厚生労働省の「病院報告(10年4月分概数)」によると、今年4月における病院全体の1日平均在院患者数は、前月比1万379人減の131万9326人、一般病床の平均在院日数は前月比0.1日減の18.0日となった。
病床種別で見た1日平均の在院患者数では、一般病床が69万8088人(前月比6971人減)のほか、療養病床が30万7450人(2170人減)のうち介護療養病床は7万7805人(同1247人減)、精神病床は31万750人(同1255人減)といずれも減少。結核病床のみ60人増加して2988人となった。また、外来患者の合計は145万5339人(同3654人減)だった。
病院全体の平均在院日数は、前月から変わらず32.0日。一般病床が18.0日減(同0.1日減)、療養病床は167.1日(同3.0日減)、そのうち介護療養病床は274.9日(同13.5日減)、精神病床は291.0日(同0.5日減)、結核病床は68.2日(同2.2日減)といずれも減少している。有床診療所の療養病床は99.6日(同2.5日減)で、そのうち介護療養病床は94.5日(同0.4日減)であった。
また、3月末時点での病院病床利用率は80.1%で、前月から1.6ポイント増加した。病床種別では、一般病床が72.9%(同2.8ポイント減)、療養病床91.6%(変化なし)、介護療養病床94.9%(同0.6ポイント減)、精神病床89.3%(同0.2ポイント減)、結核病床35.5%(同0.8ポイント増)。診療所の療養病床は69.0%(同0.6ポイント増)、うち介護療養病床は79.0%(同1.9ポイント増だった。