。
ペットとの暮らしで
考えておきたい、
こんなこと
留守番の際は室温に注意
共働き世帯では、日中は猫や犬は留守番というケースも増えています。周囲の危険要因を取り除き、水はあるか、室温は適温かなどの確認をしてから出掛けましょう。
室内にも危険がいっぱい!
安全に暮らすために
おもちゃなどを飲み込んでしまう誤飲、転んで骨折、そのほか配線をかじって感電したり、キッチンまわりでのやけどなど…。ペットの行動範囲を把握し、あらかじめ危険要因を取り除いておくことが大切です。
老化のサインを
見逃さないで、優しくケア
筋肉が落ちて体つきが変わったり、動作が鈍くなる、白髪が増える、爪とぎをしなくなるなどが老化のサインです。高齢になると心臓、腎臓、関節、口腔の病気が増え、がんや認知症になることもあります。
もしもに備えて、
防災対策を
猫や犬を連れて避難できる避難場所や経路を事前に確認。環境の変化によるストレス行動や共同生活を想定して、備えておきましょう。
猫や犬が安全に健やかに暮らすための住まい
猫や犬の習性を知って、健康や安全に配慮することはもちろん、室内でもストレスなく暮らせる住まいをつくりましょう。
ダイワハウスでは、ペットも人も快適に暮らせる住まいの提案やアイテムをご用意しています。
自由気ままな猫が
伸び伸び暮らせる家は?
自由気ままに、わが道をゆく猫。高い所がお気に入りで、日なたぼっこが大好き。猫が室内でも伸び伸びと動き回れ、高い所へ上り下りできるような通路を作ってあげると、快適に過ごせます。身軽な猫は棚やカーテンレールを経由して、エアコンに上ったり、キッチンカウンターに飛び移ったりすることもあるので、エアコンの位置を配慮したり、入ってほしくない部屋には、間仕切りやロック付きペットドアを設けてガード。また、専用の爪とぎ柱を設けることで、壁紙や家具の傷みを防ぐ効果も期待できます。
●キャットステップ
下りやすいように、互い違いに棚を配置。室内でも飽きずに、しっかり運動ができる。
●爪とぎ柱
猫が好む堅くて安定した爪とぎ柱で、壁紙や家具での爪とぎ防止を。
●トイレスペース
猫は排泄物を隠す習性があるので、トイレスペースは人目が気にならない隠れた場所に。
●室内用ペットドア
留守番のときは、ロックできる機能付き。
●ライトスルースクリーン
危険が多い水まわりなどを間仕切るスクリーン。半透明なので気配を感じることができる。
散歩や運動が大好き!
犬と人が仲良く暮らせる家は?
わんぱくで好奇心旺盛、運動が大好きな犬には、室内でも自由に遊べるような工夫を。床や階段は滑りにくく、体に負担をかけない素材を選び、危険なキッチンにはペットゲートで立ち入りを防止するなど、安全対策もしっかりとしておきます。寂しがり屋の犬には、家族の気配が感じられながらも適度な距離を保てる、リラックスできる居場所をつくってあげましょう。そして毎日の散歩がスムーズにできるように、足洗い場や散歩グッズの収納も考えておきたいですね。
●くつろげる居場所
人の気配が感じられるリビングの片隅などに居場所を。体温調節が苦手な犬に配慮して、床材はタイルなどに。
●滑りにくい階段・床
段差が低く、勾配が緩やかなコルク貼りの階段や、シリコンコートフローリングなど、滑りにくい素材を採用した床。
●足洗い場
玄関ポーチ脇に足洗い場があれば、散歩帰りに便利。お湯が使えると寒い冬も快適。
●ペットゲート
調理中のやけどや食材の誤食などを防ぐため、キッチンに設けたゲート。
2018年12月現在の情報となります。