近年、猫の人気はますます高まり、2016年の飼育頭数は約984万頭※で、犬の約987万頭に迫る勢いです。交通事故や感染症を避けるため、猫の室内飼育が推奨され、多くの猫がその一生を家の中で過ごしています。
そこでダイワハウスは猫が健やかに幸せに過ごせる空間づくりに注目し、「猫と暮らす」プロジェクトを開始しました。実際に犬と猫を飼うエッセイスト・石黒由紀子さんをアドバイザーに迎え、ベネッセコーポレーションが発行する生活情報誌「ねこのきもち」の協力のもと、猫と人が快適に共生できる住まいを考えました。「キャットウォーク」や「爪とぎ柱」など猫にとってうれしい設備・仕様だけでなく、人間と猫の動線を考慮したプランを採用。猫を含めた家族全員が心地良い居場所をつくれる住まいをご提案します。
既に猫を飼っている人もこれから飼育を考えている人もぜひ、愛猫との暮らしを想像し、互いに楽しく穏やかに過ごせる空間を実現してください。
※一般社団法人ペットフード協会「平成28年 全国犬猫飼育実態調査」より
猫も人もうれしい住まいのアイデア
爪とぎや、上下運動、日光浴など猫の日常的な行動に配慮した設備を取り入れましょう。
猫は狭い場所や高い場所を好む上、家中を歩き回ります。キッチンや洗面室など危険なスペースには仕切りが必要です。
調湿・防臭効果のある壁紙や手入れしやすいタイルを採用したり、ペット用品の収納場所を設けたりしましょう。
キャットウォーク
高い場所でゆったりと過ごすのが好きな猫のための通路。一部が透明なアクリルで、真下から猫の肉球を眺めることができます。
キャットタワー
キャットウォークにつながる造作棚。段違いに配置することで、上下運動が好きな猫が室内でも飽きずに運動できます。
キャットドア
猫が自由に行き来できる専用の通用口。ロック機能もついており、お留守番時など入ってほしくない時には閉め切ることも可能です。
爪とぎ柱
固く安定した場所で爪とぎができるよう、天井まで麻縄を巻き付けた柱を設置。壁紙や家具での爪とぎを防ぎます。
ライトスルースクリーン
可動式の間仕切りで、キッチンや浴室など、入ってきては危険な時に使用します。互いの気配が感じられる半透明の素材です。
トイレスペース
人の目が気にならない玄関収納内に設置し、床は掃除しやすいタイルを使用。扉下がオープンになっていて、猫がスムーズに出入りできます。
2017年4月現在の情報となります。