厚生労働省発表の7月分毎月勤労統計調査の結果速報によれば、医療・福祉業界の1人当たり現金給与総額(フルタイム労働者とパートタイム労働者を合計した平均)は、前年同月比3.2%減の31万6831円だった。調査対象は5人以上の規模の事業所。30人以上の規模に限ると、医療・福祉業界の給与総額は35万4324円だった。なお、全産業平均は1.6%減の36万773円。
医療・福祉業界の現金給与総額の内訳は、所定内給与が23万5408円(同0.2%増)、所定外給与が1万3913円(同0.2%減)、特別に支払われた給与が6万7510円(13.7%減)だった。医療・福祉業界の月間総労働時間は138.6時間(同0.5%減)、出勤日数は18.9日(同増減なし)
医療・福祉業界の労働者総数は593万1000人(前年同月比4.1%増)。フルタイム労働者が423万6000人(同2.7%増)、パートタイム労働者が169万4000人(同7.1%増)。入職率は1.53%(同0.07ポイント減)、離職率は1.46%(同0.08ポイント減)だった。