近年、共働き世帯の増加に伴って、男性の家事参加の機会が増えました。家事を効率化する便利な電化製品も数多く登場しています。しかし、依然として女性の方が男性よりも家事の時間が長く、心理的負担が重いのも事実のようです。
そこでダイワハウスでは、全国でも特に共働き世帯の多い富山県の社員が核となり、女性を中心としたプロジェクトチームを結成。住まいづくりの工夫からアプローチし、家事に関する悩みを少しでも減らせるように意見を交わしました。そうして生まれたのが「家事シェアハウス」です。
日常生活の中には「掃除」「洗濯」「料理」など〝名前のある家事〞以外にも、〝名もなき家事〞が多く存在します。脱ぎっぱなしの洋服をハンガーにかけたり、落ちているごみを拾ったり、出しっぱなしになったハサミを引き出しにしまったり。一つひとつはささいなことでも、毎日積み重なると心理的な負担になります。ダイワハウスはこれら〝名もなき家事〞を含めたすべての家事を家族で共有することが、家事のお悩みを解決する秘訣だと考えます。
一人ひとりが自分の持ちものをきちんと管理できるスペースや、適所に設けた収納などによって、家事は驚くほどスムーズになります。また、帰宅後の動線にも一工夫。玄関から収納スペースやユーティリティを通ってリビングに向かうことで、着替えや小物の片づけがしやすくなります。
「家事シェアハウス」は、全国のダイワハウスでご提案しています。住まいづくりの際は、ぜひご参考にしてください。
ダイワハウスは3つのポイントを踏まえて、家事のお悩み解決につながる住まいづくりをご提案します。
1.家事は分担するのではなく、みんなでシェアするものと考える。
家事の多くはマイナスをゼロに戻す地道な作業。いくつかの作業を分担するのではなく、名もなき家事を含めて、家族みんなでシェアする意識を持ちましょう。
2.家事シェアの秘訣は情報とルールを共有すること。
たとえば「火曜は資源ごみを出す」といった情報と、「古新聞は玄関収納に入れる」といった家事に関するルールを、家族みんなで共有することが大切です。
3.家事シェアすることで、コミュニケーションのきっかけに。
「いつもありがとう」「こうすると上手にできるよ」など、家事について会話することで、コミュニケーションが生まれます。「家事=家族事」と考え、楽しみながら取り組みましょう。
Aファミリーユーティリティ
帰宅後はここに上着をかけ、手洗いや着替えを済ませます。洗濯物干しからアイロン掛けまで、洗濯家事をスムーズに行えるスペースです。
B自分専用カタヅケロッカー
一人ひとりの荷物を個別に管理するロッカーを玄関に設置。スリッパや家の鍵など、毎日使う小物を収納します。個人宛の郵便物の仕分けにも便利。
C自分専用ボックス
リビングやダイニングには個人の荷物が散らかりがち。一人ひとりのボックスに片づければ、大事なものの紛失も防げます。
Dお便り紙蔵庫
冷蔵庫にペタペタ貼ってしまいがちなお知らせプリントやDM、チラシなどをまとめます。来客時はさっと扉を閉じて隠せます。
Eキッチン横マルチスペース
多目的な収納スペースをキッチンの横に設置。かさばる分別ごみ箱の収納や、タブレット型端末を使ったWEBレシピ参照に便利です。
F階段ポケット
畳んだ洗濯物など2階に持っていくものは、階段の踏面に置かず、ここに一時置き。使わないときは飾り棚としても活用できます。
2017年2月現在の情報となります。