人は寝ている間に約200ccもの汗をかきます。ふとんの中は温度も湿度も高く、アカやフケなどが養分となり、ダニやカビが発生しやすくなります。また、静電気が室内のホコリを引きつけたり、ふとんからも繊維などのホコリが発生。ふとんはこまめに天日干しして湿気をとり、シーツやカバーは洗濯して清潔にしましょう。
ダニは50℃以上の状態に30分以上おくことで死滅するといわれ、天日干しでは死滅しません。ふとん乾燥機の場合はダニ退治機能を使用後、掃除機で死骸を吸い取ります。コインランドリーの乾燥機も有効。素材によっては熱に弱いものもあるので必ず表示の確認を。
シーズンが終わり、しばらく使用しない寝具は、干して湿気を逃がしてから、通気性のよい袋に入れるか、使い古しのシーツなどに包み、湿気の少ない場所にしまいます。ウールやシルクなど天然素材の場合は防虫剤を入れておきましょう。マットレス、敷きぶとん、毛布、掛けぶとんと重ね、軽いものが上になるよう収納します。
羽毛ぶとんの場合、天日干しやカバーの洗濯をこまめにすれば、洗濯は5年に1度ぐらいでよいといわれます。表示を確認して水洗い不可の場合は、専門業者かクリーニング店へ。水洗いが可能な場合は「おしゃれ着洗い用」の中性洗剤を使用します。羽毛ぶとんを天日干しで乾かすには2~3日かかり、完全に乾かさないとカビやシミ、悪臭の原因となります。コインランドリーの大きめの洗濯乾燥機を利用すれば、時間も短縮できて便利です。
窓ガラスの室内側には、ホコリや手あか、たばこのヤニ、キッチンからの油煙、外側には砂ボコリや排気ガス、花粉などがつきます。
網戸が汚れていると、せっかくきれいに拭いた窓に汚れが移ってしまうので、窓拭きの前に網戸の掃除を。また、カーテンが汚れていると窓の内側にホコリがつくので、定期的にホコリを払い、洗濯をするようにしましょう。
窓掃除は、暖房シーズンが終わる春や台風シーズンの後の秋ごろがおすすめです。また、水や洗剤が乾燥しやすい晴れの日より、くもりの日や雨上がりが向いています。湿気で汚れがゆるみ、落としやすくなります。
スクイジーがあれば大きな窓も短時間で拭けて便利です。 左から右、上から下へ一方向に動かすのがコツ。片手にぞうきんを持って一方向に動かす度にぬぐうと、きれいに仕上がります。
ふだんはホコリをハンディタイプのペーパーモップで拭き取るか、掃除機で吸い取ります。汚れがひどい場合は、ぞうきんなどで全体をぬらしてから、中性洗剤を薄めた液を含ませたスポンジで両側からはさむようにこすり洗いします。取り外せる場合は、外して丸洗いし、汚れを洗い流すと簡単にきれいになります。
サッシレールにたまった砂や泥、ホコリは、サッシブラシを使ってかき出します。取り切れない汚れは掃除機で吸い取ります。こびりついた汚れは、割り箸に布を巻きつけ、中性洗剤を薄めた液を染み込ませてこすり落とします。
サッシ枠にたまったホコリは歯ブラシなどで払い落とし、かたく絞ったぞうきんで拭き取ります。
2016年3月現在の情報となります。