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2009年 看護職員の労働実態調査/日本医療労働組合連合会

日本医療労働組合連合会(医労連)は、2009年末~今年1月にかけて「看護職員の労働実態調査」(有効回答数:27,545名)を実施。特に今回、看護職員の絶対的な人手不足や労働基準法違反の常態化、看護職員自らの健康面への不安が明らかになった。

看護職員の健康実態は前々回の1988年調査と比べて悪化。いわゆる『慢性疲労』は73.5%で、7.2ポイント悪化(1988年比)した。
また、妊娠時に順調であったのは22.4%(同比8.2ポイント減)しかなく、症状では「妊娠中毒症」以外の症状が増加。特に「切迫流産」は34.3%(同比10.0ポイント増)と大きく増加した。さらに、過重労働の中でも妊娠時における夜勤免除を3分の1の方が受けていないことが分かった。

労働基準法違反においては、約3分の2が賃金不払い労働(サービス残業)を行っていることが判明。「10時間以上」を合わせると13.9%、「50時間以上」では0.6%となった。
そして、仕事を辞めたいと「いつも思う」21.7%と「ときどき思う」57.6%を合わせると全体の約8割。辞めたいと「思わない」のは、15.0%にとどまった。「辞めたい理由」としては、「人手不足で仕事がきつい」46.1%が最も多く、「賃金が安い」37.0%、「思うように休暇がとれない」35.4%、「夜勤がつらい」30.5%、「思うような看護ができず仕事の達成感がない」30.5%と続いた。

 

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