衣替えでクローゼットやタンスにしまう前は必ず、洗濯やクリーニングに出して、汗や皮脂汚れを落としましょう。汚れが残ったまましまうと、黄色く変色したり、シミやカビの原因になります。
綿やポリエステルのシャツなどの黄ばみは漂白剤で落とせます。漂白の前に、襟まわりや袖口の黒ずみは、固形石けんを塗り、歯ブラシなどでこすり落とします。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤より、漂白力は劣るものの、繊維を傷めずに汚れの色素や汚れ自体を落とすことができます。必ず洗濯表示を確認してから行いましょう。
おしゃれ着用の中性洗剤で、やさしく手洗いが基本。水またはぬるめのお湯で洗い、十分にすすぎます。脱水は強く絞りすぎないようにし、乾燥機は使用しません。
麦わら帽子はブラシでホコリを払い、かたく絞った布で軽く全体を拭きます。内側の布の部分は中性洗剤をつけた布で拭き、水拭きします。綿や麻の帽子は、表示を確認して、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして手洗いを。よくすすいで軽く脱水します。
水洗いできるものは、ホコリを払ってから、薄めた中性洗剤を使って水洗いします。金属部分はタオルで水気を拭き取り、陰干しにします。
家の中をチェックし、もしものときの脱出路を確保。玄関や廊下の通行の妨げになる物や落下しそうな物は片づけます。転倒して出入り口をふさいだり、就寝中にベッドの上に倒れる可能性のある家具は移動させましょう。
大型家具はL型金物で固定したり、滑り止めシートなどを活用して動かないようにします。テレビなどの家電製品も落下する可能性があるので固定し、キャスターにはストッパーを。また、窓や食器棚のガラスには飛散防止フィルムを張っておきましょう。
物が飛んで外壁や屋根、窓ガラスが破損するケースも。庭やベランダは強風で物が散乱しないように片づけておきましょう。
屋根は瓦のひび割れ、ずれがないか、雨戸やサッシがはまっているか等の確認を。バルコニーの排水口に詰まったゴミなどを取り除き、水はけをよくしておきます。
自治体のホームページやハザードマップで、避難場所や避難ルートを確認し、家族との集合場所を決めておきます。携帯電話がつながらなかった場合の災害用伝言ダイヤルや伝言掲示板など、連絡方法も確認。自治体の防災情報メールサービスに登録したり、防災アプリも入手しておきましょう。
懐中電灯、ラジオなどは手元に置き、貴重品はまとめておきます。非常持ち出し袋は、実際に持って行動できる重さかどうか確認。水や食品等は使いながら、買い足してストックするローリングストック法がおすすめです。
2016年7月現在の情報となります。