友人や離れて暮らす家族にしばらく会えていないという方も多いでしょう。
メールやSNSで簡単に連絡が取れる今だからこそ、
手書きの手紙は、より相手に気持ちが伝わるもの。
便箋や封筒などにもこだわって、もっと気軽に手紙を楽しみましょう。
しばらく会っていない友人への手紙。相手の顔を思い浮かべながら、気負わず自分の言葉で書いて。
●便箋・封筒:ブルーのカタバミの花束がモチーフの「一筆箋 花束」「角封筒 花束」/平つか
●万年筆:軸が六角形で持ちやすく、初めてでも使いやすい万年筆。別売のカートリッジインキは全10色。「カクノ」/株式会社パイロットコーポレーション
手書きだからこそ伝わる 手紙の魅力
思いがけず手紙を受け取って、うれしい気持ちになったことはありませんか。手書きの手紙には、その文面以上に「自分のためにわざわざ書いてくれた」と感じられ、心が温かくなるもの。久しぶりに友人から届いた手紙の文字を見ただけで、懐かしい思い出がよみがえることもあるでしょう。「字は体を表す」ともいわれるように、相手を想像できるのも手書き文字ならではの良さですね。
簡潔な言葉で気持ちを伝える
普段手紙を書かない方にとっては、特に用事がないのに手紙を送るというのは、少しハードルが高いかもしれません。でも「元気にしているかな」「久しぶりに話したくなった」そう思ったとき、素直にその気持ちを書いてみるといいでしょう。
目上の方への手紙は、頭語(拝啓など)→時候の挨拶→本文→結びの挨拶→結語(敬具など)のような構成で書くのが一般的ですが、親しい友人や家族に出す手紙なら、それにとらわれず自由に書いてみましょう。長文でなくてかまいません。大切なのは、自分の言葉でできるだけ簡潔に書くこと。自然と言いたいことや気持ちが伝わる手紙になります。
手紙が楽しくなるレターグッズを選ぶ
手紙を書くときは、筆記用具にもこだわってみましょう。インクのにじみが文字に表情を与えてくれる万年筆は、書くときにもちょっと特別な気分になります。書き慣れない方にも使いやすい、手頃な価格のものもあります。インクの色も選べるので、送る相手や便箋によって使い分けてもいいですね。
手紙は封筒を開けるときのワクワク感も魅力。どんなデザインの便箋や封筒にするか、選ぶのも楽しいもの。すてきなレターグッズとの出合いが、手紙を書くきっかけになるかもしれません。
手紙が楽しくなるヒント
便箋や封筒、切手選びで自分らしさを表現しましょう。
封筒にひと工夫
ひと工夫を加えた封筒で送るのも楽しいですね。スタンプを押したり、シールを貼ったりするだけでもオリジナル感が出ます。
①DMのように透明ビニール封筒を使用し、あえて中身が見える仕掛けに。※宛名シールや切手を貼る場合、また封入物の大きさにより定形外郵便扱いに。 ②シンプルな封筒に窓を開けたり、イラストをプラス。手紙の内容と連動させるのも楽しい。 ③布をカラーコピーして封筒を手作り。※郵便料金等については各自ご確認を。
小さなメッセージを添える
ちょっとしたお礼や贈り物を渡すときなど、ひとこと添えるのに便利なのが一筆箋。便箋より文字を書くスペースが少ないので気軽に使えます。メッセージカードのようなミニレターセットならもっとカジュアル。家族や職場での伝言にもいいですね。
温かみのある風合いが魅力の「活版印刷の一筆箋」と、気軽に使える「ミニレターセット」/株式会社デザインフィル ミドリカンパニー
パンやジャムの形がユニークなミニレター。
①「ゴロゴロミニレターセット(パン)」
②「サンドイッチレター」
③「ジャムレター」/古川紙工株式会社
切手で遊び心をプラス!
最近は、キャラクターものや形の凝ったものなど、切手のデザインが豊富です。特殊切手といわれる、枚数限定で発行される切手シートにもさまざまなシリーズが登場。郵便局では、家族やペットの写真、イラストなどで切手を作ってもらえる「オリジナル切手作成サービス」もあります。
絵本の世界、ご当地グルメ、季節のモチーフがテーマの切手シート。シール式で使いやすい。
切手と組み合わせて楽しめるスタンプも。切手を荷台やバイクにのせて運んだり、背負い投げをするこびとさんがかわいい。「切手のこびと」/ベクトカルチャー株式会社
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