エアコンのフィルターは空気中に含まれるホコリなどの汚れが付着し、蓄積すると目詰まりして、空気の取り込みを邪魔してしまいます。そうなると、フィルターがきれいな場合と比べ5~10%のムダな電力を消費することになります。シーズン中は2週間に1回程度、お手入れをしましょう。
掃除機能つきの場合は、基本的に日常のお手入れは不要ですが、ダストボックスにホコリをためるタイプなど、お手入れが必要な場合もあるので、取り扱い説明書を確認しましょう。
室外機のまわりをふさぐと冷房効率が低下するので、空気がスムーズに流れるよう片づけましょう。また、直射日光が当たると冷房効率が下がるので、よしずなどで日陰をつくるとよいでしょう。
人は風が当たると体感温度が下がり涼しく感じるので、扇風機を併用するのも有効です。また、エアコンの送風運転は、室外機が動かないので電力が少なくてすみます。熱気がこもっているときは、窓を開けて送風運転し、熱気を逃がしてから冷房すると効率的です。
エアコンで電力を多く使うのはスイッチを入れたり、温度設定を変えたとき。一定の温度で連続運転した方が電力がかからない場合も。センサーつきのエアコンでは、人のまわりが冷えたら、自動で風量などを調節し、効率よく快適な温度をキープしてくれます。
バスルームは、人の体から出る皮脂やアカ、石けんカス、カビなど、さまざまな汚れがつきます。汚れを放っておくと頑固な汚れになり、落としにくくなります。特に夏場はカビが生えやすいので注意しましょう。
カビが生える条件は、「温度(20~30℃)」「湿度( 70%以上)」「養分(皮脂・ホコリ)」。バスルームはこれらの条件がそろい、カビが生えやすい場所。入浴後は温シャワーで汚れ「養分」を洗い流してから、水シャワーで「温度」を下げます。その後、十分に換気して「湿度」を下げます。
ゴ壁や床、天井・ドア、窓まわりの継ぎ目などに使われているシーリング材や目地剤、パッキンなどはカビが繁殖しやすい場所。カビが浸透し黒くなると完全に取り除けません。カビが生える前に、汚れは浴室用中性洗剤をスポンジにつけてこすり落として洗い流し、から拭きしておきましょう。
排水口の汚れをそのままにしておくと、ぬめりが発生し、悪臭のもとに。ピンク色のぬめりは、細菌が繁殖した汚れ。ふだんから髪の毛やゴミを取り除き、ぬめりに気づいたら、目皿、ヘアキャッチャー、中の封水筒を取り外し、浴室用中性洗剤を使って丸洗いします。
換気扇にホコリなどの汚れがたまっていると、しっかり換気ができません。定期的にカバーを外し、取り除きましょう。また、浴室乾燥機はフィルターを取り外して、ホコリを掃除機で吸い取ってから中性洗剤を使って水洗いし、よく乾かしてから取りつけます。
2016年5月現在の情報となります。